【研究結果】”癌は糖質を餌に増え、逆に減らせば癌が死ぬ”メカニズムが明らかに!

がん細胞 糖質 増える

「がん細胞は砂糖などの糖質が好物で、糖を摂りすぎると癌になりやすい。

逆に、糖質を減らせばがん細胞は死滅する!」

糖質と癌は、上記のような関連性にあることが明らかになっていますが、そのメカニズムがついに解明されました。

この発表を行ったのはシンガポールの研究チーム。

今回の記事では、

  1. 癌と糖質の関連性について:研究内容のまとめ
  2. 癌以外の糖質(砂糖)の悪影響
  3. 癌に関する予備知識

上記3点について書いていきたいと思います。



【研究内容】癌と糖質の関連性について

まずは、シンガポールの研究チームが発表した研究内容と結果をわかりやすく解説します。

がん細胞死滅の要因は『カルシウムイオン』

これはScience Signalingに発表されたもので、がん細胞が死滅するメカニズムについて研究したもの。

結果から言えば、「糖質制限をすると『カルシウムイオン』ががん細胞に多く供給され、これががん細胞の死滅を促す」とのことです。

研究チームは、がん細胞が生存できないレベルになるまで糖質を奪い、その際にどのような反応を示すかを観察。

その結果、がん細胞の細胞膜をカルシウムイオンが通過するようになり、これが『RIPK1』(※)を活性化させ、がん細胞の死滅を促していることを発見しました。

※ RIPK1について
がん細胞が生まれるのを阻害し、細胞の自殺(アポトーシス)を促す分子のこと

糖質制限+カルシウムが、がん予防の鍵!

また、同研究チームは、体内のカルシウムのレベルを上げることでがん細胞が破壊されることも発見。

しかもこの際、死滅するのはがん細胞のみで、健康な細胞には一切影響を与えないことも明らかになっています。

ちなみに、今回の研究で糖質制限によって死滅したのは特定のがん細胞だけだったとのこと。

ですが、糖質制限・及びカルシウムががん予防に重要な役割を果たしているのは間違いなさそうです。

癌以外にもこんなに!糖質(砂糖)の悪影響

砂糖 糖質 小麦粉

上記の研究では、糖質と癌の関連性にのみ焦点が当てられていますか、糖質(特に砂糖)はそれ以外にも様々な悪影響を与えることがわかっています。

その病気・不調の例は以下のとおりです。

  • 情緒不安定
  • アトピーなどのアレルギー
  • 免疫力の低下
  • 糖尿病
  • うつ病
  • 骨をもろくする
  • 低体温
  • 不妊(男女ともに)
  • 肥満

特に精製された白砂糖や、小麦を精製して作られた見た目の白い食べ物等は要注意。

体・脳ともに影響を受けやすく、非常に危険な食品です。

その影響や、白い食べ物の例は下記2つの記事に詳しくまとめていますので、合わせてお読みください。

合わせてチェック:癌に関するその他の知識

改めて、糖質は癌の餌となることがよくわかる研究でしたが、癌の原因はそれだけではありません。

喫煙や食品添加物も癌の大きな原因になることがわかっています。

以下の記事では、がんの原因となる生活習慣・食事など、がんについて知っておきたい知識をジャンル別にまとめています。

ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。

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