白い食べ物、好きですか?
こう聞かれても、なんとなくピンとこない人が大半なのではないでしょうか。
しかし、きっと日本人なら白い食べ物を嫌いな人はいないはずです。
それだけ白い食べ物は私たちの周囲に多く存在し、普段からよく食べられています。
ところが残念なことに、白い食べ物は美味しい反面、体に負担をかけ、とても健康に良いものとは言えません。
中には、白い食べ物ががんや心臓病などの生活習慣病を引き起こしているという説もあるほどです。
この記事では、数多くある白い食べ物の中から特に身近な6つの物をご紹介します。それぞれどんな悪影響をもたらすのかも簡単に説明します。
30秒でわかる記事の概要
白い食べ物 その1:パン
まず最初はパン。白い食べ物の代表格です。
パンの原料といえば小麦ですが、これが問題です。
小麦を抜く食事法、いわゆるグルテンフリーが健康に良いと昨今話題になっていますが、これは、裏を返せば小麦が体に様々な弊害をもたらすということです。
アレルギーや血糖値・血圧の上昇、便秘やアルツハイマー等、様々な病気の原因にもなるとされています。
ちなみに小麦を主原料にしている食べ物なら、パンに限らず、うどんやパスタなども同様です。
できれば小麦は避けるのが望ましいのですが、日常的に食べるものが多く、それはなかなか難しいもの。
そこで、パンやパスタは全粒粉を使用したものに変え、うどんは蕎麦に変える等するのがオススメです。
また、パンに限って言えば、後述するトランス脂肪酸や食品添加物も多量に含まれていることも大きな問題です。
主食やおやつにパンをよく食べるという方は、今日から改めましょう。
白い食べ物 その2:牛乳
次は牛乳です。(正確に言えば白い食べ物ではなく飲み物ですが)
学校給食の定番で、テレビCMなども多く放映されていることから、カルシウムを補給し骨を強くするイメージのある牛乳ですが、実際は真逆。
骨を強くするどころか、牛乳に含まれる乳タンパクは骨を溶かし脆くする原因になります。
それだけではなく、他にも様々な弊害が起こることが指摘されています。
乳ガンの原因にもなることが分かっていますし、血管を詰まらせる作用があることも指摘されています。
また、そもそも日本人の体には牛乳を分解する酵素が存在しないため、欧米人ならともなく、日本人には不向きな飲み物とも言われています。「牛乳を飲むとお腹を壊す」という方が多く居ますが、これは自然なことなのです。
牛乳はお酒等と同じ嗜好品と割り切り、たまに飲むくらいがちょうど良いと私は考えています。
どうしても飲みたい場合は、自然のまま放牧で育った牛の生乳を飲むようにすると良いでしょう。
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白い食べ物 その3:豆乳
3つ目は豆乳です。
上記で牛乳の弊害を指摘したところで、「それならば豆乳なら良いのでは?」と思った方は多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら豆乳も、必ずしも体に良いものとは言えません。
中でも特に、一般に広く流通している『調整豆乳』は危険。
上記写真にあるように、まずは主原料となる大豆がカナダ産。農薬を大量に使用した大豆です。
他にも、砂糖や食品添加物(乳酸カルシウム、乳化剤、カラギナン、香料)がたっぷり。
これでは健康飲料であるどころか健康を害する危険性があります。どうしても飲みたい場合は、オーガニック大豆を使用した豆乳にしましょう。
また、オーガニック原料の植物性プロテインなら、お湯に溶いて飲むと豆乳のような味わいです。栄養もたっぷりで、料理にも違和感なく使えます。
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白い食べ物 その4:白米
もちろん白米も例外ではありません。
白米は読んで字のごとく白いお米。白い食べ物のひとつです。
白米が体に良くない理由はズバリ、GI値の高さ。
GI値とは、簡単に言うと体に糖分が吸収されるスピードを表した値のことなのですが、
GI値が高い=血糖値が上がりやすいことを意味します。
※関連記事:GI値が高い食品ランキング
血糖値が上がることで、糖尿病や高血圧、心臓病や情緒不安定など様々な疾患・病気を引き起こすことがわかっています。
玄米がおすすめ!
そこでおすすめしたいのが玄米。
血糖値の上昇を穏やかにするだけでなく、食物繊維やビタミンB群など、栄養価の面でも白米より断然優れています。
ただしこれにも諸説あり、農薬を使用して作られた玄米はダイレクトに農薬の影響を受けやすいため、それならば外皮を排除した白米の方が良いとも言われています。
また、玄米の外皮にはフィチン酸などの『生物毒』が含まれることもわかっています。
生物毒とは、植物が外敵から身を守るために身に着けた物質で、少量であればさほど影響はありませんが、摂りすぎは禁物です。
この生物毒を避けるためには、味噌と一緒に食べたり(味噌汁がおすすめ)、発芽玄米にしたり発酵させて酵素玄米にする等するのが良いとされています。
もちろん玄米も栽培方法にはこだわり、オーガニック栽培で、かつ天日干しの玄米が理想です。amazonでも手に入りますので、自分に合ったものを選びましょう。
雑穀もおすすめ
他に、大麦(もち麦・押し麦)やもちあわ等の雑穀もおすすめできます。
こちらも玄米同様に、ビタミンB群・食物繊維・ミネラルといった栄養が豊富な食品。
白米に混ぜて炊いたり、白米を大麦に置き換える(麦飯)等、食事の際のバリエーションも豊富です。
代表的な雑穀は、以下の記事にそれぞれ詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。
「白米は体に悪い」とのニュースが大手サイトに掲載
※2018年5月追記
最近の記事で『最先端の医学では「白米は体に悪い」が常識だ』というニュースが東洋経済オンラインに掲載。
この記事にも、精製(精白)されたお米は血糖値を上げ、脳卒中・心筋梗塞などの病気のリスクを高める可能性があると記載されています。
また、代用品として精製していない「茶色い」炭水化物を摂ることの重要性も同じで、玄米が例として挙げられています。
白い食べ物 その5:白砂糖
続いては砂糖です。
見るからに白いので、『白い食べ物』と聞いて白砂糖を連想された方も多いはず。
砂糖は実に様々な病気の原因物質。糖尿病は言うまでもなく、アトピーや精神疾患などの原因にもなり得る物質です。
ケーキやチョコレート、アイスクリームなどのお菓子はもちろん、調味料としての砂糖そのものにも気を遣いましょう。
一般的な白い砂糖は、精製されて栄養価が下がり、血糖値を上昇させる作用の強いもの。
なお、蛇足ですが、砂糖だけでなくカロリーオフやカロリーゼロ飲料に必ず含まれている人工甘味料にも要注意です。
砂糖の代用品として健康に良さそうなイメージがありますが、砂糖の何十倍~何百倍もの甘さを持ち、糖尿病のリスクを高めることがわかっています。
※関連記事:人工甘味料の種類と危険性
できれば砂糖や甘味料は使わないのがベストですが、もし使う場合は、必ずオーガニック原料でできた自然のままの茶色いもの、もしくは、自然由来の精製されていない甘味料を使うなどするのがおすすめです。
>>カロリーゼロ。糖尿病の人でもOKの天然の甘味料『ステビア』はこちら。
白い食べ物 その6:マーガリン
最後はマーガリンです。
過去に何度も触れていますが、マーガリンはトランス脂肪酸の一種。別名『食べるプラスチック』とも言われるほど危険な物質です。
トランス脂肪酸は、肥満や生活習慣病、不妊や記憶障害まで、どれも恐ろしい病気を引き起こします。しかも、市販のお菓子やパンなど多くの食品に必ず入っているため、なかなか避けるのが難しい物質でもあります。
前述したパンにマーガリンを塗って食べる方は非常に多いのではないでしょうか?
パン自体にもトランス脂肪酸は含まれているのに、さらにマーガリンを塗るなんて以ての外。白い食べ物どうしを同時に食べることほど危険なことはありません。
こちらも食べないのがベターですが、どうしても食べたくなったら、マーガリンではなくバターを使うようにしましょう。(ただし、バターも摂り過ぎには注意です!)
『体に悪い食べ物』は他にもたくさん!
以上、白い食べ物の代表例6つをご紹介してきましたが、これ以外にも『体に悪い食べ物』はあります。
しかもそのほとんどが一般的には体に良いイメージのあるものばかり。
あなたが普段「体に良いだろう」と思い込んでいる食べ物・飲み物もきっと多いはずです。
その代表例は、以下2つの記事に簡単にまとめていますので、ぜひ合わせてご一読ください。
まとめ
いかがでしょうか?
白い食べ物は、タバコよりも危険な食べ物とも言えるほど、その影響は様々なものがあります。
また、白い食べ物は、これだけ身の回りに溢れています。それだけに全部を避けるのは難しく、私自身もすべて徹底できているかといえばそうではありません。
しかし、それを体に悪い物として認識しているのといないのとでは雲泥の差があります。
まずはきちんと学び、少しずつ食生活を変えてみましょう。
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