あなたはいわゆる『超富裕層』と呼ばれる大富豪に会ったことがありますが?
多くの人は「会ったことがない」と答えるでしょう。
その理由は、超富裕層の人口自体が少ないことはもちろんですが、彼らの多くは敢えて目立たないように振る舞っているから。
では、なぜ超富裕層と呼ばれる人々は、目立たないように振る舞うのでしょうか?その理由をご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
はじめに:『超富裕層』とは?
では、そもそも『超富裕層』とはどんな人たちのことを言うのでしょうか?
Wikipediaによれば、日本とアメリカでの『超富裕層』の定義は以下の通りです。
日本:世帯の純金融資産5億円以上
アメリカ:3000万ドル以上の投資可能資産を所有する世帯※出典:富裕層 – Wikipedia
5億円は、サラリーマンの生涯年収(一生で稼ぐお金)の2倍以上に相当する金額。
日本には約5536万世帯ありますが、このうち超富裕層に当たるのは5.4万世帯。その比率は約0.1%です。
1000人友達がいる人でも、その中に1人いるかどうか。めったにお目にかかれない存在です。
超富裕層が敢えて目立たないよう振る舞う理由・2つ
では、超富裕層はなぜ敢えて目立たないように振る舞うのでしょうか?その理由を2つご紹介します。
1:自分と家族の安全を確保するため
- 乗っている車はベンツやフェラーリ
- 時計はロレックス
- 住む家は何億円もする超豪邸
- 財布の中は常に現金数十万円
こんな絵に描いたような分かりやすいお金持ちがいたらどうなるでしょうか?
強盗に襲われたり、空き巣被害や車上荒らし、誘拐されたりして、自分だけでなく家族にまで危険が及ぶ可能性があります。
超富裕者層の多くは、それを分かっています。
自分と家族の安全を確保するために、敢えてなるべく目立たないよう、お金持ちに見られないように振る舞っているのです。
事実、イケアの創業者イングヴァル・カンプラード氏(総資産5.6兆円)は飛行機はビジネスではなく、エコノミークラスを利用し、
Facebook創業者マック・ザッカーバーグ氏(総資産3.2兆円)の愛車は300万円ほどの『アキュラSX』です。
2:相手にどう見られたいかを重視しているため
超富裕層は、自分のイメージをとても大事にします。
有名な『メラビアンの法則』が示すとおり、人は相手の第一印象を初対面時の3~5秒程度で判断します。
しかもその判断基準は、90%以上が見た目で、話した内容は10%にもなりません。
ビジネスの成功において、人脈がとても重要なことを誰よりも知っている超富裕層が、見た目を重視しないわけがありません。
先ほど書いたような、派手な車・派手な時計・派手な服装を人物は、ビジネスパーソンやお金持ちという印象より先に、『浪費家』と見られがち。
こうした人物は「調子に乗っている」「信用できない」「怪しい」と思われるリスクも高くなります。
自分を派手に着飾るよりも、その相手に合わせ信頼・安心を得ることを、彼らは何よりも大事にしています。
まとめ:超富裕層の振る舞いを、まねることから始めよう。
超富裕層の人々が超富裕層たる理由は、こうした習慣や考え方にあるのかもしれません。
彼らの振る舞いは相手に敬意を払うことそのもの。
ぜひとも真似して、少しでも『超富裕層』に相応しい器に近づきたいものですね。
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