突然ですが、あなたは肥満ですか?
当てはまる方、肥満はあらゆる病気のリスクを高めるだけでなく、不妊・流産の危険性をも増大させることをご存知ですか?
自分自身だけでなく、パートナーや我が子にすら影響を与えかねない肥満。
男性は約3割、女性は約2割が肥満(H25年 厚生労働省の調査)、結婚しているカップルの6組に1組が不妊治療をしている現代、決して他人事ではありません。
この記事では肥満と不妊の関係性と、肥満を防ぐための食事法を簡単に4つご紹介します。
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男女ともに肥満は不妊の原因になる
肥満と不妊の関係をご紹介する前に、ひとつご理解いただきたいことがあります。
それは、不妊の原因は女性だけではなく、男性にもあるということ。
『不妊=女性の問題』というイメージは未だ根強いものですが、これは誤り。
今回は肥満と不妊の関係性というテーマでお話しますが、肥満以外のあらゆる要素は、女性だけでなく男性にも関係のあることです。
そのため、以下からは肥満と不妊(と流産)の関連性を示すデータを、女性編と男性編に分けてご紹介させていただきます。
肥満と不妊・流産の関連性(女性編)
では、まずは女性編から見ていきましょう。
その1:女性の不妊の原因の12%は、肥満によるもの
女性の不妊の原因は12%が肥満です。
女性は、肥満になると女性ホルモン『エストロゲン』の分泌が増大します。
エストロゲンが増えすぎると、脳が卵巣に対して活動を抑えるように命令を出し、この結果不妊になってしまうのです。
※出典:漢方の野崎薬局
エストロゲンは少ないと排卵機能がはたらかなくなりますが、逆に増えすぎても不妊の原因となります。
その2:肥満はPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を引き起こす
PCOS(polycystic ovarian syndrome)とは、多嚢胞性卵巣症候群のこと。
聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと排卵障害の一種。
卵巣が小さな卵胞がたくさんみられる状態にあることに加え、排卵機能に異常が見られたり、血中の男性ホルモン値が高いなどの複合的な状態のことを指します。
そのため治療は非常に困難で、現在は対処療法しか治療法がありません。
妊娠適齢期の女性の5%程度が発症していると言われ、聖マリアンナ医科大学病院 生殖医療センターによれば、
その3:肥満の女性は、流産リスクも増大する
さらに恐ろしいことに、
イギリスのシェフィールド大学の研究チームによる大規模な研究の
- 通常の流産のリスク:1.67倍
- 習慣性流産(3回以上の流産)のリスク:4.68倍
しかも、
※出典:妊娠しやすいカラダづくり
肥満と不妊・流産の関連性(男性編)
続いては男性編です。
先程も「不妊の原因は女性だけではなく、男性にもある」
その1:不妊カップルの40%は、男性の肥満が原因
なんと不妊で悩むカップルのうち、約40%
これはインドの不妊治療の権威であるケダール・
※出典:妊活・卵活ニュース
肥満になると、精子の材料になる男性ホルモン(テストステロン)量が減少することに加え、逆に女性ホルモン(エストロゲン)量を増加させます。女性ホルモンの増加は、男性にとっては精子の生産を阻害するため、無精子症を引き起こします。
その2:肥満の男性はあらゆる不妊リスクが高まる
肥満は、
これは30の論文と合計11万人以上という大量のデータを用いて
- 不妊のリスク1.66倍
- 精子の生産性が35%低下
- 流産や死産の可能性1.1倍
- 精子の奇形率UP
- DNAの損傷率UP
- ミトコンドリア機能の低下
このように、不妊どころか妊娠後の流産・
※出典:京野アートクリニック高輪
肥満を防ぐ食事法・5選
では、
ここからは、その具体的な食事法を簡単に4つご紹介します。
肥満を防ぐ食事1:ジャンクフードを食べない
まずはジャンクフードの類を食べないことが大切。
ダイエットを含め、
せっかく良いものを摂っても、
具体的には、ファーストフード全般、
これらを避けることで、糖質や脂質の摂りすぎを防ぎ、
関連記事
糖質(砂糖)・食品添加物・トランス脂肪酸の害については下記の記事一覧をどうぞ。



肥満を防ぐ食事2:水を一日2リットル以上
次に大事なのは水です。
最低でも一日に2リットル以上は飲むようにしましょう。
水は、代謝を高めるのに最も手っ取り早く最も効果のあるもの。
なお、注意点が2つあります。
一点目は飲むのはあくまで『水』であること。
人間の体の60%は水であり、ジュースやスポーツドリンク、
ニ点目は水の質にこだわるということ。
飲料水はウォーターサーバーにしているという方は多いと思います

安心・安全な水を飲むには、浄水器を導入しましょう。
私がおすすめするのは国際機関『NSF』が認証済みの浄水器。日本国内でも買えるものだけを下記の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。

肥満を防ぐ食事3:野菜・魚中心に
3番目は野菜と魚を中心にした食生活です。
現代人に肥満が増えている理由の1つは、
つまりこれと逆の食生活がすればいいわけなので、
これはいわゆる和食のメニュー。日本古来の食生活が優れていることを証明しています。
杏林予防医学研究所の山田豊文先生が提唱する『まごわやさしい』食事法は、和食の基本をとても分かりやすく説明したものです。ご存じない方は、以下の記事をご覧ください。

食事法はもちろんですが、野菜や魚の質にもこだわりましょう。
農薬まみれの野菜や、養殖などの安い魚では満足に栄養を摂れず、
きちんと産地や栽培方法を確認し、高品質のものを選びましょう。

肥満を防ぐ食事4:植物性タンパク質をたくさん摂る
次は植物性タンパク質。
インナーマッスルを増やし、代謝を上げ、
タンパク質=太るというイメージを持つ方は未だに多いようですが、これは大きな間違い。
アメリカではダイエット=プロテイン(タンパク質)というイメージは定着していますし、日本国内でも、本当に知識のある女優さん・モデルさんは皆、タンパク質を意識して摂っています。
また、
最近になって、国内外問わずタンパク質と不妊・流産の関連性についての研究が数多くなされています。
下記の3つの記事は、



植物性タンパク質を摂るには、
オーガニック原料であれば、効果はより高まりますので、妥協せずに選びましょう。

肥満を防ぐ食事5:サプリメントで足りない栄養を補う
最後はサプリメント。
本当は普段の食事だけで必要な栄養素が摂ることが望ましいのです
食事だけですべてを補うのは無理がありますので、
しかし、サプリメントなら何でも良いというわけではありません。
オーガニック素材を使用したマルチビタミン・

野菜は複数のビタミン・ミネラル・ファイトケミカルを複合的に含みます。
そのため、ビタミンC単体のサプリメントなどではなく、これらをまとめて摂取できるマルチビタミン・ミネラルのサプリメントを、まずは基本としましょう。
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最後に:生まれくる我が子のために
食生活を変えて肥満を解消・予防することは、不妊・流産を防ぐだけでなく、
- 肥満またはその予備軍の方
- 不妊に悩んでいる方
- 子どもが欲しいと思っている方
上記に当てはまる方は、今回ご紹介した方法を試してみてください。きっと何かが変わるはずです。
あなたが今日始めることが、あなたの大切な人の未来を作ることにもなるのです。
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