コーンシロップ(異性化液糖)をご存じのない方、まずは下記の食べ物・飲み物をご覧ください。
- コーラなどの炭酸飲料
- スポーツドリンク
- プリンやゼリー
これらの食べ物・飲み物が好きだという方は、確実にコーンシロップ(異性化液糖)を摂取しています。
コーンシロップ(異性化液糖)は私たちの身の周りで“甘み”を感じる食べ物・飲み物の大半に含まれる食品添加物。上記は一部に過ぎません。
それだけ身近に存在しておきながら、コーンシロップ(異性化液糖)は深刻な病気・体の不調の引き金となる危険な存在。口には甘くても、決して体には甘くありません。
そこで今回は、身近で危険な食品添加物『コーンシロップ(異性化液糖)』とは何か、どんな病気や体の不調を招くのかをご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
そもそも、コーンシロップ(異性化液糖)とは?
コーンシロップ(異性化液糖)とは何なのでしょう?まずは、コーンシロップ(異性化液糖)の原料・成り立ちなどについて触れていきたいと思います。
コーンシロップ(異性化液糖)は、その名の通りトウモロコシを原料に作られた甘味料です。
『異性化糖』という甘味料の一種ですが、シロップ状にして使用することが多いので『異性化液糖』と呼ばれることの方が多く、日本でもこちらの方が主流のようです。
ちなみに発明したのは日本人の高崎義幸氏。1965年に発表し、その数年後にはアメリカに輸出されて瞬く間に広がりました。
それから40年近く、アメリカ人の健康を蝕み続けてきたこの甘味料は、日本の国有特許の輸出第一号でもあります。
コーンシロップ(異性化液糖)を含む食べ物・飲み物
では、コーンシロップ(異性化液糖)を含む食べ物・飲み物には、どんなものがあるのでしょうか? 冒頭でご紹介した以外にも、なんとこれだけのものが該当します。
食べ物・飲み物 | 備考 |
---|---|
炭酸飲料 全般 | ぶどう糖果糖液糖 黒糖ブドウ糖液糖 など |
スポーツドリンク | |
清涼飲料水 全般 | |
乳酸菌飲料(ヤ◯ルトなど) | |
ヨーグルト | |
菓子パン 全般 | |
ゼリー、プリン | |
アイスクリーム | クー◯ッシュ |
ふりかけ | |
納豆 | 付属のタレに含まれる |
醤油、めんつゆ、だし |
上記の表にある『ぶどう糖果糖液糖』や『黒糖ブドウ糖液糖』も、原料は違えど『異性化液糖』の一種です。
コーンシロップ(異性化液糖)以下からご紹介する病気や不調の原因になるため、挙げさせていただきました。
コーンシロップ(異性化液糖)が、人体に危険と言える理由
ここからは、コーンシロップ(異性化液糖)が人体に危険だと言える理由を7つご紹介します。
1:体内で『フルクトース』を生成する
『フルクトース』とは、コーンシロップ(異性化液糖)やその他の人工甘味料、砂糖が体内で変化した物質のことです。
コーンシロップ(異性化液糖)は7大栄養素のうち、糖質に分類されるもの。
米や野菜などに含まれる一般的な糖質はグルコースに分解され、体中の色々な細胞で比較的かんたんに消費され、また、体にとってガソリンのような役割を果たすので、運動すれば燃焼されます。
しかし、先ほども書いたように、コーンシロップ(異性化液糖)やその他の人工甘味料、砂糖はフルクトースに分解されます。
フルクトースは肝臓で処理されるのですが、人間の体はフルクトースを十分に分解・消費できるようにはできていません。
そのため、フルクトースは体内に蓄積し、この後に続く病気や不調の大きな原因になるのです。
2:脂肪に変わりやすい
コーンシロップ(異性化液糖)は大量に摂ると脂肪に変わりやすい性質を持っています。
先ほども書いたようにコーンシロップ(異性化液糖)が分解されてできるフルクトースは、肝臓で処理されます。
しかし、肝臓で処理できるフルクトースの量はわずかで、これを超えた分は脂肪に変換され体内に蓄えられます。
このフルクトースが変換した脂肪が非常に悪質で、多くの生活習慣病を引き起こす原因。
肉の脂肪分や油が脂肪をつけると考える人は少なくありませんが、同じカロリー量なら、肉よりもコーンシロップ(異性化液糖)の方が遥かに多くの脂肪をつけるという研究結果が出ています。
3:肥満を誘発する
肥満を誘発することも分かっています。
先ほども書いたように、コーンシロップ(異性化液糖)が脂肪に変わりやすい性質を持っているためです。
中でも、臓器を取り囲むように蓄積するため、最悪の脂肪とされている内臓脂肪に変わりやすいのです。
フルクトースと内臓脂肪の関連性についての研究は何度も行われており、そのいずれの研究においても、『フルクトースは内臓脂肪の蓄積を促す』と発表されています。
ちなみに、アメリカ国内の肥満率は50年前に比べて約3倍に膨れ上がっており、その最たる原因が、砂糖とコーンシロップ(異性化液糖)にあるという説もあります。
フルクトースと、それを生成するコーンシロップ(異性化液糖)がいかに悪質なものかがよく分かります。
4:糖尿病の主な原因になる
糖尿病の最も大きな原因であることも分かっています。
その理由はコーンシロップ(異性化液糖)から生成されるフルクトースを摂りすぎると起こる、『インスリン抵抗性』にあります。
インスリン抵抗性とは、糖質を処理してくれるインスリンが正常に働かなくなる症状のこと。糖質の代謝が追いつかなくなり、血糖値が上昇し、また、非常に下がりづらくなります。
この結果、日常的に高血糖の状態が続き、糖尿病を引き起こすのです。
5:その他多くの生活習慣病の原因に
さらに、糖尿病の他にもあらゆる生活習慣病の原因になると指摘されています。
下記はコーンシロップ(異性化液糖)またはフルクトースの研究・調査によって明らかになった病気の代表例です。
病気 | 備考 |
---|---|
心臓病 | |
乳ガン | 特に発症しやすく、危険視されている |
大腸ガン | |
すい臓ガン | |
前立腺ガン | |
痛風 |
「ガンの好物は糖質」という言葉の指す通り、あらゆるガンの発症確率を高めます。
特に最近よく耳にする乳ガンの発症確率を上げるとされ、日本人の食の欧米化や糖質の過剰摂取を裏付けています。
6:栄養が一切含まれていない
コーンシロップ(異性化液糖)には全く栄養素が含まれていません。
フルクトースは糖質にあたりますが、体内でエネルギーに変わることはなく、蓄積して様々な病気・不調をもたらし、それ以外の栄養素は皆無。
つまり、コーンシロップ(異性化液糖)にはカロリーしか含まれていないのです。
高カロリーであるためお腹は満たされますので、本来食事から摂れるはずの栄養素を極端に減らしてしまいます。
コーンシロップ(異性化液糖)を含む食べ物・飲み物を摂ることは、カロリーと病気の素を取り込んでいるということ。栄養学的に最悪であり、それ自体もはや自殺行為とすら言えるのです。
7:原料は『遺伝子組換えトウモロコシ』
最後の理由は、コーンシロップ(異性化液糖)の原料にあります。
コーンシロップ(異性化液糖)の原料となるトウモロコシは、ほぼ全てが遺伝子組み換えトウモロコシです。
日本がアメリカから輸入しているトウモロコシの作付面積は、85%以上が遺伝子組換えと言われています。
遺伝子組換え作物は、ガン、白血病、アレルギー、催奇形性、その他原因不明の慢性疾患と、多数の病気を引き起こすことはあまりにも有名です。
さらに、遺伝子組換え作物を栽培しているということは、その生みの親であるモンサント社の息の根がかかっていること。
そう考えれば、猛毒の除草剤『ラウンドアップ』は確実に使用されていますし、農薬を大量に使用して栽培されているのも間違いはありません。
ここまで病気や不調について書いてきましたが、そもそも原料が遺伝子組換えトウモロコシである時点で、コーンシロップ(異性化液糖)は食べる・飲むに値しないのです。
まとめ:コーンシロップ(異性化液糖)は体に猛毒!
原料も最悪なら、それからできたコーンシロップ(異性化液糖)もまた最悪。
こんなものが含まれている食べ物・飲み物が普通に販売されているコンビニやスーパーが恐ろしくなります。
また、多くの人がこの事実を知らずに平気で食べている・飲んでいるという事実にもまた驚きを隠せません。
ここまで知っても、あなたはまだコーンシロップ(異性化液糖)を食べますか?飲みますか?
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