たとえ少量でもNG!グリホサートが危険な8つの理由【発がん/蓄積性・320億賠償】

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『グリホサート』

発ガン性が指摘される等、世界各地でその危険性が話題になっている除草剤『ラウンドアップ』の主成分として悪名高い存在です。

しかし日本においては、ほとんどの方はまだその危険性や存在すら知らず、それどころか安全性についての議論すら乏しい現状。

そこで今回は、ラウンドアップ及びグリホサートがどれほど危険なものかを解説します。



極少量でもグリホサートが危険な理由

グリホサート・呼びラウンドアップが極少量でも危険な理由は8つ。

  1. 赤ちゃん・幼児への影響が大きいから
  2. 体内に蓄積するから
  3. 接触ルートと病気の発生率が判断できないから
  4. 肝臓疾患を引き起こすため
  5. 内分泌液・ホルモンをかく乱・破壊するため
  6. ラウンドアップの安全性は認められていないから
  7. IARC(国際がん研究機関)が発ガン性を認めているから
  8. 製造元のモンサント社が有罪判決を受けているから

では順にご紹介します。

1:赤ちゃん・幼児への影響が大きいから

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赤ちゃんや幼児は、肝臓や腎臓などの器官が未発達で、大人のように毒素を体外に排出したり解毒する力が不十分です。

そのため毒素による影響を受けやすく、たとえ少量でも危険なのです。

自然療法の権威であるマーコーラ医師も自身のWebサイト内で繰り返し述べています。

また、AAP(米国小児科学会)も次のように警鐘を鳴らしています。

「出生前・幼児期に農薬にさらされることは、小児がん、認知機能の低下、行動障害などのと関連性が高い」

Prenatal and early childhood exposure to pesticides is associated with pediatric cancers, decreased cognitive function and behavioral problems.

※参考:AAP Makes Recommendations to Reduce Children’s Exposure to Pesticides

そのため、赤ちゃんや幼児・妊娠中の方はグリホサートなどの農薬を避けるべきと言えるのです。

もはやこの理由だけでも、グリホサートを避けるには十分すぎるほど。

2:体内に蓄積するから

グリホサートは日常生活の中で、洗って乾かしたり、煮沸消毒されたりすることはありません。

そのため、骨髄や腱、筋肉などの中に蓄積・濃縮されていくのです。

2016年のアメリカの研究で明らかになっています。

しかもどれくらいの量がどれくらいの時間で体内に蓄積していくのか全く予想がつきません。

つまり、たとえ少量ずつでも短時間で危険なレベルに達する(グリホサートが蓄積する)可能性も否定できないのです。

3:接触ルートと病気の発生率が判断できないから

2011年の研究では、「農薬が人間の健康・環境に及ぼす潜在的な影響は多種多様だ」とあります。

さらにグリホサートは、農作物を食べるだけでなく、空気や草、犬や猫などのペットと触れ合う等、様々な接触ルートが考えられます。

しかもそれぞれどれだけの量・時間で接触しているのかもわかりません。

まとめると、

  1. 農薬はどんな病気を発生させるのか予測不可能
  2. 農作物・空気・ペットなどの要素にどれだけの時間・回数接触するのが危険なのかも不明

以上のようになるため、たとえ少量でもグリホサートに接触するのは危険だと言えます。

4:肝臓疾患を引き起こすため

非アルコール性の肝臓疾患の大きな要因となることも判明しています。

カーン大学は2012年の研究で、ラウンドアップ(グリホサートを主原料とする消毒剤)を11%、22%、33%と3パターンの濃度でマウスに与え、その影響を観察。

その結果、たとえ少量であっでも肝臓疾患になったことがわかりました。

しかもマウスの体重1kgあたりのグリホサート濃度は、人間の許容レベルよりもはるかに低いものだったとのことで、グリホサートの危険性が見て取れます。

ちなみに、肝炎情報センターによると人間ドックを受ける人のうち非アルコール性脂肪肝に罹患している人の割合は30~40%。

つまり、推定で1000万~2000万人という非常に多くの潜在患者がいると考えられています。

このうちどれだけの割合がグリホサートによるものかは判断できませんが、ラウンドアップが日本国内で多く出回っている以上、関係がないとは言い切れないでしょう。

5:内分泌液・ホルモンをかく乱・破壊するため

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グリホサートは、分泌液やホルモンをかく乱または破壊することも明らかになっています。

2005年フランスのカーン大学の研究で、これが証明されています。

内分泌液・ ホルモンがかく乱されると、人間の体には様々な悪影響が起こります。

代表的なものは不妊や流産で、農業用途より低い濃度でも胎盤に非常に有毒であり、これが不妊・流産の原因になるとのことです。

他にも、先天性欠損症、自己免疫疾患、ガンや精神疾患にもつなが可能性が指摘されています。

6:ラウンドアップの安全性は認められていないから

実は、アメリカのEPA(経済連携協定)と製造・販売元のモンサント社は、ラウンドアップの長期安全性試験を行っていないことを認めていることをご存知でしょうか?

※参照元: THE HILL

日本のラウンドアップの販売代理店や、日本政府はラウンドアップは安全であるとしています。

しかし、当のモンサント社とEPAは、ラウンドアップや農薬の『最終製剤』の安全性は試験していません。

※最終製剤=市場に実際に出回っている製品

つまりこれは、ラウンドアップが安全である根拠は一切ないことを意味しているのです。

7:IARC(国際がん研究機関)が発ガン性を認めているから

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WHO(世界保健機関)の一機関であるIARCは、2015年3月にラウンドアップに対して『おそらく人に対して発ガン性がある』と正式に認めています。

※参照元:IRAC Monographs Volume112

しかもこれが発ガン性の強さで上位2番目のグループ2に分類されています。

この後、上記の発表についてロイター社が異を唱え、それに対しIRACがさらに反論する等のやり取りが行われ、根拠や信憑性が疑われていました。

しかし後述するように、モンサント社に320億円もの賠償命令が出たことから、IRACの発表は正しく、グリホサートには発ガン性があることはおそらく間違いないようです。

8:モンサント社が320億円の賠償命令を受けているから

最後の理由は、製造元であるモンサント社が有罪判決を受けていることです。

※参照元:The New York Times

2018年8月にアメリカのサンフランシスコで、除草剤ラウンドアップが原因でガンが発症したと訴える末期がん患者に日本円で320億円の賠償命令が下っているのです。

原告のドウェイン・ジョンソンさんはかつて、ラウンドアップを年間20~30回使用し、2012年から2回に渡って体に浴びてしまっていたとのこと。

その結果、2014年にリンパ腫と診断され、2018年現在は末期症状にあるようです。

ちなみに、ジョンソンさん以外にも1,000人以上の患者が同様の訴えを起こしており、今後さらに有罪例が増える可能性があります。

まとめ

たとえ少量であったとしても、数々の深刻な病気の原因になり、非常に大きな賠償金も課されているグリホサートおよびラウンドアップ。

世界中で750以上もの製品を持ち、幅広く使用されているだけに、私たちが予想し得ない影響が今後起こることは十分に考えられます。

日本での取扱いははっきり言って異常です。

全世界的に見れば大変な問題になっているこの猛毒は、徹底して避けるべき存在。

私たちのため、そして私たちの子どもを守るため、ぜひこの記事のシェアをお願いできれば幸いです。

合わせて読みたい:グリホサートや農薬に関する記事

グリホサートは農作物だけでなくワクチンにも含まれている等、その影響範囲が広がっています。

また、農作物については、どんな野菜・果物に多く農薬が残留しているかも合わせて知っておくことが重要です。

それぞれ以下の記事にまとめていますので、合わせてお読みください。

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