浄水器は、飲料水用のものだけではありません!
毎日入るお風呂の水にもおすすめです。
特にアトピー肌の人や、敏感肌の赤ちゃんには必須アイテムだと私は思っています。
その理由は、塩素。
日本の水道水は、世界で最も塩素濃度の濃い水だと言われているのです。
塩素は、消毒・殺菌に使われる劇薬。そのままだと皮膚を溶かすような劇薬が肌に良いはずがありません。
他の記事でも書いているように、肌の健康には内側ケアをしっかりやるのが最も重要。
しかし、外側からのケアもまた重要。決して軽視してはいけません。
そこでまず気を付けたいのが、毎日入るお風呂の水。
この記事では、お風呂にも浄水器が必要な理由と、NSF認証のお風呂用浄水器を厳選してご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
お風呂にも浄水器を付けた方が良い理由
お風呂にも浄水器を設置した方が良いと言える一番の理由は、すでに述べている通り塩素です。
しかしそれだけではありません。
水道水が肌に悪い理由は、他にあと3つあります。
理由1:水道管が老朽化している
日本の水道管が老朽化し、ボロボロになっていることをご存知でしょうか?
まずはこちらの写真をご覧ください。
これが日本の水道水の現実です。
2015年の発表では、全国の1割の水道管がすでに交換期限を過ぎていて老朽化が進み、さらに全く交換が追いついていないことが判明しています。
大量の塩素で消毒された水道水は、このような古くなって錆び付いた水道管を通ってきているのです。
理由2:発ガン性物質が発生する可能性
さらに怖いのは、トリハロメタンなどの発ガン性物質です。
水道水は、温度が上がるにつれて、こうした発ガン性物質が生成されやすくなるという性質があり、
沸騰させた水道水中のトリハロメタンの量は、常温の2倍にもなります。
このお湯があなたの家の蛇口やシャワーから流れてくるのです。
理由3:塩素と発ガン性物質たっぷりの水蒸気
また、たとえお湯に浸かってなくても安心はできません。
シャワーを15分浴びれば、巻き上げられた水蒸気が体中の毛穴から侵入し、水道水約2リットルを飲んだのと同じ量の塩素が体に吸収されることが分かっています。
まとめ:お風呂にも浄水器が必要
このように、お風呂のお湯には危険な要素がたくさんあります。
もしあなたがアトピー肌だったり、小さなお子さんがいらっしゃったとして、こんなお湯に入ったり、シャワーを浴びたいと思うでしょうか?
以上の理由から、お風呂にも浄水器が必要だと言えます。
おすすめ!NSF認証のお風呂用浄水器まとめ
それではここからは、NSF認証のお風呂用浄水器をご紹介します。
ちなみに『NSF』とは、水の安全性・品質に関わる国際機関のこと。
実際はもっと種類はあるのですが、導入の手間がかかるものや、メーカーに直接電話しなければいけない等の煩雑さがあるものは敢えて省いています。NSF認証で、かつ手に入りやすいものを厳選しました。
なお、購入先と一緒に、何リットルの水をろ過できるかを表した『ろ過能力』と、
1家族=4人とした場合、どのくらいの期間使用できるのかも合わせてご紹介します。(1日:約224リットルとして換算)
ご購入の際の参考になさってください。
NSF認証のお風呂用浄水器1:クリスタルクオーツ
※出典:株式会社リベロコミュニティ
飲料水用の浄水器と同じく、日本ではマルチピュアのこの浄水器が最も有名です。
製品名にもある通り、ろ過材に浄化作用のある天然の水晶を使用しているのが最大の特長。ろ過はもちろん水を活性化してくれる効果があります。
見た目もスマートなので、外観を損ねないところもポイントです。
クリスタルクオーツについて・詳細
■公式サイト:http://multipure.co.jp/
■ろ過能力:約10万リットル
■使用期間目安:約14~15ヵ月
■価格:13,753円
■amazonの販売ページはこちら。
NSF認証のお風呂用浄水器2:クリスタルシャワーヘッド
※出典:楽天市場
アメリカ製のシャワーヘッドを交換するだけの簡単・手軽な浄水器です。
取り付けが簡単だからといって性能はいまいちかと思いきや、塩素だけでなく、O-157やトリハロメタンなどの有害物質も除去することができます。さらに水量を5段階で調整も可能。
ただ、手軽さゆえにカートリッジ(フィルター)の交換サイクルが早くなってしまう点に注意しましょう。
クリスタルシャワーヘッドについて・詳細
■公式サイト:http://www.spritewater.com/
■ろ過能力:約1.1万リットル
■使用期間目安:約1~2ヵ月
■価格:15,044円
■amazonの販売ページはこちら。
NSF認証のお風呂用浄水器3:basupo
日本でも指折りのシャワーヘッドメーカーである三栄水栓社のシャワーヘッドです。
極細のシャワー穴が実現する快適な浴び心地にも定評がありますが、この製品の最大の特長は経済性です。
本体+替えのフィルター2本セットで3000円程度というお手頃な価格に加え、節水効果もあるので、光熱費・水道代の節約にもなります。
こちらもシャワーヘッド交換形式なので、フィルターの交換サイクルは短く、長期的に見れば経済的とは言えません。
NSF浄水器の入門器と考えましょう。
basupoについて・詳細
■公式サイト:http://www.san-ei-web.co.jp/
■ろ過能力:4,000リットル
■使用期間目安:約18日間
■価格:2,500円
■amazonの販売ページはこちら。
まとめ
お風呂にも浄水器が必要だということを、実感いただけたでしょうか?
お風呂の水は、飲料水のように直接体の中に入ってくるものではないため重要性には気づきにくいものですし、導入のハードルは高いかもしれません。
しかし、気をつけなければ確実に肌の健康を脅かしていくものでもあるのです。
実際に私もアトピーの改善を行った際には、お風呂の浄水器を導入し、すぐに効果を実感できたことを今でもよく覚えています。
https://kininal.me/cure-atopy/
ちなみに当時はこちらのマニュアルも参考にしてケアを行っていました。
栄養などの内側ケアだけでなく、水などの外側ケアについても詳しく載っています。
今現在、アトピーに悩んでいる方はぜひご参考にしていただければ幸いです。
アトピー肌の方、小さいお子さんをお持ちの方、これを機にご家庭のお風呂の水を見直してみてはいかがでしょうか?
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