時間もお金も要らない!見るだけで「科学的に」癒される写真・5種類

「ああ、癒されたい!」

そう思う瞬間は誰にでもあるもの。

でも、旅行やレジャーに行くのは時間的に厳しいし、思い切りショッピングを楽しむのは経済的に余裕がないし、美味しいものを気にせず食べるのも体を壊しそうで…

癒されたいのに癒されない!あなたは、そんな悩みをお持ちではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、ある写真を見ること。

今回ご紹介するのは、いずれも科学的に脳が癒されると証明された写真です。時間もお金も健康も気にせず、ただ見るだけで癒しを得ることができます。

通勤時間や休憩時間にほんの2、3分。脳を癒す写真を眺めてみませんか?



脳が癒される写真1:緑(植物)の写真

エクセター大学のヨーロッパ環境と健康センターの心理学者、マシュー・ホワイト氏が17年間にわたって行った研究によると、木や草などの緑が多い環境に住む人は、そうでない人々よりも精神的な疾患(うつや不安障害)が少ないと判明しています。

他にもいくつか研究例があり、たとえば、2012年に行われたアムステルダム自由大学・コミュニケーション科学科による研究では、緑の写真を見ることは精神安定効果が得られると発表し、

オランダの病院による調査では、植物や植物の写真を使用したポスターを見た患者は、そうでない患者に比べてストレスが少なかったと報告されています。

脳が癒される写真2:海の写真

「水は生命の源」という言葉がありますが、これは健康面のみにとどまりません。

人間だけでなく全ての生物にとって水は極めて重要な物質で、特に水の音は人間の精神的な健康においても必須であることが実証されています。

スイス・チューリッヒ大学が科学誌『PLOS ONE』に掲載した研究によれば、音楽を聴いた人の唾液(だえき)には、水の音を聞いた人よりもストレスホルモンが多く検出されたと発表されています。

この研究では、60人の女性を3グループに分けて行われ、1つ目のグループには音楽を聴かせ、2つ目には水の音、3つ目には何も聴かせずに、ストレスがかかる環境下でどれだけのストレスを感じるかを調査しました。

結果は先ほど書いたとおりで、水の音を聴いた2つ目のグループの人たちが最もストレスを感じませんでした。

海の写真は、この『水の音』が聞こえる環境を連想させる効果があり、海洋生物学者のウォーターズ・J.ニコルズ氏によると、 「海の写真を見ることは、一瞬で幸福感や満足感を得られ、脳が軽い瞑想状態になる」とされています。

脳が癒される写真3:自然の写真

自然の中にある一定の模様を見ると、癒しの効果が得られることがわかっています。花の花びら、木の幹の模様や年輪、波の形状や雪の結晶などがその例です。

オレゴン大学・マテリアルサイエンス研究所のリチャードテイラー博士によると、人間の視覚処理能力は、花びらや年輪などの自然界の模様を知覚しやすく、美しいと感じるように進化してきたとのこと。

そして、この知覚能力の向上が、自然界の模様を観る人にリラックス効果をもたらしたと言われています。

脳が癒される写真4:人工物の写真

意外なことに、人工物の写真にも癒しの効果があることがわかっています。

これは人工物にも特定の形や線が繰り返し使用され、一定のパターンで並んでいるデザインのものが多いため。

先ほども簡単に説明したように、脳は一定のパターンが連続したり、上下や左右対称などの『対称性』を好む傾向にあるため、この対称性を持つ人工物には癒しの効果があるのです。

マンダラ模様やブランドものに採用されているモノグラム模様がその例です。

脳が癒される写真5:青い色の写真

5つ目は青い色の写真です。

色彩研究者として有名なクレイトン大学のナンシー・J・ストーン博士は、自身の研究の中で、難しい仕事をしている最中に青い色を見ると、不安や焦りなどが緩和されることを発見しています。

また、2004年に行われた色と感情の関係に関する研究では、青い色は、静けさ・幸福感・落ち着き・希望・慰しなどの感情を高めることが分かっています。

このように、青い色には「気分がブルーになる」などの用例に代表される”悲しみ”のイメージとは対照的に、悲しみやうつ、不安などの負の感情を和らげる癒しの効果がると言えるのです。

癒される写真について:まとめ

どの写真も、ついぼーっと眺めてしまうものばかりで、脳が癒されているという証明なのかもしれません。

忙しく過ごしていると、ついつち心の健康をないがしろにしてしまいがちですが、週に1度くらいは今回ご紹介した写真を観たり、そういった景色やものが観られる場所に足を運び、癒されてみませんか?

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