不育症を防ぐには、食事に『植物性プロテイン』を摂るといいかもしれません。
元ribbonの松野有里巳さんが、今朝テレビで自身が不育症であることを告白し、話題になっています。
※出典:ライブドアニュース
不育症とは、妊娠はするのに流産・死産・新生児死亡などを繰り返して、子どもを授かることのできない症状のこと。
現在、不妊治療に通う夫婦は6組に1組と、不妊は深刻な社会問題になっています。
中でも不育症は、妊娠をするのに流産や死産になってしまうもの。私たちが想像できないほど苦しい思いをされているはずです。
不妊にはいくつか原因がありますが、中でも食事による影響は非常に大きいもの。
当サイトでは、過去に何度か不妊・妊娠に関するニュースと食事の重要性を説いてきましたが、中でも植物性タンパク質を植物性プロテインできちんと摂るべきと繰り返しお伝えしてきました。
そしてもちろん、不育症の対策にもこれは同様。
そこで今回は、不育症のための食事に植物性プロテインが最適と言える理由を書いていきたいと思います。
30秒でわかる記事の概要
不育症の食事に、植物性プロテインをおすすめする理由
それでは、不育症に植物性プロテインが良いと言える理由を、過去に書いた記事を引用してご説明します。
理由1:コヒーシンはタンパク質でできているから
不育症の食事に植物性プロテインをおすすめする上で、まず知っていて欲しいのがタンパク質について。
タンパク質は『命の材料』ともいえる重要な栄養素であり、生命の誕生にも深く関わっているのです。
これを証明するのが、下記の記事にまとめた『コヒーシン』に関わる研究です。
染色体と染色体をくっつけるボンドのような役目をしているのが、コヒーシンなのだそうです。
(中略)
コヒーシンは複数のタンパク質が組み合わさってできているのだそうです。
タンパク質といえば人間の体を作る材料とも言える非常に重要な成分。
他の記事でもタンパク質の大切さは何度も書いてきていますが、人間の命に関わるものを作ってくれる重要な栄養素です。タンパク質のイメージといえば筋肉ですが、それだけでなく内臓や粘膜、脳内物質もタンパク質でできています。
もちろん卵子も例外ではなくタンパク質が元になって作られています。
松野有里巳さんも「流産を3度経験した」とおっしゃっていました。
流産を防ぐためにはコヒーシンを増やすことが重要になり、コヒーシンの材料はタンパク質です。
この研究は、タンパク質が命の誕生に関わる重要な栄養素であることを示しています。
理由2:植物性タンパク質は、お腹の中の赤ちゃんの内臓の健康・発育に関わるから
続いては、不育症の原因そのものを示しているとも考えられる研究のご紹介です。
植物性タンパク質はお腹の赤ちゃんの内臓の発育・健康に大きく関わっていることを示した研究があります。
記事内からそのまま引用しますが、下記のような研究結果が発表されています。
同研究チームは、3650人の妊婦とその子どもを対象に、以下3種類のタンパク質を摂ることで腎臓の大きさや機能にどういった変化があるのかを調査しました。
- 全タンパク質
- 動物性タンパク質
- 植物性タンパク質
そして、子どもが6歳になった時に腎臓の大きさと機能を計測したところ、『妊娠初期に母親がタンパク質を取る量が増えると、子どもの腎臓の大きさも機能も改善する』という結果が出ました。
ただし、この中で効果が見られたのは、植物性タンパク質を摂ったグループのみ。逆にその他のタンパク質を摂ったグループは関連性が見られませんでした。
さらに驚くべきは、『植物性タンパク質を摂って効果があるのは、子どもが母親のお腹の中に居る段階であり、生まれてから摂ってもほとんど効果がない』という報告です。
このように、植物性タンパク質が赤ちゃんの腎臓の発育に重要だと結論づけられています。
上記の記事内でも触れていますが、植物性タンパク質が腎臓にとって重要なら、他の内臓にとっても同じく重要だと考えるのが自然です。
不育症は、お腹に赤ちゃんが宿ってから起こる症状。
もし植物性タンパク質をきちんと摂れていたら、発症を抑制することができるかもしれません。
理由3:植物性タンパク質を一番効率的に摂れるのは、プロテイン。
上記2つの研究から、植物性タンパク質の重要性はお分かりいただけたと思います。
では、植物性タンパク質を効率的に摂るにはどうすればいいのでしょうか?
すでに書いていますが、私がおすすめしているのはオーガニックの植物性プロテインです。
こちらも引用になりますが、理由は以下のとおりです。
手っ取り早くて最もおすすめなのがプロテイン。
私もこれに頼りっきりです。 プロテインは苦手な方も多いと思いますが、
植物性のものはお湯に溶くと豆乳のような味わいになるので、 意外と飲みやすいですよ。 水に溶いて一気に飲め、栄養素がほぼ100%
タンパク質なので吸収率も抜群。オーガニックのプロテインにすればさらに効果が増します。 ちなみに、オーガニックのものにはファイトケミカルという抗酸化成
分が多く含まれるので、免疫力もUPするというオマケ付きで、体調に特に気を使う妊婦さんには本当におすすめです。 私はこれを飲み続けていたおかげか、
妊娠中は風邪にもかからず出産まで健康に過ごすことができました 。
まとめると、効率的・経済的・手軽に摂取できるというのが植物性プロテインの特長。
もちろん、大豆食品などで摂取するのもOKですので、苦手だという方は大豆食品も試してみましょう。
不育症の食事におすすめ・オーガニックの植物性プロテイン
それでは最後に、おすすめの植物性プロテインをご紹介します。
下記の記事に、オーガニック原料で体に吸収される効率が高いものを厳選してまとめました。ご参考になれば幸いです。
オーガニックの植物性プロテインは、そのまま飲んでもいいですし、小麦粉の代わりに使って揚げ物やお好み焼きなどにも使えます。
不育症のためとはいえ、妊娠中はつわりもあって食事がなかなか摂りづらいので、ご自分にあった方法で食事に取り入れてみてください。
不育症について:まとめ
不育症を防ぐための食事は他にも色々とありますが、植物性プロテインは割合始めやすく続けやすいものだと思います。
不育症で悩む方や、不妊治療に通われている方は、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
不育症や不妊で悩む方が一人でも少なくなることを心から願っています。
最新情報をお届けします