皆さん、Turkのフライパンをご存知ですか?
上の写真にもあるような、すごく見た目がごつい無骨なフライパンなのですが、
これがすごく使い勝手もよくて料理も美味しくできてお気に入り!
私は使い始めて3ヵ月くらいになりますが、ストレスなく使えています。
テフロン加工のフライパンは表面の加工がはがれるから、
健康面で心配だし、料理もこびりつくし、何回も買い換える必要もあって、
「何か良いフライパンないかなあ?」と思っていたところに出会ったのが、このTurkの鉄フライパンです。
今日は、私のお気に入りTurkの鉄製フライパンについてレビューと、焼ならし~お手入れの方法についてご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
Turkとは?
Turkはドイツのザウアーランドという場所にある1857年創業、フライパンの専門の工房です。
ここでは、職人さんが昔ながらの製法を守っていて、手作業でひとつひとつフライパンを作っています。
純粋な鉄の1枚板から叩き出して作られているので、つなぎ目がなく、
お手入れをちゃんとすれば、半永久的に、一生使えるのだとか。
見た目はすごく無骨ですが、それは1枚の鉄から鍛え出された証拠なので、品質が高い証拠です。
2kgの純鉄の延べ棒を熱して、100kgのハンマーで約10分間も鍛えて、
テニスラケットのような形にのばします。
ここまでも全部、職人さんの長年の勘のみでできるので、
コンピューターに制御された機械ではできない作業なのだとか。
職人さんってほんとにすごいですね。。。
※より詳しくは、こちらの公式ページをご覧ください。
Turkのフライパンは、ここがすごい!
作り方からして、すごいのが十分に伝わるTurkのフライパンですが、
機能面や健康面でもいいことがたくさんあります。
1:栄養としての鉄分が摂れる!
天然の純粋な鉄からできているので、Turkのフライパンで作った料理をすると、栄養素として良質な鉄分が補給できるのだとか。
妊娠中に鉄分不足からくる貧血で悩んだことがあって、医者で出される薬は胃が荒れて私には合わなかった経験があります。
そのため、料理する(焼く)だけで天然の鉄分が摂取できるフライパンなんて本当に理想的です!
2:熱の伝導性が良い!
鉄は、熱伝導性が高く熱を通しやすくて、かつ、保温性も高いので、いったん熱してしまうと、あとは弱火~中火くらいでそのまま調理OK!
ガス代の節約にもなりますし、食材を入れると表面温度が下がってしまう
普通のフライパンと違って、火の調整の必要がないので楽ちんです。
3:こびりつきなし!
テフロン加工のようなコーティングがないと、料理したあとにこびりつきそうなイメージがありますが、
実際は、あとから説明する「焼ならし」をしっかり行えば、全然こびつきがありません!
熱伝導性が良いことも関係していると思いますが、卵焼きを作っても、お肉を焼いても、全然こびりつきがなくて、ストレスなく料理ができます。
表面加工の寿命を気にすることもないので、気が楽です。
4:何より美味しい!
そしてやっぱり、Turkのフライパンで作った料理はとっても美味しいです!
お肉を焼いたりすると特にわかりますが、表面はカリッ、中身は肉汁を閉じ込めてジュワッと美味しく焼きあがります。
我が家では、ちょっと良いお肉を買った時には必ずTurkのフライパンでステーキにしてます。
あとで紹介しますが、焼いているところから、もうすでに美味しそうですよ。
Turkのフライパンはなぜ「焼ならし」が必要?
ふつう、フライパンは焼きならしなんてしませんが、このTurkのフライパンは、焼きならし(シーズニング)の作業が必要です。
理由は2つあって、ひとつは下ろしたてのTurkのフライパンには錆止め加工がされているのでそれを剥がさなきゃいけないから。
※鉄は酸化しやすいから、出荷の段階では錆止め加工がされているようです。
もうひとつは、油を染みこまでせることでコーティングして調理をしやすくする(こびりつき防止など)ため。
こう聞くと、ちょっとめんどくさそうですが、工程はとってもシンプルです!
次から、順番に説明していきます。
焼ならしに必要なもの
Turkのフライパンの焼ならしに必要なものは以下の5点です。
どの家庭にもあるもので、特に変わったものを買い足す必要はないと思います。
- 食用の油
- 野菜くず(茎や皮など、料理で使わず捨てる部分)
- 塩(自然塩がおすすめ!)
- ヘラ(木ベラがいいかも)
- クッキングペーパー
あとはもちろん、Turkのフライパンも忘れずに!(笑)
ちなみに私はいつも使ってる楽天で購入しました。
>>私がTURKのフライパンを購入した楽天のショップはここ。
Turkのフライパンの焼ならし~お手入れまで
では、さきほどの5点とTurkのフライパンを使った、
焼ならしの方法と、お手入れの方法をかんたんにご紹介したいと思います。
1:洗剤をつけて水洗いしましょう。
表面の汚れなどを洗い流すため、まずは洗剤で洗いましょう。
フライパン表面に傷がつかないように、スポンジはやわらかいものか、金だわしを使って、
洗剤も、できれば天然の原料でできた洗剤で、石油系の合成界面活性剤などを使用していないを使いましょう。
そしてもちろん、しっかり水ですすぎましょう。
2:水分を拭き取りましょう。
洗い終わったら、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ります。
このあと、油を入れて、焼きならしの工程にうつるので、
水分が残っていると油がはじけて火傷をしてしまう恐れもあります。
しっかり拭き取りましょう!
水分を拭き取ったら、いちど火にかけます。
これで表面の水分を完全に蒸発させます。
3:油をフライパンが浸るほど入れましょう。
続いて、油をフライパンの中に入れます。
(フライパンの表面が浸るくらい入れます。)
公式の焼ならしの動画では1cmくらいとなっていましたが、
そこまで多くなくても、ふだん炒めものをするくらいの量で大丈夫みたいです。
4:野菜くずと塩を入れ、弱火で炒めましょう。
ここからが焼きならし作業の本番です!
野菜くずと塩を入れて、フライパンのふちの方まで油が行き渡るようにヘラで油を伸ばしながら、野菜くずを炒めます。
しばらくすると、上の写真のように、油がグツグツと煮立ってきます。
この状態になっても火は「弱火」のままで野菜くずをゆっくり炒めます。
5:野菜くずが茶色くなるまでじっくり炒めましょう。
またしばらく(10分~20分くらい)すると、野菜くずが茶色っぽくなってくると思います。この状態になったら、焼きは終了です!
6:油と野菜くずを取り、「ぬるま湯」で洗いましょう。
火を止めて、茶色くなった野菜くずを取り出したら、
あとは、クッキングペーパーで丁寧に油を拭き取ってあげましょう。
油を拭き終わったら、冷水で急激に温度を下げてしまうのを避けるために、「ぬるま湯」のみでTurkのフライパンを洗ってください。
注意点!
このとき、洗剤は使わないでください!!
洗剤を使うと、油が落ちてしまい、せっかくの焼ならしの作業が台無しになってしまいます。
油を残しておく事が重要です!
油がフライパンの表面をコーティングしてくれるおかげで、焦げ付きにくくなるので、ぬるま湯で、表面の油を軽くなで洗う感じでOKです。
7:火にかけて水気を飛ばす
洗い終わったら、最後にまた弱火にかけます。
これは、フライパンに残った水分を飛ばすための作業です。
Turkのフライパンは鉄製なので、水分が残っていると、そこから錆びてしまいます。
そのため、クッキングペーパーで水分を拭き取った後は、必ずこの作業をやります。
8:乾燥させたら、焼きならし完了!
乾燥させたら、これで一連の焼きならしの作業は完了です。お疲れ様でした。
焼きならしが必要と聞くとめんどくさそうと思うかもしれませんが、工程はとってもシンプルです。
毎回、料理の度にこれをやるのでは面倒かもしれませんが、最初の一回だけですし、難しくないですよ。
Turkのフライパンでお肉を焼いてみました。
先程も書きましたが、Turkのフライパンの良さが一番わかるのはお肉!
パルシステムで、赤身の良いステーキ用牛肉を買ったので焼いてみました。
繰り返しになりますが、表面はカリッと焼きあがってるんですが、
食べてみると中から肉汁がじゅわっと出てきて、すごく美味しいです。
ふつうのテフロンのフライパンでは味わえない食感です!
多少大げさですが、鉄板焼き屋さんの、あの特別感がお家でも楽しめちゃいます。
このお肉の美味しさが家庭でも味わえちゃうので、これだけでも買ったかいがありました!
まとめ
一生ものの鉄フライパン、Turkのフライパン、本当に買ってよかったです。
ちなみに普段のお手入れも簡単で、ふつうに中性洗剤で洗って、拭いて、弱火で水気を飛ばすだけでOK。全然難しくありません!
こびりつきもないし美味しいし、お手入れも簡単で一生持つ。それに何よりも健康です!
テフロン加工のフライパンに代わるものを探していた方も、
鉄フライパンを検討していたけど迷っていた方も、
ぜひTurkのフライパンをお試ししてみてくださいね!
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