「牛乳は体に悪いから、子どもには飲ませない」
しばらく前に、松嶋尚美さんがTVで、こう発言しました。
炎上するまでの大騒ぎになりましたが、これはつまりそれだけ多くの人が気にしている話題であるということ。
牛乳が体に悪いかどうかで言えば、
絶対にとは言いませんが、
牛乳はいわば嗜好品。子どもに、ジュースや、ましてやお酒を絶対に飲ませないように、牛乳もこれらと同じだと考えています。しかし、残念ながら
- なぜ牛乳が体に悪いのか? 本当に体に毒なのか?
- 牛乳を飲むことでどんな健康被害(病気)があるのか?
それを知っている方はあまりいないように思います。
そのため、
この記事では、牛乳が体に悪い理由を知っていただくために牛乳がもたらす可能性のある病気をご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
結論:牛乳は毒であり、体に悪い。飲んではいけない。
体に良い・悪いの議論がなされる牛乳ですが、結論はこうです。
「牛乳は毒であり、体に悪い。飲んではいけない。」
控えめに言っても決して体に良いものではなく、お酒やジュースと同じ『嗜好品』であり、少なくとも健康のために飲むようなものではありません。
日本人の体には牛乳を分解する酵素がありませんし、分解酵素の備わっている欧米の人々の間ですら、牛乳=体に悪いという認識は確実に広まっています。
恐らく多くの人は、昔から給食で出され、テレビでもCMが多く流れる牛乳を体に悪い物だと認めるのがイヤなだけでしょう。
しかし、これから下の内容をお読みいただければ、そのイメージこそが嘘だと気づくはずです。
牛乳は、戦後の占領政策でアメリカが持ち込んだもの。
牛乳が体に悪い理由をご紹介する前に知っておいていただきたいのは、牛乳の歴史について。
昔なら飲まれてきたようなイメージがありますが、実はこれは誤りなのです。
牛乳は給食の定番メニューということもあり、私たちにとっては馴染みの深い飲み物。
そのため、昔からずっと飲まれてきた健康飲料のようなイメージがありますが、実はごく最近飲まれ始めたものなのです。
日本で牛乳が飲まれ始めたのは戦後のこと。
戦後の『日本占領政策』でアメリカが持ち込んだものであり、もともと日本では牛乳を飲む習慣がありません。
牛乳を飲むことを推奨する際に出る「昔から飲まれてきたものだから体に良いはずだ」という考えは、誤りなのです。
※このあたりのより詳しい説明は、真弓定夫氏と内海聡氏の共著『医者だけが知っている本当の話』をご覧ください。
牛乳が体に悪いと言える理由・健康被害まとめ
ここからは、『牛乳が体に悪い』といえる理由をご紹介します。
牛乳が引き起こすとされる健康被害・病気を具体的に挙げていきたいと思います。
1:骨粗しょう症を起こす
『カルシウムを多く含むから骨を強くする』というイメージの強い牛乳です
市販の牛乳は骨に含まれるリンを取り除いてしまい、
この結果起こるのが骨粗しょう症。
アメリカのハーバード大学が10万人近くの男女を対象に行なった22年間の調査の結果、同大学の研究チームは、10代で一日にグラス1杯の牛乳を飲むごとに、大腿骨頸部骨折リスクが9%増加するという衝撃的な発表をしています。
ちなみに、カルシウムの量で言えば、牛乳よりも含有量に優れた食品はたくさんあります。
同じ量の牛乳と比較して、ヒジキは約14倍、わかめは7倍の量のカルシウムを含んでいます。
骨を強くするため、カルシウム補給のためと牛乳を摂ることは誤りです。

2:乳ガンの原因
最近、北斗晶さんが闘病し、小林麻央さんの命を奪ったことで話題の乳ガンですが、牛乳は乳ガンの原因となることもわかっています。
白血病ウイルス、エストロゲン(女性ホルモン)、そして抗生物質。
牛乳と乳ガンはなんとなく結びつかないかもしれませんが、私の知る限りだけで3つもの原因物質が含まれています。
ちなみに、北斗晶さんのブログを見てみると、度々牛乳を使った料理のレシピが登場します。
もちろん他にも原因はあるかもしれませんが、牛乳の摂り過ぎが原因の1つとも想像できます。

3:アレルギー(アトピー・ぜんそく) を起こす
牛乳に含まれる乳タンパクは、
腸は人間の免疫を司る中枢器官なので、腸に負担がかかる=
この結果起こるのがアレルギーです。アトピーによる湿疹や肌のかぶれ、喘息などの症状が現れます。
私も元アトピー体質だったのですが、
今思えば、「こんなに恐ろしいものを毎日口にしていたのか」とゾッとします。

4:心臓病や脳卒中の原因
牛乳には脂肪が多く含まれます。
脂肪が血中に溶け出すと悪玉コレステロールとなり、これが
このドロドロした血液が血管に詰まることで起こるのが心臓病や脳
心臓近くの血管が詰まれば心臓病を、脳の近くの血管が詰まれば脳卒中を引き起こします。
心臓病と脳卒中というと全く別の箇所(臓器)で起こる病気。
一見したところ関係なさそうに思えますが、

5:虫歯の原因
牛乳が骨粗しょう症の原因になるメカニズムは最初にご紹介した通
歯の組織をボロボロにしてしまうため、
また、牛乳に含まれる乳糖も虫歯の原因。
乳糖は砂糖などと同じ糖質の一種なので、糖質をエサとする虫歯の原因菌『ミュータンス菌』を増やしてしまいます。
乳歯のうちも油断はできませんが、

6:白内障の原因
牛乳に含まれる乳糖は『ガラクトース』と呼ばれるものに分解され、目に溜まり白内障の原因になることも。
日本人はガラクトースを体の中で分解するための酵素がほぼありません。
そのため、体内に留まり続けたガラクトースは体中をさまよい、最終的に落ち着く場所が目だとされています。
ちなみに白内障と聞くと高齢者に多い病気というイメージですが、最近では20代・30代にも白内障が増えているようです。

7:自閉症や発達障害の原因
牛乳に含まれるカゼインとよばれるタンパク質は、
この物質はカゾモルフィンと呼ばれ、別名『脳内麻薬』とも呼ばれています。
ノルウェーのオスロー大学のカール・
しかもカゾモルフィンは蓄積性があり、
つまり、
牛乳は学校給食の定番。
学校給食は実に罪深いことをしているのだということが分かります

牛乳を飲むと、人も牛も不幸になる。
牛乳を飲むと私たち人間が不幸になるのは上記のとおりですが、実は不幸になるのは人間だけではありません。
人間が牛乳を飲むことは、牛たちを不幸にすることにもなるのです。
牛本来の自然に暮らしの中なら、通常は生後半年くらいは親子水入らずで過ごします。当然、その間は子牛は母親のお乳を飲んで育ちます。
しかし、乳牛となるメスの子牛は生まれてから数日で親からむりやり引き離されてしまいます。
そして、生後3週目までは牛乳を与えられますが、その後は将来乳牛として利用できるよう、お乳が出やすくなるよう調整された不自然な食事を与えられます。
これを人間に、あなた自身のことに置き換えて考えてみてください。
あなたが、生後数日で愛する我が子を引き離されたら、どう思うでしょうか?
本来食べるべき(飲むべき)ものとはかけ離れた不自然な食事で育てられた我が子が、健康に育つでしょうか?
もちろん自然放牧で暮らす牧場もありますので、一概にすべての酪農家の方が当てはまるわけではありません。
しかし、少なくともテレビCMが頻繁に放映され、スーパーに多く並ぶ大手メーカーの牛乳を買い続ける限り、牛たちを不幸することになるのです。
世界的には『牛乳を避ける方向』に向かっている!
さらに世界的に見れば、牛乳は避けられるべき食品(飲料)という認識が拡大しており、牛乳やそれを原料とした食品・飲料の販売も落ち込んでいます。
事実、アメリカでの牛乳の消費量は急激に減少しており、2010年の牛乳の消費量は60年前の1/6以下となっています。(下記グラフを参照)
こうした流れを受けて、世界第2位の乳製品メーカーである『DANON(ダノン)社』は、今後、牛乳・乳製品ではなく、植物性の食品の製造・販売を優先するという方針を示しました。
同社は、植物性食品や有機農産物、オーガニックの牛乳、乳製品など、栽培・生産法にこだわった食品メーカー『ホワイトウェーブフーズ社』の買収を検討。
このホワイトウェーブフーズ社の売上は、2016年の第4四半期時点で、純売上高が42億ドルを超え、2015年の売上高:39億ドルから9%も増加したと報告されている成長著しい企業。
これに対し、日本は未だに牛乳=健康に良いという誤ったイメージがあり、学校給食に牛乳が出る程。
世界的に見れば「異常」な状況にある国であると言えます。
※なお、ダノン社の植物性の食品の製造・販売優先に関するニュースについては『【速報】世界第2位のヨーグルメーカー・ダノン、植物性食品を優先販売すると決定!』にまとめています。

最後に
「美味しい」という嗜好品としての利点を除き、牛乳は百害あって一利なし。
冒頭でも言った通り、
仮に、もしどうしても飲みたくなったら、
(間違ってもスーパー等で売られているものに手を付けてはいけません!)
おすすめはなかほら牧場の牛乳です。
放牧されて、牧草を食べて自然のままに育てられた牛の牛乳は、やっぱり市販の牛乳とは違うフレッシュで奥行きのある味わいがし
実店舗もいくつかありますので、ぜひ一度
ただし、あくまで牛乳は嗜好品。日常的に飲むことは避けるのがベターです。
確かに牛乳は、そのまま飲む以外にも多くの使い道がある食材です。
しかし、その裏にはこうした病気のリスクがあるということを覚えておくようにしましょう。
※牛乳に関する基礎知識は、真弓定夫先生の監修のマンガが読みやすくてオススメです。
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