にんにくはお好きですか?
また、アリシンとアホエンという成分を知っていますか?
「はい」と答えた方、おめでとうございます。
あなたはガンにかかりづらい体かもしれません。
「いいえ」と答えた方、どうかこの後の記事を読んでいただけないでしょうか。
きっとにんにくのスゴイ効果に驚いて、食べようかな…なんて思うかもしれません。
この記事では、にんにくに含まれるファイトケミカル、『アリシン」と『アホエン』についてご紹介します。
ガンから遠い健康的な体を作れるかもしれない成分の、優れた効果をまとめました。
30秒でわかる記事の概要
アリシンとは?アホエンとは?
アリシンはにんにくの強烈な匂いの成分。
そしてアホエンは、にんにくに低温の油で火を入れることでアリシンが変化した成分。
2つともファイトケミカルの一種です。
ちなみにファイトケミカルとは、野菜や果物に含まれる強力な抗酸化効果を持つ成分。
皮やタネなどに多く含まれ、その有用性から近年注目を集めている『第7の栄養素』です。
現在確認されているだけでも1万種類を超え、これからも続々と発見されていくことが予想されます。
にんにくは抗ガン食品ランキング1位!!
冒頭でも触れましたが、にんにくはガンにかかりづらい体を作ってくれる食品だと言われています。
実は、にんにくはアメリカの国立ガンセンター発表の『抗ガン効果のある食品ランキング』で単独1位なのです。
では、なぜこれほど抗ガン効果が高いのでしょうか?
答えは、にんにくの匂いの成分にあると言われています。
そう、つまりはアリシンとアホエンが抗ガン効果の源なのです。
全てのファイトケミカルは抗ガン効果に優れていますが、特にその効果が高いのがアリシンとアホエン。
あの強烈な匂いは伊達ではありません!
アリシンの効果・3選
それでは、アリシンとアホエンの効果を順番に見ていきましょう。
まずはにんにくの匂い成分『アリシン』の効果を、3つご紹介します。
アリシンの効果1:疲労回復
アリシンは、疲労回復の成分・ビタミンB1(にんにくにも含まれています)と非常に相性が良いのが特長です。
ビタミンB1と結びつくと「アリチアミン」という物質に変化し、血中に長くとどまってくれます。
つまり、疲労回復物質がずーっと体の中に存在し続けることになりますので、回復効果が高いというわけです。
アリシンの効果2:抗菌効果
実はアリシンの効果の中で一番早く発見されたのが、この抗菌効果。
その効果はとにかく強力で、12万倍程度に薄めたものでもコレラ菌やチフス菌、赤痢菌などの感染力の高い細菌を殺すはたらきが確認されています。
もちろん、風邪菌やインフルエンザウイルスにも効果がありますので、真冬の健康維持にも最適です。
アリシンの効果3:蚊を寄せ付けない
にんにく独特の強い香りは小さな虫にもわかるようで、蚊を寄せ付けない防虫効果もあります。
インドで行われた研究によれば、腕や足ににんにくを含んだオイルを塗ると虫にさされづらくなるとの結果が出ています。
蚊の他にも、ダニやノミ等にも効果があるようで、ペットの入浴時に大量のにんにくを煮詰めたお湯を使う方もいるとか。
アホエンの効果・2選
それでは次に、アリシンが変化した成分アホエンの効果を2つご紹介します。
アホエンの効果1:脳細胞の活性化
脳細胞にはたらきかけ脳を活性化させる効果があります。
また、脳内の血の巡りもよくなるので、記憶力がアップし、アルツハイマーの予防にも役立ちます。
海外のお話ですが、飲食店の店員を行っている男性で、オーダーもろくに取れないほど記憶力が悪い方が居たそうです。
この男性が、毎日アホエンオイル(細かく刻んだにんにくに低温で火を通した油)を飲んだところ、
たった2週間で見違えるほど記憶力が改善したとの逸話もあります。
アホエンの効果2:食欲UP!
アホエンには、食欲増進効果もあります。
にんにくを加熱したときに立ち上る香りは、唾液や胃液などの消化液の分泌を促し、胃腸のはたらきを活発にしてくれます。
にんにくの匂い=食欲をそそるというイメージそのままの効果ですね。
ただしアホエンは100度以上になると消えてしまうと言われていますので、
100%の効果を得るにはあくまでも低温の状態であることが重要です。
まとめ
さすがは最強の抗ガン食品。
アリシンとアホエンの効果はどれも嬉しいものばかりです。
ガン予防のみならず、様々な健康効果の期待できる成分なので、毎日の食事に積極的ににんにくを取り入れてみましょう。
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