あなたが昨晩飲んだビール、ワインには『猛毒の除草剤』が入ってるかも…!
アメリカから衝撃のニュースが届きました。
なんと、ビールとワイン合計20個のサンプルのうち、19個から猛毒の除草剤成分『グリホサート』が検出されたのです。(ビール:15種類、ワイン:5種類)
しかもそのサンプルはいずれも有名メーカーのもの。
当然、日本にも輸入されている製品もあるため、「日本とは関係のない出来事だ」と軽んじてはいけません。
この記事では、
- 猛毒除草剤を含むビール、ワインと検出量
- 猛毒除草剤成分『グリホサート』が危険な理由
上記2点についてまとめました。
海外のビール・ワインを愛好する方はもちろん、「グリホサートについてよく知らない」という方も、ぜひお読みください。
30秒でわかる記事の概要
この試験結果のまとめ
まずは、CALIFORNIA PUBLIC INTEREST RESEARCH GROUPが実施したこの試験の結果を、簡単にご紹介したいと思います。
- 20個のサンプル(ビール:15種類、ワイン:5種類)のうち、19個にグリホサートを検出
- そのうち最も高かっのたは『Sutter Home』のワインで、51.4 ppb
- 『オーガニック』と謳っている4つのビールのうち、3種類からグリホサートが検出
以上のようになっています。
『オーガニック』にも関わらず除草剤成分が検出!
驚くべきは、検出率95%という数字はもちろん、なんと『オーガニック』と表記のある製品からも見つかっていること。
グリホサートが主成分の『ラウンドアップ』は、除草剤です。
そのため、農薬・除草剤などを使用しないオーガニック農法でグリホサートが検出されるとは本来考えられません。
にも関わらず検出されているということは、すでにグリホサートが土壌深くに入り込んでしまっており、その影響を避けることは極めて困難だということです。
いちどラウンドアップを使ってしまえば、もはやオーガニック農法を行うこと自体が難しいのかもしれません。
除草剤の猛毒成分『グリホサート』が検出されたビール・ワイン一覧
では次に、今回の試験で用いられたビールとワインをそれぞれご紹介します。
以下のリストに、商品名(銘柄)とグリホサート濃度などをまとめましたので、ご覧ください。
種類 | 商品名(銘柄) | 原産国・製造年 | グリホサート濃度 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ビール | クアーズライト | アメリカ・2018年 | 31.1 ppb | |
青島ビール | 中国・2017年 | 49.7 ppb | ||
ミラーライトビール | アメリカ・2018年 | 29.8 ppb | ||
バドワイザー | アメリカ・2018年 | 27.0 ppb | ||
コロナ エキストラ ビール | メキシコ・2017年 | 25.1 ppb | ||
ハイネケン | オランダ・2017年 | 20.9 ppb | ||
ドラフトギネス | アイルランド・2018年 | 20.3 ppb | アメリカで瓶詰め&販売 | |
ステラ・アルトワ | ベルギー・2017年 | 18.7 ppb | ||
ステラ・アルトワ(シードル) | ベルギー・2018年 | 9.1 ppb | ||
エース・ペリー(シードル) | アメリカ・2018年 | 14.5 ppb | ||
New Belgium Fat Tire Amber Ale | アメリカ・2018年 | 11.2 ppb | ||
Sam Adams New England IPA | アメリカ・2018年 | 11.0 ppb | ||
Sierra Nevada Pale Ale | アメリカ・2018年 | 11.8 ppb | ||
サミエルスミスオーガニックラガー | イギリス・2017年 | 5.7 ppb | オーガニック | |
Peak Beer Organic IPA | アメリカ・2018年 | 検出されず | オーガニック | |
ワイン | Sutter Home Merlot | アメリカ・2018年 | 51.4 ppb | |
Beringer Founders Estates Moscato | アメリカ・2018年 | 42.6 ppb | ||
Barefoot Cabernet Sauvignon | アメリカ・2018年 | 36.3 ppb | ||
Inkarri Malbec: Certified Organic | アルゼンチン・2016年 | 5.3 ppb | オーガニック | |
Frey Organic Natural White | アメリカ・2017年 | 4.8 ppb | オーガニック |
以上のように、最もグリホサート濃度が高いのは、ビールが青島ビール(49.7 ppb)、ワインではSutter Home Merlot(51.4 ppb)となっています。
また、前述のようにオーガニックを謳った製品はビール・ワインでそれぞれ2種類ありますが、このうちグリホサートが検出されなかったのはPeak Beer Organic IPAのみ。
このリストのうちビールは日本でも販売されているものも非常に多く、決して『アメリカでの出来事』ではないのです。
グリホサートは、100分の1ppbでも危険
ちなみに、この試験で検出されたグリホサートの濃度は、EPA(米国環境保護庁)が定めるリスク許容度に満たないレベルです。
しかし、「たとえ100分の1ppbだとしてもグリホサートは人体に有害である」と専門家は指摘しているようです。
特に、乳ガンのリスクを増大させる可能性があり、細胞と内分泌液を乱すなどの悪影響があるとのこと。
これ以外にも、グリホサートは以下に挙げるような病気をもたらす可能性があるのです。
グリホサートが危険な理由
では、なぜグリホサートがなぜこれ程危険視されているのでしょうか?
それは、強い発がん性を持ち、内分泌液・ホルモンをかく乱し、肝臓疾患ももたらす等、恐ろしい悪影響をもたらすからです。
より詳細な理由は『たとえ少量でもNG!グリホサートが危険な8つの理由【発がん/蓄積性・320億賠償】』にまとめていますので、グリホサートやラウンドアップについてよく知らない方は必ずお読みください。
>> たとえ少量でもNG!グリホサートが危険な8つの理由【発がん/蓄積性・320億賠償】
まとめ
以上、ラウンドアップ(グリホサート)の魔の手は、私たちの生活の到るところに及んでいます。
ヨーロッパを中心に使用禁止が進んでいるグリホサート。
しかし日本ではグリホサートを含む除草剤ラウンドアップをJAが使用を推奨し、ホームセンター等で堂々と販売されている始末…
※以下、Facebookより
このままでは日本はアメリカの二の舞になりかねません。
まずは知ること。周囲の一人でも多くの人にそれを知らせていくこと。
そして、グリホサートは絶対に使わない。
まずはそこから始めましょう。
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