相手のWANTS(ウォンツ)は、どうすれば上手く引き出せるんだろう?
営業職の方、
サービス業の方、
コンサルティングの方、
記者の方。
この問いは、上記職業に就いている方はもちろん、恋愛においても永遠の課題。
理論的には、相手のWANTS(ウォンツ)を引き出すことができれば、どんな仕事も恋愛もうまくいくはずです。
そのため、誰でも「相手のWANTS(ウォンツ)は、どうすれば上手く引き出せるんだろう?」と悩むのではないでしょうか。
しかし現実はそう簡単にはいきません。
人間は100人いれば100とおりの性格をしているので、「自分だったらこうなのに」が相手には通じません。
ましてや、上記で挙げたような職業に初めて就く方や、恋愛経験の少ない方であればなおさら。
自分なりの間違ったやり方で突っ走って失敗した、なんていうのはよくある話です。
そこで今回は、初心者の方向けの相手のWANTS(ウォンツ)を上手に引き出す方法をまとめてみました。
たった2つのことに気を付けるだけでOK。
相手のWANTS(ウォンツ)を上手に引き出すのがぐっと簡単になります。
30秒でわかる記事の概要
はじめに:WANTS(ウォンツ)とは?
では、WANTS(ウォンツ)とは何なのでしょうか?
WANTS(ウォンツ)は、よく『ニーズ』と混同される言葉です。
両者の違いはとても曖昧で、同じものとして扱われることもあるのですが、ここでは私なりの解釈を書いておきます。
簡単に言うと、ニーズはややぼんやりした欲求のこと、
WANTS(ウォンツ)とは、非常に具体的な欲求のことです。
では、例を用いてより具体的にご説明します。
たとえば、あなたは今日のランチに何かを食べようか迷っているとします。
どうせなら、お得に美味しいものを食べたいですよね? このとき、
ニーズは、「ランチに何か美味しいものを食べたい!」という欲求を指し、
WANTS(ウォンツ)は、「値段が1000円以内の、スープとドリンク付きの美味しいパスタが食べたい!」という欲求のことを言います。
WANTS(ウォンツ)の方が、より具体的だとお分かりいただけると思います。
「予算はいくら?」「何系がいい?イタリアン?和食?」といった質問を経て、ニーズがWANTS(ウォンツ)に変わっていくとも言い換えられます。
ニーズの場合は、いくつも候補をぶつけなければ相手の欲求を満たすことができませんが、WANTS(ウォンツ)は、2~3の候補を出せば「それがいい!」と言ってもらえそうな気がしませんか?
今この記事を読んでいただいているあなたも
「ニーズよりもWANTS(ウォンツ)を引き出した方が、より相手に喜んでもらえる!」
…という自分自身のWANTS(ウォンツ)を直感的に分かっていたので、この記事を見つけられたのではないでしょうか。
WANTS(ウォンツ)は簡単に引き出せる!
ここまで見てくるとこう思うかもしれません。
「”非常に具体的な欲求”だなんて、WANTS(ウォンツ)を引き出すのって難しそう…」
しかし、その心配は無用です。
完全に自分のものにするには時間はかかりますが、逆にいえばそれだけ。
特殊なスキルも必要ないし、ましてや見た目(容姿)の良しあしなんて全く関係ありません!
まずは、これからお話しする超簡単な2つの方法を試していただくだけでOKです。
何よりも大事なのは、「WANTS(ウォンツ)なんて、簡単に引き出せる!」と思うこと。
できると思ってやるのと、できないかも…と自信を持てずにやるのとでは圧倒的な差が出ます。
今の時点でできるか・できないかは関係ありません。
「WANTS(ウォンツ)なんて、簡単に引き出せる!」という思い込みがあれば、半分はできたも同然です。
その気持ちを持ったまま、このあとを読み進めていただければ幸いです。
初心者向け・WANTS(ウォンツ)を上手に引き出す方法
では、ここからは具体的にご紹介していきます。
気張らず、流す感じで気楽に読みすすめてみてください。
方法1:WANTS(ウォンツ)を引き出そうとしない
いきなり根底を覆すようですが、最も大事なのは相手からWANTS(ウォンツ)を引き出そうとしないことです。
理由は簡単。あなたが初心者だからです。
野球の初心者にいきなり「スライダーを投げろ」と言ってもできないように、
初心者のあなたが、最初から相手のWANTS(ウォンツ)を100%引き出せるはずがありません。
その代りにあなたがやるべきことは、その相手と仲良くなることです。
仲良くなり、信頼関係が確かなものになって、初めて相手は心を開きます。
日本人の大部分は、本音と建前を使い分ける国民です。本音の部分=WANTS(ウォンツ)を引き出すには、まずは相手に信頼してもらわなければなりません。
セブンイレブンが取り入れたことで有名な『購買心理の8ステップ』でも、
注目→興味→連想→欲望→比較→信頼→行動→満足という8段階のステップを経て、人は商品を購入するとされています。
ここでの行動=WANTS(ウォンツ)を引き出すとすれば、その前には『信頼』という重要なステップがあるのです。
そのため、まずは何よりも相手と仲良くなることを優先しましょう。
なお、相手と仲良くなるための方法については、冒頭でもご紹介したテキストをご参照ください。
「相手の目を見て話せない」という人見知りの方の方にほどおすすめです。
方法2:上手な人に任せる
2つめの方法は、上手な人に任せること。
あなたの先輩や上司にお願いし、WANTS(ウォンツ)を引き出してもらいましょう。
たとえば、あなたが今パソコンを買い替えようと家電屋さんに行ったとします。
その時、その日から入った新人の店員とベテラン店員が居たら、あなたはどちらに相談するでしょうか?
恐らくほとんどの人が「後者だ」と応えるでしょう。
ベテラン店員さんの方が知識・経験がある分、説明も的確で、何より、こちら(買う側)が安心して話を聞けますし、また色々と質問も出てくると思いませんか?
これと同じように、初心者のあなたよりも先輩・上司の方が、知識・経験に勝っている分、
相手の懐にすっと入り、WANTS(ウォンツ)を引き出すための的確な質問・受け答えができるはず。
もちろん、先輩や上司にただ任せっきりなのはよくありません。
以下2つの点に気を付けましょう。
まず1点目は、今あなたが把握している相手の情報(年齢・職業・性格・趣味・要望など)を、事前に先輩や上司に伝えること。
先輩・上司がやりやすいようにアシストしてあげることが大事です。
2点目は、先輩・上司が実際にWANTS(ウォンツ)を引き出している現場に立ち会うことです。
WANTS(ウォンツ)を引き出す方法を、目の前で見て聞くほど確実な上達法はありません。
特に注目すべきなのは『質問のしかた』です。
WANTS(ウォンツ)を引き出すには、基本的にこちらから質問→相手が答えるという流れ。
そのため、先輩・上司がどんな質問をしているのかを注意して聞くことが大事です。
先輩・上司に丸投げするのではなく、いずれ自分がその立場になるのだということを自覚し、技術を盗みましょう。
まとめ:WANTS(ウォンツ)を上手に引き出す方法
ご参考になりましたか?
意外と簡単だったのではないでしょうか。
まとめると、とにかく初心者のうちはWANTS(ウォンツ)を引き出そうとしないのが最善策です。
まずは仲良くなることに徹し、先輩や上司に任せるのが確実です。
WANTS(ウォンツ)を引き出す目的は、相手を幸せにすること。
自分がやるんだ!という意思も大事ですが、
まず何よりも相手を幸せにするにはどうしたらいいだろう?ということを考えるようにしましょう。
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