まさに「甘い罠」!人工甘味料の種類と危険性・副作用まとめ

人工甘味料に対して、あなたはどんなイメージを抱くでしょうか?

砂糖の代用品として使用されておりカロリーも低いので、比較的健康的なものという認識の方はまだ多いかもしれません。

しかし実際のところは、様々な副作用や危険性(糖尿病や肥満、発ガン性など)が取り沙汰され、お世辞にも健康的なものとは言えず、非常に危険な物質。

もし、あなたが未だに人工甘味料を摂っているようなら、今すぐやめるべきです。

そこでこの記事では、

  • 市場に流通する代表的な人工甘味料の種類
  • 人工甘味料が使用される物の例
  • 人工甘味料が引き起こす病気の例

以上の3つを中心に、人工甘味料の危険性について分かりやすくご紹介します。



はじめに:人工甘味料とは?

人工甘味料とは、天然には存在しない甘味料の総称です。他に合成甘味料と呼ばれることもあります。

その多くは食品添加物に分類され、いずれも砂糖代用の安価な甘味料として化学的に合成・抽出して製造されたもので、砂糖の何十倍〜何千倍という甘みを持っています。

要注意!代表的な6つの人工甘味料の種類一覧

ではまず、人工甘味料の中でも現代において特に使用頻度の高い代表的な6つをご紹介します。

いずれも、市販食品・飲料の原材料表示をご覧になることが多い方は、覚えのあるものばかりです。

アスパルテーム

恐らく最も有名な人工甘味料が、このアスパルテームです。

砂糖の200倍の甘みを持つ、アミノ酸由来の人工甘味料です。

1965年にアメリカ合衆国のサール薬品が偶然発見したもので、日本・アメリカでは1983年に使用が認可されました。

アスパルテームは、後述するアセスルファムK、スクラロースと並び『人工甘味料御三家』とも呼ばれます。

3種類のうち2つ以上がセットで含まれることが多く、多くの砂糖ゼロや糖質ゼロの製品に含まれています。また、一部の医薬品では香料として使用することもあります。

アセスルファムKとは、1:1の割合で混ぜることで甘みが40%増し、風味も砂糖に近くなることから、特に多く併用されます。

アセスルファムK(カリウム)

アセスルファムKも人工甘味料御三家に数えられる、最も有名な人工甘味料のひとつです。

ドイツ人化学者カール・クラウスにより1967年に偶然発見された人工甘味料で、日本では2000年4月に食品添加物として認可されて以来急速に広まり、2008年には医薬品添加物に指定されている程、私たちの周囲に数多く存在しています。

その甘みは砂糖の200倍とされ、苦味を緩和したり、風味を良くしたり等の作用もあり、様々な製品に使われています。

動物実験では、甲状腺障害と脳機能障害を引き起こす可能性があることも明らかになっています。

スクラロース

スクラロースは、砂糖の600倍という強烈な甘みを持つ人工甘味料です。

その歴史は古く、1976年にイギリスで砂糖を元に開発された、農薬の研究中偶然生まれた等の、複数の説があります。

1991年にカナダで食品への使用がはじめて認可され、日本では1999年に認可が下りています。

製造方法は塩素で置換するという方法であり、それゆえ分子構造に塩素を含み、その構造は人工甘味料であり、ダイオキシンなどの有害物質に近いとされています。

ラット実験では腸内細菌(善玉菌)を殺してしまう作用があることが確認されています。

ネオテーム

ネオテームは砂糖の約10,000倍という非常に高い甘みを持ち、2008年時点で日本で認可されている食品添加物の甘味料の中では、最も甘味度が高い人工甘味料です。

ネオテームを開発したのは、遺伝子組み換え作物や猛毒の除草剤『ラウンドアップ』の製造元として有名なモンサント社。

2002年にアメリカで認可され、日本では2007年に食品添加物として使用が認められています。

ネオテームはアスパルテーム元に、『3-ジメチルブチルアルデヒド』という物質を添加して作られた人工甘味料ですが、
この3-ジメチルブチルアルデヒドは非常に危険な物質。

引火性・刺激性が高く、特定悪臭物質のひとつにも指定されている物質で、
皮膚刺激性、強い目の刺激性、呼吸器への刺激性があり、強い熱を加えると有毒ガスを発生させる恐れもあります。

一般には人体には有害ではないとされていますが、もともと製造したのはあのモンサント社。100%信頼はできません。

サッカリン

サッカリンは、正式名は『サッカリンナトリウム』と言い、砂糖の350倍~700倍の甘みを持つ人工甘味料です。

1878年にアメリカのジョンズ・ホプキンス大学で、発ガン性物質とそいて名高いコールタールの研究中に偶然発見されました。

第一次世界大戦の影響で砂糖が不足したことから、その代替品として急速に普及し、1960~1970年代にはダイエットコーラなどのダイエット飲料に広く使われていました。

現在、日本では、安全性維持のために食品衛生法で使用量が制限されている珍しい人工甘味料でもありますが、未だに歯磨き粉の原料としては多く使用されています。

アドバンテーム

アドバンテームは味の素が開発した新しい甘味料で、砂糖の約2万倍~5万倍という想像できないほどの甘さを持っています。

同社が国内で独占的に開発しているアスパルテームを元に開発された新しい人工甘味料で、欧州委員会とFDA(米国食品医薬品局)から認可を受け、アメリカで先行して食品添加物として登録され、日本では2014年に厚生労働省の食品添加物認可を取得しました。

その他、人工甘味料の種類一覧

上記でご紹介した以外にも、以下のような人工甘味料が存在します。

人工甘味料の名前 砂糖の何倍の甘み? 詳細
モグロシド 300倍 ラカンカから抽出・混合したもの
アリテーム 2000倍 アスパルテームと同じ原料。
シクラメート 30~50倍 現在は使用禁止。発ガン性・催奇形性の疑い
ズルチン 250倍 現在は使用禁止。肝機能障害や発ガン性の
キシリトール ほぼ同じ ガムに使用。下痢の副作用あり。
ソルビトール 60%程度 飴・ガムなどに清涼剤として使用

人工甘味料の引き起こす病気や副作用

続いては、人工甘味料が引き起こす代表的な病気や体の不調をご紹介します。

以下のとおり慢性的な症状から命に関わる重大な病気まで、実に様々な病気を引き起こすことが判明、または関連性が指摘されています。

  • 糖尿病
  • ガン
  • 頭痛
  • メタボリックシンドローム
  • 血液系の病気(心臓病、脳梗塞など)
  • 代謝障害
  • 甲状腺障害
  • アルツハイマー
  • パーキンソン病
  • 内臓障害(胃や肝臓、副腎、腎臓などの肥大・石灰沈着)
  • 奇形児の出生率増
  • 骨格異常
  • 目の疾患(眼病、視力低下、失明)
  • 耳鳴り
  • 神経疾患(頭痛、めまい)
  • アトピーやじんましんなどの皮膚病
  • 各種アレルギー症状(喘息、鼻炎など)
  • 消化器系の異常(下痢、腹痛、血便など)
  • ADHD
  • 生理不順
  • 急激な体重増加または体重減少
  • ライム病
  • バセドウ病
  • ALS
  • てんかん
  • 白血病 ※1
  • リンパ腫 ※1
  • 多発性骨髄腫 ※1

※1:男性において確認されている

人工甘味料が病気を招く理由

では、人工甘味料はなぜこれほど多くの病気を招いてしまうのでしょうか?

いくつか理由はありますが、その中でも最たる理由は、血糖値を急激に上げ代謝機能に甚大な影響を与えるからです。

この結果起こる代表的な病気が糖尿病であり、血糖値スパイクを引き起こすことで、アルツハイマーやADHD、神経疾患や頭痛、偏頭痛といった病気を発生させます。

また、人工甘味料が血液をドロドロにした結果、血管を詰まらせることで起こる代表的な病気が心臓病や脳梗塞などの血液系の病気です。

人工甘味料はダイエットにならない!

人工甘味料といえば、カロリーが低い、ダイエットやメタボリックシンドロームの解消に効果があるイメージがあることでしょう。

しかし実際は、血糖値を急激に高め、上記のとおり様々な病気や体の不調を招きます。

人工甘味料は、カロリーが低いというわずかなメリットしかなく、それより遥かに多くのリスクを抱えています。

人工甘味料を含む飲み物の消費量が35%増すと、メタボリックシンドロームの発症確率が最大67%も増大するというデータもあり、人工甘味料=ダイエットにはならないのです。

危険な人工甘味料が使われている物の例

最後に、人工甘味料が使われている代表的な物をご紹介します。

  • “糖類ゼロ”や”糖質オフ”とうたった菓子類・お酒・清涼飲料水 全般
  • ガム
  • トクホ製品(お茶、清涼飲料水、菓子類など)
  • 歯磨き粉
  • うがい薬
  • アルコール飲料
  • ゼロカロリーの飲み物 全般
  • 咳止めシロップ
  • ドレッシング
  • シリアル
  • ヨーグルト、プリンなどのデザート類
  • アイスクリーム
  • 禁煙用ガム
  • 加工肉

人工甘味料の代わりになる、体に優しい甘味料

では、何か甘いものが欲しくなったり、料理に甘味料を使いたいときはどうすればいいのでしょうか?

答えは、天然の甘味料を使用することです。そこでここでは、人工甘味料の代わりの代わりになる、体に優しい天然の甘味料の例をご紹介します。

  • 生はちみつ
  • ステビア
  • メープルシロップ
  • ココナッツシュガー

この中でも特に生はちみつは優秀で、甘味料というよりもスーパーフードです。天然の酵素、豊富なミネラルや各種抗酸化物質など複数の栄養素を含み、免疫力アップに有効です。

ステビアも、南米を中心に長い間使用されてきた天然の甘味料です。砂糖の200倍の甘みを持つ一方で副作用もなければ、カロリーもありません。

その他の、メープルシュガー、ココナッツシュガーも比較的体に優しい甘味料ですが、いずれも摂り過ぎは禁物。

これらはあくまでも”糖質”であり、体に良いというよりは”体に優しい”もの。積極的に摂るべきではありません。

調味料として少量を使用する程度にとどめ、できるだけ使わないようにしましょう。

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人工甘味料の種類・危険性・副作用について:まとめ

人工甘味料の危険性について、お分かりいただけたでしょうか。

恐らく人工甘味料ほど私たちの身の周りに溢れている食品添加物は他にありません。しかし、成分表示をきちんと自分の目で確認することで、人工甘味料を避けることは決して難しくはないのです。

人工甘味料の最大の恐ろしさは、その中毒性にあります。

食べれば食べる程に、まるで麻薬のように次から次へと欲しくなり、量も増え、それに伴って副作用や病気が慢性化し、やがては重大な病気へと発展します。

かつてアメリカの肥満率は、アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなどの普及と共に急速に増えていきました。

現在は人工甘味料の危険性が認識され、それも改善しつつありますが、日本はまさに今が当時のアメリカと似た状況にあるのかもしれません。

人工甘味料の甘い罠にかからぬよう、知識という名の武器を身に着けましょう。

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