一日のうちで最も眠い時間帯は何時ですか?
「ランチ明けの時間帯」と思った方、もしかしたら休憩中や昼食に食べたものが原因かもしれません。
もちろん昨日までの疲れや寝不足が原因の可能性もありますが、
慢性的に昼食後に眠気が襲ってくるとしたら、恐らくあなたの食生活が問題です。
実は、眠気は普段の食生活を少し見直すだけで、だいぶ改善されます。
栄養ドリンクや缶コーヒーやガムに頼らずとも、食べ物に気を付けるだけでOK。
そこで今回は、昼食後の眠気の原因になりうる食べ物8つをランキング形式でご紹介します。
>> 高GI食品→低GI食品に変え、眠気や血糖値スパイクを予防!自然栽培の『菊芋』を98%使用したオーガニックサプリ『金の菊芋』
>> オーガニックアガベを使用したイヌリンパウダー(それ自体が甘味料でもあるので、摂りすぎに注意!)
30秒でわかる記事の概要
眠気の原因は糖質とGI値
まずは眠気の原因が何か知っておきましょう。
結論からいうと、原因は糖質です。
糖質が体に吸収されるスピードが速くなるにつれ、
血糖値が上がる速度も上がり、眠気も強くなります。
つまり、糖質が体に吸収されやすい食べ物ほど眠くなりやすいということで、
この吸収のスピードを表す値を『GI値』と呼びます。
※GI=Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略
GI値はブドウ糖(最も一般的な糖分)を100とし換算していて、
この数値が70を超えると体に悪影響を与えると言われています。
高GI値の食品は万病の原因に!
血糖値の上昇が招く弊害は実に様々なものがあります。
糖質が血管に詰まって起こるのが心臓病や脳疾患。
脳内ホルモンのバランスが乱れて起こるうつ病、自律神経失調症。
消化しきれない糖質が起こす糖尿病や通風。
摂りすぎて体で処理しきれない糖質が脂肪となって体につくのが肥満です。
高GI食品が招く『血糖値スパイク(グルコーススパイク)』
そして、こうした昼食後の眠気や生活習慣病、うつ病などの原因となる現象が『血糖値スパイク(グルコーススパイク)』です。
※『血糖値スパイク(グルコーススパイク)』とは、食後に血糖値が急上昇し、空腹時と食後の血糖値の差が大きくなる状態のこと。
そして今度は、急激な血糖値の上昇を抑えようと、
脳内でアドレナリンが大量に分泌されます。
アドレナリンは、ボクサーや格闘家を語る時によく聞かれますが、別名『闘争ホルモン』。
これが大量に分泌されることで、血管の収縮や心拍数の急激な上昇が起こり、これが上記の心臓病などの原因です。
さらに今度はアドレナリンの分泌が止むと、血糖値はまた急激に低下し、
この際に眠気や頭痛が起こると言われています。
これが血糖値スパイク(グルコーススパイク)が様々な病気や弊害をもたらすメカニズムで、この現象を起こしてしまうのが、これからご紹介する高GI値食品なのです。
GI値の高い食べ物ランキング
それでは、身近なGI値が高い食品をランキングでご紹介します。
※あくまでGI値だけを比較したもので、コメントには個人の見解も含むことをご了承ください。
GI値の高い食べ物8位:カップラーメン(73)
GI値:73です。
GI値の高さはもちろん、塩分も食品添加物も非常に多い食品ですので、
ごくたまに食べる程度に留めることをおすすめします。
(食べないのが望ましいですが)
ランチタイムにこればっかり食べている男性、周りにいませんか?
今すぐ止めてあげましょう!
GI値の高い食べ物7位:はちみつ(75)
GI値:75です。
健康的なイメージの強いはちみつですが、GI値の観点だけで言えばはちみつも危険です。
もともとは植物が原料とはいえ、ミツバチによって精製されて糖分濃度が濃くなっています。
ただ、はちみつだけを食べるような人は、くまのプーさん以外には居ないでしょうから、
『何にかけて食べるか』を気にしていれば、そこまで気にする必要もないと思います。
GI値の高い食べ物6位:パンケーキ、ホットケーキ(80)
GI値:80です。
女性に人気のパンケーキも、高GI値食品です。
小麦粉がメインの材料ですから、この値もうなずけますね。
しかしパンケーキの恐ろしさは原料の小麦だけではありません。
パンケーキにかける調味料といえば、ワースト7のはちみつ。
高GI値の食品が2つも同居する状態は想像しただけでも恐ろしいもの。
さらに恐ろしいのはパンケーキの茶色く焼けた部分。
この部分は、極限まで酸化した糖分と脂質が合体してできた『終末糖化産物』というもの。体を著しく酸化させます。
パンケーキは、GI値だけで見ればこの順位ですが、総合的にはワースト1とも言える食品です。
※もちろん、呼び名の異なるホットケーキも同様です!
GI値の高い食べ物5位:白米(84)
GI値:84です。
白いものは体に悪いといいますが、その例に漏れず白米がランクイン。
アメリカでは「白米はジャンクフード」とも言われ、ハーバード大学の発表によると、白米を食べると糖尿病発症のリスクが40%以上も高くなるのだとか。
お米は日本人の主食。この研究データは耳が痛いですね。
ちなみに私は玄米をメインに食べていますが、慣れるとこっちもなかなか美味しいですよ。
栄養価も白米に比べて高く、GI値も55と低く健康的。
よく噛まないといけないので満腹感も増します。
個人的には、お米好きの人にほど玄米がオススメです。
GI値の高い食べ物4位:うどん(85)
GI値:85です。
ワースト5の白米同様に、うどんは白い食べ物の代表格です。
ファーストフードチェーンとして最近伸びてきている業種でもあり、食べる機会は多いのではないでしょうか。
うどんだけでもGI値が高いのに、チェーン店ではさらに化学調味料満載のスープと、酸化しきった油で揚げた天ぷらが加わります。
総合的に見て、カップラーメン同様あまり健康に良い食べ物とは言えません。
麺類がお好きな方は、うどんよりは十割そばを食べてみてはいかがでしょう。(そば粉のGI値:50)
白米よりも玄米が良いように、白いもの→茶色いものに変えていくことでGI値は制限できます。
GI値の高い食べ物3位:じゃがいも(90)
GI値:90です。
ワースト3にはじゃがいもがランクイン!
炭水化物の代表格というイメージそのまま、高GI値の食品です。
しかし、じゃがいもの皮にはクロロゲン酸というファイトケミカルを比較的多く含まれており、
この成分は脂肪肝や糖尿病に効果があることがわかっています。
じゃがいものGI値が高いのは事実ですが、
皮を剥かずに丸ごと使うなど調理法を工夫することで糖質の吸収を穏やかにすることができます。
GI値の高い食べ物2位:菓子パン(95)
GI値:95です。
菓子パンのGI値の高さの理由は、まず主原料の小麦。
そして”菓子”パンという名前が表すように、砂糖などの甘味料を大量に使用することにあります。
そのため、ブドウ糖(GI値:100)に迫るGI値の高さは当然です。
ランチにパンを食べている方は、まず間違いなくお昼に眠くなるでしょう。
さらにGI値の高さ以上に気をつけたいのが、マーガリン等のトランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は虫が寄り付かない油として有名で、別名『食べるプラスチック』。
発がん性があり、免疫機能を壊したり、人間の体にとって害悪以外の何者でもありません。
欧米では規制あるいは禁止されている物質ですが、
日本ではコンビニやスーパーで販売されているパンには、ほぼ間違いなくトランス脂肪酸が含まれています。
菓子パンは極力避けることをおすすめします。
GI値の高い食べ物1位:飴(103)
GI値:103です。
堂々のワースト1は飴。
ざっくり言えば、飴は砂糖や甘味料を凝縮して固めたもの。
ブドウ糖超えのGI値:103という数字は正にそれを証明しています。
休憩中についつい舐めてしまったり、子どものおやつとしても定番品。
身近なところにこそ、とても危険なものが潜んでいるものです。
灯台下暗しとはこのことです。
昼食後の眠気を予防する方法
それでもランチメニューは、白米やパン等の糖質満載のメニューが中心となってしまいがち。低GI食品を見つけるのはなかなか困難です。
そんな時におすすめしたいのが『イヌリン』という成分です。
イヌリンは食物繊維の一種で、水と混ざるとゲル状になる性質を持っています。
このゲルが糖質や脂質を絡め取り、吸収を抑えてくれると共に、体外への排出を促進。
結果として、血糖値スパイクを抑え、ダイエットや肥満予防にも効果的であると考えられます。
食前にイヌリンを摂取するのが最大のポイントで、効率よく摂るためにはサプリメントやパウダーが最適です。
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>> オーガニックアガベを使用したイヌリンパウダー(それ自体が甘味料でもあるので、摂りすぎに注意!)
水と一緒に食前に飲むことで、胃の内部でゲル化し、高GI食品を低GI食品に変えてくれます。
普段からイヌリン配合のサプリメントやイヌリンパウダーを常備し、食前に飲むくせをつけることで血糖値スパイクやそれによって起こる眠気や肥満、生活習慣病などを予防しましょう。
GI値の高い食品について:まとめ
GI値はあくまでひとつの基準。
今回挙げた食品を絶対に食べてはいけないということではありません。
私もたまにパンは食べますし、飴だって舐めます。
じゃがいもも大好きで料理によく使います。
普段は玄米ですが、たまに食べる白米は絶品だと思います。
ただ、高GI値の食品が血糖値を上げることは事実。
明日からは昼食後の眠気を改善するための1つの基準として、GI値を意識して食べ物を選んでみましょう。
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