『億万長者』という言葉に、あなたはどんなイメージを持つでしょうか?
何代にも渡って財を築いてきた財閥のようなイメージを持つ方も少なくないと思いますが、実は違います。
親から受け継いで億万長者になったという人はほんの一部で、世の中でそう呼ばれる人の多くは、自分の力で、一代で成功を収めた人が大部分を占めるのです。
彼らが億万長者になれた理由は単純明快。
億万長者にるコツを知っているからです。
しかも驚くべきことに、億万長者になるコツというのは決して難しいものではないそうです。
彼らの言葉を借りるなら、「お金持ちになるか貧乏になるかを分けるのは、たった2、3つの習慣だ」とのこと。
この記事では、アメリカの認定ファイナンシャルプランナー、公認会計士、そして税金学の博士でもあるトム・コーリー氏が12年もの間、億万長者の考え方・習慣を研究し発見した7つの習慣をご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
億万長者に共通する7つの習慣
その1:本を読む
コーリー氏が言う最も重要な習慣は、本を読むことです。
億万長者の実に85%が月に2冊以上の本を読むそうです。
しかも彼らは、成功者の書いた本やリーダーシップに関する本だけでなく、健康や心理学など、成功するために必要と思われる全てのジャンルの本を読んでいるのです。
また、コーリー氏はこうも語っています。
「人生の成功の鍵は、どれだけスキルと知識を持っているかにあります。
本を毎日30分以上読めば、その分だけスキルや知識を得るために時間を使うことになります。
ほとんどの人は恐らくこれをやらないでしょうから、毎日30分の読書はライバルに勝つ上でとても有効な手段です。」
その2:ワクワクすることを追求する
多くの人は人生において安定を求めますが、億万長者はワクワクすることに集中し、それを追及します。
コーリー氏は「人が最も一生懸命働くのは、自分がワクワクすることをしている時です」と語っています。
その3:メンターを見つける
メンターとは、または人生(もしくは仕事)の指導者や助言者のこと。自分が「こうなりたい」と心から思える人物とも言い換えられます。
コーリー氏の研究では、億万長者の94%にはメンターがいることが分かっています。コーリー氏いわく、
「人生のメンターを見つけることは、とても難しいもので、成功の過程において最も難しいことのひとつと言えます。
しかし、メンターを見つければあとは簡単です。最短距離であなたを成功に導いてくれるでしょう。」
では、メンターとはどのようにして見つければいいのでしょうか?
コーリー氏はメンターのタイプ別に、以下のように解説しています。
①学校の先生
特に子どもにとって学校の先生は、重要なメンターになり得ます。
学校の先生は両親以外に最も多くの指導を受ける人物であり、両親がいない子どもや片親の子どもの場合は、非常に重要な存在です。
②仕事上でのメンター
仕事上、信頼でき、尊敬できる人物もメンターになり得ます。
コツは、少なくとも今の自分より2つは上のレベルにいると思われる人を選ぶことです。
③本の著者
メンターは、何もあなたが実際に会ったことのある人物でなくても構いません。
あなたに大きな影響をもたらす存在は、本の中にある可能性だってあるのです。
特に、成功者が書いた本はそうした存在になり得ます。
④自分自身
他の誰かではなく、自分自身がメンターである可能性もあります。
人は自分で経験したことから最も多くのことを学びます。
そのため、自然と多くの時間やお金を必要としてしまうので、自分自身をメンターとするのは成功する上で困難な道でもあります。
その4:夢に期限を付ける
億万長者と呼ばれる人々は理想の自分を思い浮かべながら、夢や目標をノートに箇条書きにします。
そしてそれぞれの夢・目標の次に、それをいつまで叶えるのか・達成するかの期限を記入します。
億万長者は、いわゆる『夢ノート』を書く作業を行っています。
夢を叶えることをはしごを上るようなもの。それを上った先に、叶えたい夢や目標が実現できるのです。
自問自答してみましょう。
その夢・目標を叶えるために、今自分は何をすべきなのか?
自分にはそれを叶えるだけの才能があるだろうか?
また、それを叶えるための知識やスキルを持っているだろか?
その答えが出たら、行動するのです。
その5:ToDoリストを作る
コーリー氏が言うには、目標を達成するのは意外に簡単なものだそうです。
それには、たった2つのことをすればいいのだとか。
その2つとは、自分自身が目標を成し遂げられる状態でいること、そして、頭で考えるのではなく具体的に行動することです。
そしてその2つを可能にするのがToDoリストです。
億万長者は目標をどうやって達成するかを、具体的な行動に落とし込み、ToDoリストを作ります。
そして、そのToDoリストをこなすことを習慣化しているのです。
コーリー氏はこうも言っています。
「一度、目標を達成するための過程(方法)を作れば、あとは考える必要はありません。ただそれをやるだけでいいのです。
ただ実直にそれをこなす習慣を身につければ、あとはこっちのものです。」
その6:複数の収入源を持つ
億万長者は、ひとつではなく複数の収入源を持っています。
コーリー氏の調査によれば、彼らの65%は少なくとも3つ以上の収入源を所有しているそうです。
収入源を複数持つことによって、もし1つの仕事がうまくいかなくても、他の2つ以上の収入源でカバーできるため、万一の時でも安心です。
コーリー氏によると、収入源の例は以下のようになっています。
例:不動産(賃貸経営)、株式投資、年金、プライベート・エクイティ投資(いわゆる企業売買)、権利収入、ロイヤリティビジネス等。
その7:時間をムダにしない
億万長者は、時間を大切にし、時間の管理を徹底しています。
彼らは、お金はいつか取り戻せても、時間は決して取り戻せないことを知っているからです。
一見、時間は無限にあるように思えますが、実際のところ非常に有限性の強いもの。
コーリー氏の調査によると、億万長者のうち63%は、一日のうちテレビやFacebook、YouTubeなどを見るのに費やす時間は1時間にも満たないそうです。
成功者は、自分の夢や目標を叶えること、読書や勉強、運動やボランティア、人脈作りのために多くの時間を費やしているのです。
まとめ
7つの習慣のうち、あなたはいくつ当てはまりましたか?
成功者たちと共通点が多いほど、あなたも成功に近づくかもしれません。
お金を稼ぐことに限らず成功を望む方は、自分の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
※出典元:FAST COMPANY
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