孫に勝手にお菓子をあげる、いわゆる『毒ジジ』『毒ババ』が問題になっています。
あなたの両親はどうでしょうか?
この『毒ジジ・毒ババ問題』はネット上でも非常に大きな問題になっており、
Yahoo!知恵袋や子育て情報サイトでも相談件数が何千件と寄せられているほど。
僕が思うに原因は1つ。
知識が無いからです。
きちんとした知識があれば、
おやつに何をあげるのが子ども(孫)にとっていいのかを真剣に考え、
況してや勝手にあげるなんてことはしません。
そこで今日は、子どもに絶対にあげてはいけない食べ物を超具体的にご紹介。
あなたの両親を毒ジジ・毒ババにしないためにも、まずは認識を深めましょう。
もしかしたらすでに知っているかもしれませんが、再確認はとっても大事です!
30秒でわかる記事の概要
はじめに:毒ジジ・毒ババを生み出す理由
では、具体的な食べ物をご紹介する前に、なぜ僕たちの親の世代が毒ジジ・毒ババになり得るのか、
僕なりの見解を話しておこうと思います。
先ほど、僕たち親の世代には知識がないと言いましたが、恥ずかしながら僕の両親も実はそうです。
僕たち親の世代というのは、食べ物が乱れ始めた時代を生きてきた世代。
また、豊かな時代~現代の不況を両方経験しているため、
『安いもの=良いもの』という誤った摺り込みが無意識にされてしまっているので栄養や健康には無関心。
正しい知識はこれっぽちも持ち合わせていません。
だからこそ僕たちの世代が正しい知識を得て、それを親にも教えてあげなければいけないとも考えています。
とはいえ、色々な知識を一気に詰め込んでしまってはいけないので、今回は特に危険な3つの物質に絞ってご紹介します。
子どもにとって特に危険な3つの物質
では順に3つ、代表的で身近な有害物質を見ていきましょう。
その1:砂糖と人工甘味料
砂糖の摂りすぎは良くないとなんとなく分かっていても、
実際になぜ悪いのかを理解している人は少ないのではないでしょうか?
だからこそ、悪いものと知りつつも子どもに砂糖を与えてしまうのだと思います。
情緒不安定やアトピーなど、子どもにありがちな症状ばかりが並ぶことにハッとする方もいらっしゃると思います。
ちなみに僕も元アトピー持ちです。
今では改善しましたが、ちょっと前まではかなりひどいものでした。
なお、砂糖だけでなく人工甘味料も問題があるということも忘れてはいけません。
砂糖の何百倍もの甘さを持つ人工甘味料も、健康を損なう原因です。
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■砂糖について
■人工甘味料について
その2:トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は別名『死んだ油』。蟻も寄り付かない物質です。
以下の写真は非常に有名なものですが、年配の方などはまだ見たことがある人は少ないのではないでしょうか。

※出典:You Tube
トランス脂肪酸はアトピーやアレルギーなどはもちろん、肥満や記憶障害など様々な被害をもたらす非常に有害な物質です。
トランス脂肪酸はこれから紹介する食べ物だけでなく、
ふだん家庭で使うサラダ油やキャノーラ油にも大量に含まれていますので日常的に摂取してしまうという恐れも。
手作りすれば何でも安全というわけではありません!
体に良い油を選び、普段の料理から気を遣うこともとても重要です。
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トランス脂肪については以下の記事も合わせてご覧ください。
※油について詳しく知るなら、内海先生の本がおすすめ。
その3:食品添加物
いわゆる化学物質の一種である食品添加物もとても恐ろしいものです。
生活習慣病はもちろん、アレルギーの直接の原因だという説もある程。
人体への影響に関する調査は確かに単体ごとではそれぞれ行われていますが、
複数種類を同時に摂った時に起こる調査は一切なされていません。
繰り返しにはなりますが、食品添加物は化学物質の一種です。
つまり、複数のものが組み合わさることで化学反応が起こります。
それなのに日本で流通している食べ物のほとんどは化学物質が複数種類含まれています。
これから紹介する食べ物も、もちろん例外ではありません。
また、化学物質は体の中で消化・解毒することのできない物質で、体の中にどんどん蓄積していくという非常に恐ろしい性質も備えています。
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食品添加物については以下の記事も合わせてご覧ください。
食品添加物がなぜ悪いのか?や、身近な食品添加物の多い危険な食品(漬け物や、加工肉)を知っていただきたいと思います!
※食品添加物についてはこの本がオススメ。怖くて面白くて読みやすいです。
子どもに絶対NGな食べ物の例
では、上記3つの有害物質を含む食べ物を、成分表示の写真つきで具体的にご紹介します。
どれもこれもいかにも毒ジジ・毒ババがあげそうなものばかり。
要チェックです!
子どもに絶対NGな食べ物1:パン
まずはパン。
材料にこだわって手作りしたパンならまだしも、スーパーやコンビニで売られているような市販品は絶対に食べさせてはいけません。
写真は、某大手コンビニのメロンパンです。
マーガリン、ショートニングはおろか、バター入りマーガリンなどという得体の知れない物質まで。
トランス脂肪酸は実に5種類以上も含まれています。
もちろん糖類もたっぷりで、食品添加物は数えるのが難しいほど。
おやつによく買ってあげるという方は今すぐ考えを改めてください。
パンは絶対に与えてはいけません。
子どもに絶対NGな食べ物2:チョコレート
次にチョコレートです。
写真はコンビニでよく見かけるチョコレート菓子です。
成分表示は含有量が多い順に記載されていますが、なんと最初に書いてあるのは砂糖です。
本来、主原料であるべきのカカオではありません。
つまりそれだけ大量の砂糖が含まれているという証拠。
植物油脂はトランス脂肪酸の一種ですし、さらに乳化剤や香料(2つとも食品添加物)まで含まれています。
カカオ自体に匂いがあるはずなのになぜ香料を使っているのでしょうか…
子どもに絶対NGな食べ物3:スナック菓子
続いてスナック菓子。
この写真は押しも押されぬNO.1メーカーのポテトチップスですが、植物油は前述の通りトランス脂肪酸です。
さらには本来必要のない、こんぶエキスパウダー、デキストリン、アミノ酸等といった食品添加物がたっぷり。
最後の『アミノ酸等』という表記は、複数種類のアミノ酸のような物質が含まれているという意味。
日本では、すべての食品添加物を記載する義務がないため、こうした非常に曖昧な書き方が成り立つというわけです。
子どもに絶対NGな食べ物4:せんべい
続いてはせんべい。
お米が原料なので、チョコレートやスナック菓子に比べて健康的なものに思えますが、これは大きな間違いです。
こちらも国内大手メーカーの定番商品ですが、
なんとこれだけの量の食品添加物が含まれています。
たんぱく加水分解物、はっ酵調味液、魚介エキス、加工エキス、アミノ酸等..ほか多数。
その数はチョコレートやスナック菓子の比ではありません。
さらに主原料のお米はアメリカ産米が主に用いられているようです。
確証はありませんが、遺伝子組み換え作物である可能性は否定できません。
この前、僕の親がせんべいを1歳の長男に与えていた時は、正直我が目を疑いました。
恐らく上記の通り、『お米が原料だから大丈夫』という何の根拠もない考えからあげていたのだと思います。
子どもに絶対NGな食べ物5:ジュース、スポーツドリンク
5番目はジュース、スポーツドリンクです。
下記の画像をご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか?

※出典:歯科ミントクリニック
この写真を見てもらうとわかると思いますが、
ジュースだけでなくスポーツドリンクにもこれだけの量の砂糖が含まれているのです。
スポーツドリンクには砂糖ではなく人工甘味料が多く含まれていて、その甘さは砂糖の数十倍~数百倍。
それを砂糖に換算すると、これだけの量になってしまうのです。
ちなみに、健康に良さそうにも思えるトクホ飲料も例外ではありません。
下記の写真の通り、人工甘味料がしっかり含まれています。
ジュースやスポーツドリンク、トクホ飲料の類はすべてNGです。
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子どもに絶対NGな食べ物6:乳酸菌飲料
最後は乳酸菌飲料です。
上記の写真は乳酸菌飲料といえばここといえる国内最大手メーカー製のものですが、成分表示を見るとゾッとします。
最も多く含まれているのはぶどう糖果糖液糖。
続いては砂糖です。
成分表示の欄外にL.カゼイなどの有効成分の表示があり、
いかにも腸に効くように思えますが、実際はまったくの逆。
これだけの糖分を一度に摂ってしまえば、腸に大きな負担がかかり善玉菌は死滅し、悪玉菌の温床になってしまいます。
悪玉菌の増加はあらゆる病気の元。
乳酸菌飲料=健康という図式は必ずしも成り立ちません。
まとめ
いかがでしょうか?
超具体的に6つの食べ物をご紹介しましたが、全てに共通しているのはスーパーやコンビニで売っているものだということ。
これは、それだけメディアの戦略が巧みで、多くの人がそれに踊らされているということでもあります。
我が子の健康を害する存在は意外にも近くに居るものです。
子どもの健康を守るためには、まず僕たちの親の教育も必要。
両親を知らず知らずのうちに毒ジジ・毒ババにしないために、正しい知識を伝えていきましょう!
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