【雑穀・その4】大麦・押し麦・もち麦の効果&栄養まとめ!便秘改善・ダイエット

大麦 押し麦 もち麦

※出典:まんま倶楽部

雑穀シリーズ・第4回目は『大麦』です。

大麦は、雑穀の中でも最も私たちになじみのある食材ですが、優れた効果があることはあまり知られていません。

実は、大麦はデトックスに最適な食材。食生活が乱れがちな方におすすめです。

今回は、大麦に含まれる栄養と健康上の効果をご紹介します。

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はじめに:大麦とは?

大麦 押し麦 もち麦 麦

大麦とは、一般的に言う『麦』のことです。上の写真にあるような形をしています。見たことがある人はきっと多いのではないでしょうか?

大麦は雑穀のひとつとして、そのまま炊いてとろろ芋と一緒に『麦とろ』として食べたり、
ビールやウイスキー、焼酎などのお酒の原料になったり、麦茶や味噌や醤油に使われたり、私たち日本人の生活に密着している雑穀です。

押し麦、もち麦も大麦の一種

オーサワの押麦(五分搗き)

ところで、麦と名前につく食品には色々な種類があります。

『押し麦』『もち麦』といった名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

実はこれらも、広い意味では大麦の一種。

『押し麦』は、大麦を蒸気で蒸しやわらかくしたものをローラーでつぶすようにして押し、平べったくしたもの

『もち麦』は、大麦の中でももちもちとした食感のものです。

お米にも、普段食べるうるち米と、お餅にするもち米があるのと同じで、大麦にもそれがあります。

ちなみに、大麦は日本で古くから食べられていて、奈良時代には色々な地域で栽培され、江戸時代には主食にもなっていた穀物です。

このように、大麦は今も昔も私たち日本人に密着した食品なのです。

大麦のカロリー

大麦のカロリーは100gあたり340kcalで、白米の356kcalに対し、16kcal少ない値です。

微々たる量ですが、毎日食べる主食としてはこのわずかな積み重ねが大事です。

雑穀『大麦』の栄養まとめ

では次に、大麦に含まれる代表的な栄養素をご紹介します。白米と比べてどれくらい違うのかも合わせて記載しました。

ビタミン類

 栄養素の名前  含有量  白米の何倍?
 ビタミンE  0.14mg  同量
 ビタミンB2  0.06mg  2倍
 ビタミンB6  0.2mg  同量

ミネラル類

 栄養素の名前  含有量  白米の何倍?
 ナトリウム  2.8mg  2倍
 カリウム  238mg  2倍
 カルシウム  23.8mg  3倍

今まで紹介してきたもちきびもちあわヒエに比べてビタミン類はあまり多くありませんが、ミネラル類は他の雑穀と同じように豊富に含まれています。

しかし、大麦の優れている点はミネラル類の豊富さではありません。

最も特徴的なのは食物繊維の多さで、なんと白米の18倍も多く、しかも、水溶性・不溶性の食物繊維をバランスよく含んでいます。

雑穀『大麦』の効果・3つ

それでは、大麦を食べるとどんな健康効果があるのでしょうか?

大麦の効果1:胃腸の調子を整える

食物繊維が豊富なので、胃と腸の調子を整えてくれます。

下記の記事で解説していますが、食物繊維は腸を掃除し、腸内環境を整えてくれます。

また、大麦は消化がとても良い食べ物で、白米の1/3の時間で消化されるので、胃に負担をかけません。

胃腸の弱い方は白米の代わりに大麦を食べるのがおすすめです。

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大麦の効果2:便秘の改善

水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含むので、体の中の老廃物を排出する作用が抜群です。

そのため便秘気味の人に特におすすめ。普段、白米を食べている人は、白米の代わりに麦飯にするだけでも効果が見込めます。

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大麦の効果3:ダイエット

大麦に含まれる食物繊維は、排泄だけでなく悪玉コレステロールを分解してくれます。
また、豊富なミネラル分が血流を改善して代謝が上がるため、ダイエットにぴったり!

さらに嬉しいのは腹持ちの良さ。不溶性食物繊維は水分を含むとお腹の中で膨れるので、満腹感がアップ。

大麦はダイエット向きの雑穀と言えます。

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雑穀『大麦』について:まとめ

いかがでしょうか?

このように、大麦はデトックス向きの食材。大麦を使った料理のバリエーションが広いことが示すように味が良いのも特長なので、始めやすくて続けやすい雑穀だと思います。

他の雑穀と一緒に白米や玄米に混ぜて炊いたり、一食分を白米から麦飯に置き換える等して、取り入れてみましょう!

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