累積疲労という言葉をご存知ですか?
8月も半ばに入りやっと涼しくなってきました。
でも、もうちょっとがんばらなきゃいけないのに、暑さの疲れが溜まってしまって、体がついてこない…
こんな疲れを「累積疲労」と言います。
8月は夏の疲れが最も出る、体調を崩しやすい時期。
そんな8月を乗り切るために、累積疲労を改善する方法をご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
累積疲労の改善法1:栄養をしっかり摂る
まずは栄養をしっかりとること。
体は食べたものでできていますので、疲労を回復できる食べ物を摂るのが一番。
とはいえ、お腹に貯まるものをがっつり摂ればいいわけではありません。
お肉や味の濃いものをがっつり食べてはかえって累積疲労を改善するどころか、逆に悪化させる原因にすらなります。
疲労回復に効く栄養素をピンポイントで摂るか、夏野菜を摂るのがおすすめです。
累積疲労の改善に良い栄養素とは?
それでは、疲労回復に効く栄養素をご紹介します。
その栄養素は、タンパク質、ビタミンB群、クエン酸の3つです。

累積疲労を改善する『夏野菜』のパワー!
夏野菜は、ファイトケミカルという栄養素に注目。
抗酸化作用が抜群の栄養素で、効果的に疲れを取ってくれます。
トマトのリコピンやにんにくのアラニンなど、夏バテに効果的なものばかり。
もちろん、累積疲労を改善するのにも効果テキメンです。
累積疲労の改善法2:質の高い睡眠を摂る
二つ目は睡眠です。
いくらしっかり栄養を摂っても、睡眠をとらなければ疲労は回復しません。
ましてや累積疲労ならなおさらです。
人間は睡眠をとることではじめて脳も体も回復します。
そのため、睡眠の質を高めることは本当に重要です。
睡眠の質を高めるためには主に3つのコツがあります。
睡眠の質を高めるコツ1:12:30までに就寝
これは、睡眠中に分泌される成長ホルモンに関係しています。
成長ホルモンが最も多く分泌されるのは就寝して30分後~3時間後。
また、夜22時~2時も成長ホルモンが多く分泌される時間帯です。
人間の睡眠周期は約90分。
逆算すると、遅くとも夜の12:30までに就寝すると、成長ホルモンの恩恵を最大に受けることができます。
睡眠の質を高めるコツ2:睡眠時間は7時間程度
睡眠時間も重要で、6時間半~7時間半程度がベストです。
これより長くても短くてもダメだとか。
ちなみに、アメリカで行われた調査によると、最も死亡率の低い睡眠時間の平均は7時間半という結果が出ています。
無理やり寝ればいいというわけではありませんが、基準として覚えておくと良いでしょう。
睡眠の質を高めるコツ3:寝具や空気清浄機にこだわる
人間は寝ている間、肩と腰に全体重の80%程度がかかっているそうです。
そのため、肩と腰にかかる圧力を分散できる体圧分散布団で寝ることが疲れを残さないコツ。
よく寝違えるという方は枕にもこだわりましょう。
ストレートネック防止枕などがおすすめです。
また、空気清浄機も良いでしょう。
就寝中は呼吸が深くなるため、布団に居るダニやノミを多く吸い込んでしまいます。
ダニやノミは強力なアレルゲンなので、これを防ぐためにも空気清浄機は必須と言えます。
まとめ
しっかりと栄養を摂って、しっかり寝る。
考えてみれば当たり前のことですが、これが最も効果的で確実な累積疲労の改善策です。
正しい知識は身を助けます。
疲れの出やすいこの時期にこそ、知識は大きな武器になってくれます!
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