パパ・ママの皆さん、こんな悩みはありませんか?
- 子どもが言うことを聞かない
- 落ち着きがないし、キレやすい
- 肌が弱くて、すぐに湿疹ができる
- 病気がちで体が弱い
そしてそれを「この子の個性だ」とか「生まれつきのものだ」とか諦めていませんか?
そう決め付けるのは早すぎます。
なぜなら、それはあなたが子どもに食べさせている砂糖(糖質)が原因である可能性があるからです。
食生活を見直し、改善することでこれらは大きく改善するかもしれません。
今日は砂糖(糖質)の摂りすぎで起こる害を9つご紹介します。
1つでもあなたの子どもに当てはまる症状があれば要注意!
見たくないかもしれません。
しかし本当につらいのは子どもです。
目を背けずに、まずは僕たち親がきちんと認識しておきましょう。
30秒でわかる記事の概要
砂糖(糖分)が体と脳に害を及ぼすメカニズム
ではまず、砂糖(糖質)が体と脳に害を及ぼすメカニズムをご説明したいと思います。
ポイントは血糖値と脳内物質です。
砂糖(糖分)を食べると、血糖値が急激に上昇します。
血糖値が上がりすぎると体に負担をかけてしまいますので、ここでインスリンという物質が登場。
インスリンは血糖値を一定の量に保つはたらきがあり、急激に上がった血糖値を元に戻そうとします。
一気に上がったものを、また一気に下げようとするわけなので、
血糖値のバランスは崩れ体と脳に大きな負担がかかります。
これで終わりではありません。
血糖値の急降下を防ぐために、また次の物質が脳内に放出されます。
それが「攻撃ホルモン」とも呼ばれるアドレナリン。
気分を高揚させる麻薬や覚せい剤のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。
アドレナリンは無理やり血糖値を元の状態に戻そうとするため、
またここでも体と脳に負担がかかります。
体と脳は、まるでジェットコースターのように血糖値のアップダウンを繰り返す…
これが砂糖が体と脳に害を及ぼすメカニズムです。
砂糖だけではなく糖質そのものが問題
ここまで話すとこう思われる方がいるかもしれません。
「じゃあ、砂糖とかお菓子を食べなきゃいいじゃん」
残念ながら事はそう簡単ではありません。
砂糖はあくまでも例。
砂糖だけでなく、糖質そのものを摂りすぎることが問題なのです。(注:砂糖は糖質の一種)
白米や、パンや麺類などの小麦原料の食品はもちろん、
いわゆるGI値が高い食品はすべて急激に体に吸収され、
先に書いた内容と同じメカニズムで体と脳に害を与えます。
外食すれば栄養は糖質と脂質に大きく偏りますし、
できあいのお惣菜やカップラーメンは言うまでもありません。
お菓子や砂糖を控えればいいという問題ではないのです。
砂糖の害まとめ
前置きが長くなりました。
それでは砂糖(糖質)が招く害をご紹介したいと思います。
砂糖の害1:落ち着きのない子になる
血糖値を上昇させ、かつアドレナリンの分泌を促すため、常に興奮状態になります。
そのため、いわゆる「落ち着きのない子ども」になってしまいます。
じっとしていられなかったり、急に大声や奇声を発したり等の症状が代表的です。
砂糖の害2:アトピー
過剰な砂糖(糖質)の摂取は内蔵にも大きな負担をかけます。
消化しきれなかった砂糖(糖質)は免疫力を狂わせアトピーの原因物質を排除しきれなくさせます。
この結果、アトピーが発症してしまうのです。
ちなみにアトピー患者の30%は脂肪肝だと言われいます。
肝臓は体内に入ってきた有害物質を解毒してくれる重要な器官。
それが機能しなくなるのですから、アトピーが発症してしまうのは当然です。
砂糖の害3:キレやすい子どもになる
アドレナリンは攻撃ホルモンと呼ばれる強烈な脳内物質で、脳を興奮させ攻撃的な性格にする元。
ちょっとしたことで怒ったり、暴力的になったり、異常なほど駄々をこねたり…
いわゆるキレやすい子どもになります。
…と思ったら、急に覚めた態度をとったり、静かになったりもします。
これは脳内物質が切れた証拠。
栄養ドリンクが切れて急激に体がだるくなるのと同じメカニズムです。
砂糖の害4:病気にかかりやすくなる
しょっちゅう風邪をひいたり、原因不明の頭痛や発熱はもちろん、花粉症にもかかりやすくなります。
これは、消化しきれなかった砂糖(糖分)が腸に負担をかけるから。
腸は体の免疫細胞の60%以上が宿っている非常に重要な内蔵です。
その腸の機能を狂わせるため、あらゆる病気にかかりやすい病弱な子どもになってしまいます。
砂糖の害5:糖尿病
当然、糖尿病にもかかりやすくなります。
糖尿病というと中年以降のおじさんがかかるイメージですが、もはやそれは過去のもの。
今では20歳以下の子どもに発症する例が増えていて、
なんと2014年の統計では世界で2万人以上の子どもが発症しています。
さらに驚くことに、0歳の乳児に発症してしまう例も少なくないそうです。
これは明らかに母親の食生活の乱れによるもの。
子どもに直接砂糖(糖質)を与えなくても、母乳を通して赤ちゃんに吸収されるのです。
砂糖の害6:うつ病
脳に大きな負担をかけますので、うつ病の発症率が高まります。
嘘のような話ですが、アメリカ・テキサス大学のローレン・マランゲル教授によりすでに証明されています。
ニュージーランド、カナダ、ドイツ、フランス、アメリカ、韓国で
うつ病の発症率と、一人当たりの砂糖の摂取量の関係を調査したところ、
最も多かったニュージーランド(年間125g)は6%の人がうつ病にかかり、
最も少なかった韓国(年間50g)では2%にとどまったそうです。
脳への負担は非常に大きなものですので、この負担を強い続ければ、
やがては20代や30代という年齢で若年性アルツハイマーが発症する可能性があります。
砂糖の害7:骨をもろくする
骨をもろくし、骨折や骨粗しょう症の原因になることも。
砂糖は骨に含まれるカルシウムとリン(共にミネラルの一種で、骨の材料)のバランスを乱し、
カルシウムが骨から溶け出して尿と一緒に体外に流れ出てしまいます。
この結果、ちょっとした運動や軽く転んだだけでも骨折してしまうほど骨をもろくしてしまうのです。
砂糖の害8:低体温
平熱が35℃台の低体温になる可能性があります。
低体温は、ただ単に冷え症のように寒さに弱くなったり顔色が優れなだけではなく、
上記の内容と重複しますが、病気への抵抗力が極端に弱まることもわかっています。
現代の約3割の子どもがこの『低体温』という状態。
これも砂糖の摂り過ぎと深い関係があるのです。
砂糖の害9:不妊・流産・生理不順などのリスク増大
不妊や流産、発育不良や奇形児の出生など、命の誕生に関わるあらゆるリスクが増大します。
これは2016年に映画化も決定している『シュガー・ブルース』という
砂糖の害について書かれた有名な本によるもの。
砂糖は人間の生殖器官へ大きなダメージを与えるというのです。
この本だけでなく、不妊の主な原因であるPCOSも、生理不順も、
砂糖をやめた途端に改善したという報告がいくつも上がっています。
赤ちゃんのことで悩んでいるなら、まずは砂糖断ちが効果的かもしれません。
まとめ
あなたの子どもに当てはまるものはあったでしょうか?
今回は、ひとりの子を持つ親として、また、自分自身に活を入れるためにも敢えてキツイことを書かせていただきました。
心と体は、今日まで食べた物と飲んだ物で作られます。
冒頭にも述べたように、子どもは自分で自分の食べる物を選べません。
もし上記のような症状があなたの子どもにあったとしたら、
それは今まであなたが子どもに与えてきた食べ物と飲み物に何らかの過ちがあったということ。
※気分を害された方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ありません。
しかし逆に、食べ物と飲み物で人は大きく変わります。
人は本来、健康なもの。
今日から食事の中から砂糖を排除して、家族の健康を取り戻しましょう!
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