ビタミンE。
ビタミンにも色々な種類がありますが、中でもアンチエイジングや老化防止効果に優れているのは、このビタミンです。
ビタミンEはモデルさんや女優さんはに意識して摂られている方が多く、しかもそういう方の多くは「この人キレイだな」とか「肌がキレイだな」という印象が強かったりします。
ビタミンEは、いわば『最強のアンチエイジングビタミン』なのです。
というわけでこの記事では、ビタミンEの効果や摂り方などを詳しく解説したいと思います。
30秒でわかる記事の概要
ビタミンEの特徴
ではまずビタミンEの特徴から見ていきましょう。
先ほども書いたとおり、ビタミンEは『最強のアンチエイジングビタミン』。
血流の改善、細胞の保護、そして強力な抗酸化作用などが主な効果です。
そのため、加齢とともに体に起こる不具合や症状を改善してくれる作用に優れています。
また、ビタミンEは脂溶性のため、油と非常に親和性の高いビタミン。
脂質(油)は人間の体内において潤滑油のような役割を果たし、ビタミンEはこのはたらきを助けています。
脂質の質が悪かったり、足りなかったりすると、体の外側も内側も錆びてボロボロになってしまうため、
重要になるのが、脂質(油)そのものの質を上げることと、そのはたらきを助けてくれる栄養を摂ること。
この点から見ても、脂質のはたらきを助けてくれるビタミンEは『最強のアンチエイジングビタミン』と言えるわけです。
ビタミンE・5つの効果
それでは上記のビタミンEの特徴をふまえて、ここからはビタミンEが体にもたらす効果を順に5つご紹介します。
ビタミンEの効果1:不妊の予防・改善
不妊の予防や改善に効果があります。
ビタミンEは、女性の場合は、子宮内膜を作る材料になり、着床しやすい環境を作るはたらきをし、
男性の場合は、精子を作り精力減退を予防する効果があるため、不妊の予防・改善に最適です。
ビタミンEの化学名は『トコフェロール』と言いますが、これは、tocos(出産、分娩)、phero(力を与える)という言葉からできています。
つまり、ビタミンEは妊娠に大きく関わっている栄養素なのです。
不妊治療に通うカップルは6組に1組という割合にのぼっていて、大きな社会問題になっています。不妊に悩む方や、妊活中の方は、ビタミンEを意識して摂りましょう。
ビタミンEの効果2:美肌を作る!
ビタミンEは、美肌効果も抜群です。
人間の細胞は『細胞膜』という油でできた膜で覆われています。肌細胞にももちろん細胞膜は存在し、紫外線やウイルス、空気中の有害物質などから肌を守る“バリア機能”を持っています。
ビタミンEは、この細胞膜のバリア機能をUPさせ、さらに酸化防止作用も備えているので、メラニン沈着を抑えて、くすみ、シミ、そばかす等を予防。つまり、美肌効果に非常に優れたビタミンと言えます。
その証拠に、ビタミンEの化学名である『トコフェロール』は、トリートメントや美容クリームなどの化粧品に必ずと言っていいほど使われています。
ビタミンEの効果3:生活習慣病を予防・治療
血中の悪玉コレステロールを除去し血液をサラサラにしてくれるため、心臓病や動脈硬化など、主に血液系の生活習慣病を予防・治療する効果があります。
悪玉コレステロールなどの脂質は、外食が多い人や、肉を好んで食べる人は特に溜まりやすい傾向にあります。
外食を自炊に変え、肉を魚に変えることでだいぶ改善されますが、それが難しい方は、後述する食べ物やサプリメントを上手に使って、ビタミンEをきちんと摂取するよう心がけましょう。
ビタミンEの効果4:ホルモンの分泌を促す
特に女性に嬉しい効果として、ホルモンの分泌を促す効果もあります。
女性は、ホルモンバランスが乱れることで体に様々な症状が起こります。
生理不順やPMS、更年期障害からくる自立神経失調症など、近年こうした症状を抱える女性の数は増加傾向にあるようです。
裏を返せば、女性にとってホルモンバランスとはそのくらい大切だということ。
年齢を問わず、ビタミンEは女性には必須の栄養素と言えます。
ビタミンEの効果5:アルツハイマーを予防・改善
アルツハイマーを予防する効果もあります。
アメリカのミネアポリス退役軍人ヘルスケアシステムの調査によれば、ビタミンEを摂ったアルツハイマー患者に年間19%もの生活機能の改善が見られたとのこと。
年間19%の生活機能の改善とは、アルツハイマーの進行を半年以上遅らせるのに相当するそうで、発表当時は大きな話題になりました。
ちなみにアメリカ・ブルームバーグ公衆衛生大学による別の研究によると、ビタミンEはビタミンCと同時に摂ることでアルツハイマーを予防する効果が高まることも分かっています。
脳の60%以上は脂質(油)でできていますので、脂溶性ビタミンであるビタミンEが脳の機能維持に効果があるのもうなずけます。
ビタミンEを含む食べ物
では、ビタミンEを多く含む食べ物にはどんなものがあるのでしょうか?
代表的なものを以下の表にまとめました。
代表的なビタミンEを含む食べ物
食べ物の名前 | 食べ物の種類 | 備考 |
アーモンド | ナッツ類 | エリカ・アンギャルさんもイチオシの食材。 |
落花生 | ナッツ類 | |
小麦の胚芽部分 | 穀類 | |
アンコウの肝 | 魚介類 | 魚介類の中でもトップクラスの含有量。 |
すじこ | 魚介類 | |
モロヘイヤ | 野菜 |
上記で特にオススメなのが、アーモンドや落花生などのナッツ類。
ビタミンEと相性抜群な良質な油を多く含む理想的な食べ物で、歯ごたえもあるので満腹感も得やすく間食に最適です。
ミス・ユニバースの栄養コンサルタントを務めたことで有名なエリカ・アンギャルさんも特にオススメしている食べ物で、1日に手のひら半分程度の量を食べるのが最適だとか。
様々な人が取り入れているナッツ類。その効果は折り紙つきです。
ビタミンEの効果的な摂り方
最後に、ビタミンEを効果的に摂れるおすすめの摂り方を3つご紹介します。
ビタミンEの摂り方1:ナッツ類+ミックスベリー
1つ目は、すぐ上で書いたとおり、1日に手のひら半分の量のナッツ類を間食に摂ることです。
ちなみに、ミックスベリーを一緒に食べるのもおすすめです。
抗酸化作用が強く、何よりナッツ類との味の相性が良いので、我が家では間食の定番になっています。
ビタミンEの摂り方2:天然由来のものを摂る!
2つ目は、天然由来のビタミンEを摂ること。
合成し精製されたビタミンEよりも、天然由来のビタミンEの方が体への吸収率が高いからです。
また、合成されたビタミンEは人体に有害な化学物質を含む可能性もあるため、避けるようにしましょう。
特にサプリメントは、栄養を抽出し濃縮して作るため、化学物質も同時に濃縮されてしまいますので注意が必要です。
cGMPをクリアし、オーガニック原料のものが安全・安心です。
ビタミンEの摂り方3:ビタミンA・ビタミンCと一緒に
3つ目は、ビタミンA・ビタミンCと一緒に摂ること。
ビタミンAとビタミンCとビタミンEは、お互いを補完し合う非常に相性の良い栄養素です。
もちろん単体で摂っても良いのですが、一緒に摂ることでより効果が高まります。
ビタミンEについて:まとめ
ビタミンEは良い!
シャレのようですが、まさにこの言葉がぴったり。
「いつまでも変わらないよね」
ビタミンEをきちんと摂っていれば、そんな言葉をかけてもらえること間違いなし!?
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