オリーブオイルにこだわっていますか?
この質問に「YES」と答える人は、
オリーブオイルは日本に伝わってきてまだ歴史の浅い調味料、日本に伝わってわずか100年程しか経っておらず、一般家庭で使われるようになってからは20年も経っていません。
さらに分かりづらいネーミングも問題です。『ピュアオリーブオイル』だの、『エクストラヴァージンオリーブオイル』だの、様々な名前のオリーブオイルがあり、しかも横文字。全く違いが分かりません。
馴染みも薄いし、名前もよくわからない。それだけに偽物が多く出回り、オリーブオイルほど選びづらい調味料はありません。
というわけで今回は、本物のオリーブオイルの選ぶポイントを5つご紹介したいと思います。
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30秒でわかる記事の概要
日本のオリーブオイルの現状
さて、良いオリーブオイルの条件をご紹介する前に、まずは日本のオリーブオイルの現状を知っておきまし
結論から言えば、大変残念なことに、日本で販売されているほとんどのオリーブオイルは、質の悪いものを質の高いものと偽って売っています。
スーパーなどで販売されている多くのものは偽物と言っても過言ではありません。
その理由は、日本にオリーブオイルの品質を保証・決定する機関がないからです。
オリーブオイル自体がもともと海外の食品で、冒頭で書いたように歴史自体が浅いため、いわば日本はオリーブオイル後進国。品質認定機関もなければ、品質を取り締まるための法律が存在しません。
そのため、実際は品質の悪いものであっても、それが高品質なものだと中身を偽ったところで罰則が課されるようなことがなく、スーパーを中心に多くの偽物のオリーブオイルが出回るという状況を招いているのです。
海外のオリーブオイルの基準は?
では、海外のオリーブオイルの基準はどのようなものなのでしょうか?
冒頭でも触れた『エクストラヴァージンオリーブオイル』というのは最高品質のオリーブオイルのみに与えられる呼び名で、これを定めている国際オリーブ協会(以後、IOC)という機関が存在します。
- 国際オリーブ協会
- URL:http://www.internationaloliveoil.org/
オリーブオイルの生産・消費がさかんな地中海を中心としたヨーロッパ諸国では、IOCがその品質基準を仕切っています。
しかし、IOCはもともと第2次世界対戦で貧乏になったヨーロッパの国々が、オリーブを売って経済を発展させる目的でできた機関。
昔から企業との癒着が問題となっていて、『エクストラヴァージンオリーブオイル』という名前だけ冠した粗悪品が出回ることも多いのだとか。
これを証明するかのように、今年2月には、シリアやトルコ産にも関わらずイタリア製と表示されたエクストラヴァージンオリーブオイル7,000トンを押収したというニュースまでありました。
伝統的にオリーブオイルを使用し、認定機関まで存在するヨーロッパ諸国ですらこの状況。
歴史も浅ければ認定機関も存在しない日本で、本物を買うことがいかに難しいのかお分かりいただけるかと思います。
ディスカウントスーパーや業務用スーパーで販売されている500mlで数百円レベルのエクストラヴァージンオイルが、本物であるわけがないのです。
良いオリーブオイル(本物のオリーブオイル)の選び方
それではここからは、
1:オーガニック栽培のオリーブを使用
主原料の質には最もこだわらなければなりません。
農薬を使用したオリーブは、圧搾した際に油自体に農薬が溶け出します。
言うまでもなく農薬は有害な化学物質。脂溶性で油に溶け出しやすく、人体に蓄積する恐ろしい物質です。
農薬を避け、かつオリーブに含まれる有用な栄養素を漏れなく活かし切るために、オーガニック栽培のオリーブを使用していることは絶対条件です。
2:オリーブは手摘みで収穫
オリーブの表面は非常にデリケートです。
イタリアンレストランでよく出されるオリーブのピクルスを想像し
とても柔らかい食感をしていますよね?
もちろん酢漬けされてより柔らかくなっていますが、
それだけに、機械で摘んでしまうと木の枝や葉っぱ、
傷がついた箇所から酸化が始まり、
3:収穫後すぐに低温圧搾法( コールドプレス)で搾る
続いて大切なのはオリーブオイルを搾る過程です。
オリーブは酸化と熱に非常に弱い性質を持っています。
そのため、オリーブオイルを絞る過程では、
これを実現させるためには、
搾り方も重要で、低温で、
※このような非常に手間のかかる製法を行えるのは、
4:ペットボトルはNG!
最後は、オリーブオイルの保存容器です。ペットボトル容器のものは避けましょう。
ペットボトルはご存知の通り石油由来のプラスチック製。
同じ油であるオリーブオイルをプラスチック容器に入れるとプラス
そのため、
5:色付きのビンに入っているもの
オリーブオイルは日光などの光が苦手。品質が劣化してしまいます。
長時間、日光の紫外線や光を浴びると、酸化が進み、徐々に変質して風味を損ないます。
そのため、黒やグリーンなどの遮光を施した色付きのビンに入っているものを選びましょう。
6:自社農園(単一農園)だけで栽培~製造までされている
自社の農園(単一の農園)で、オリーブオイルができるまで一貫して行われているものを選びましょう。
具体的には、
- オリーブの栽培
- オリーブの実の収穫
- 圧搾(油を搾る作業)
- 瓶詰め(場合によってはラベル貼り等)
…という一連の作業がひとつの農園内で全て行われていることが望ましいです。
オリーブの実は非常にデリケートなため、できるだけ短時間で(新鮮なうちに)全ての工程を終えることが望ましく、自社農園内に製造工場を備えていることでこれを実現可能です。
こうすることで、高品質かつ品質が安定したオリーブオイルの生産が可能になるのです。
おすすめのオリーブオイル【厳選】
それでは、
国内でも手に入りやすいことも条件に加えて厳選しました。ご参考になれば幸いです。
1:LUISA(ルイーザ) 有機エキストラバージンオリーブオイル
オリーブの名産地である南イタリア・プーリア州の農園『ルイーザ農園』で栽培されたオリーブのみを使用した、オリーブオイルです。
この農園は、オーガニック栽培のオリーブを、敢えて”早摘み”で収穫するのが最大の特長です。
早摘みされたオリーブは通常のオリーブよりもポリフェノール等のファイトケミカルが豊富。
その新鮮な状態の早摘みオリーブを、さらに自社農園内にある加工場で、石臼によるコールドプレス製法で圧搾します。
通常のオリーブオイルに比べ、『果実感』の強い、フレッシュなオリーブオイルです。
販売元が日清オイリオグループで、商品の供給も安定しているのも大きなメリット。
迷われたら、まずはこちらの購入がおすすめです。
>> 公式サイトでLUISA(ルイーザ) 有機エキストラバージンオリーブオイルをチェック
※より詳しい口コミや感想・お得な買い方などが知りたい方は『これぞ本物!有機オリーブオイル「LUISA」の口コミ・感想・お得な買い方全集!』をご覧ください。
2:ロマニコ オリーブオイル
無農薬・オーガニック栽培のオリーブオイルとして、恐らく最も有名なものです。
スペインのカタルーニャ地方でのみ採れる、
EUの有機農法を取り仕切っている機関『CCPAE』が、
ロマニコ オリーブオイルの購入先はこちら
■公式サイト:http://agroles.com/
■amazon:こちら
■楽天:こちら
3:Timbo オーガニックオリーブオイル
Timboのオリーブオイルも、
アルゼンチン産のオリーブオイルで、
Timboは非常に希少で人気で、
Timbo オーガニックオリーブオイルの購入先はこちら
■公式サイト:http://www.timbo.com.ar/
■amazon:こちら
■楽天:こちら
4:オリーブオイル オルチョサンニータ
こちらはイタリア産のオリーブオイル。
品種改良をしていないオルティチェ(在来種)をオーガニック栽培し、完熟の10日前という最高のタイミングで全てを手摘みで収穫し、10時間以内に伝統的な石臼を使った低温圧搾法で製造しています
さらに2ヶ月もの時間をかけてゆっくり油をろ過・抽出。
すべて自然のままで製造されたこだわりのオリーブオイルです。
オリーブオイル オルチョサンニータの購入先はこちら
■公式サイト:http://www.orcio.jp/
■amazon:こちら
■楽天:こちら
オリーブオイルについて:まとめ
様々な健康効果を持つ優れた油、オリーブオイル。
その優れた効果を100%得るためにも、選び方・品質にはこだわりたいものです。
モコズキッチン風にオリーブオイルをかけても、中身が粗悪品では格好がつきません。笑
きちんと選べば、血液サラサラ効果や、ダイエット効果(悪玉コレステロールの分解)、美肌や肝臓にも効く等の様々な健康効果をもたらすオリーブオイル。
選び方を知り、本当に良い物を選びましょう。
>>手軽に無農薬オリーブオイルが摂れる!イタリア産・農薬不使用のオーガニックオリーブオイルを使用したサプリメント『オリーブスタイル』はこちら。
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