えっ…水道水ってこんなに汚染されてるの!?今、浄水器が必要なワケ。

水道水 汚染 原因

あなたの家庭では浄水器を使っていますか?

私は使っています。キッチンの水道にだけでなく、お風呂用にも浄水器を入れています。

理由は至って単純。日本の水道水が危険だからです。

水道水を口にしたことがある人なら分かると思いますが、水道水はとても飲めたものではありません。塩素だけでなく、他にも色々いかにも体に悪そうな味がしますよね。

しかし、なんとなく分かっていても、水道水がなぜ危険なのかを理解している方は少ないのではないでしょうか?

そこでこの記事では、日本の水道水が汚染されている原因をまとめました。

これを読めば、日本の水道水がどれだけ危険なものなのか、そして浄水器が必要な理由がお分かりいただけると思います。



水道水を汚染する原因まとめ

それでは、まず水道水が汚染される原因を、水源~浄水場を経て蛇口から水道水が流れてくるまでの過程を追って、順に説明させていただきます。

水道水の汚染原因1:土壌そのものの汚染

まずは土壌の問題。

古くは工場の工業用排水に含まれるカドミウムや水銀などの有害物質、最近では地震や原発事故。
そして何より、日本は世界一の農薬大国。土壌そのものの汚染は私たちの思っている以上に深刻です。

※原発や農薬の使用料以外にも日本にはたくさんの『不名誉な1位』が。
もはや他人事じゃない!日本の『不名誉・危険な世界一』 まとめ
もはや他人事じゃない!日本の『不名誉・危険な世界一』 まとめ
『日本が世界一のもの』と聞くと、何を連想しますか? 世界一の長

そんな土壌を流れてくる水が汚染されていないわけがありません。

2012年の調査によれば、天然水を直接くみあげる日本のミネラルウォーターに含まれる硝酸態窒素は、水道水よりも多いというデータが出ています。

ちなみに硝酸態窒素とは、農薬を使用することで野菜などに蓄積される化学物質で、人体に有害な物質です。

また、日本では全く報道されませんが、放射能による影響は甚大なものです。海外では、非常に深刻な例がいくつも報告されています。

たとえば、カナダのピッカリング重水原子炉周辺の都市では、ダウン症候の赤ちゃんの出生率が80%も増え、中枢神経系に異常のある赤ちゃんの出産例もいくつも報告されています。(※カナダ原子力委員会による報告より)

イギリスでは、セラフィールド社の運営する再処理工場の放射能汚染物質が近海に流出し、これに伴い、工場周辺の村で小児白血病が多発した例が報告されています。

これは1983年当時イギリス全土で大きな問題になり、調査の結果、工場で放射能汚染物質を処理する労働者が受けた外部被曝線量と、その子どもの小児白血病が発症していることに関連性が認められました。

過去には工場排水による汚染が相次ぎ、近年の農薬使用量と原発事故による放射能漏れ。

こんな国の水道水が安心して飲めると、果たして誰が言えるのでしょうか?

水道水の汚染原因2:大量の塩素

続いては水道水に含まれる塩素です。

日本の土壌が上記のように汚染されている以上、なんとか使える状態にしなければいけませんので、浄水場では殺菌・消毒するために大量の塩素を使用します。

塩素は強烈な匂いと毒性、腐食性が高い劇薬です。漂白剤、除菌剤に使用され、そのまま飲むことなど以ての外。死に至ります。

また、肌についただけで皮膚を溶かしてしまうため、アトピーや皮膚病を引き起こす最たる原因でもあります。

そして、日本の水道水は塩素濃度が世界一。アメリカや欧米の塩素濃度基準値よりもはるかに高い値です。

日本の水道水中の塩素濃度の基準値は、『浄水場から一番遠い蛇口から吐水される時点で最低0.1PPM以上の濃度でなければならない』と決まっています。

0.1PPM=水1リットルあたり、塩素が0.1mg含まれるという意味)

つまり、塩素濃度の最低値は決まっていても上限は決まっておらず、『これ以上の量を入れなさい。そして、これ以上であればいくらでも入れてOKです』という意味にもなります。

そのため、日本の水道水の塩素濃度は当然、世界一になるのです。

『世界一安全』といわれる日本の水道水ですが、それは『世界一塩素濃度の高い水道である』ということの裏返しなのです。

なお、浄水場が近ければ近いほど水道水の塩素濃度は濃くなりますので、近くに浄水場があるという方は要注意です。

水道水の汚染原因3:トリハロメタンなどの発がん性物質

ガン予防 食べ物

トリハロメタンなどの発がん性物質が含まれる点も、忘れてはいけません。

浄水場で処理される際に、排水や農薬などに含まれる有機物質と大量の塩素が化学反応を起こし、トリハロメタンなどの発がん性物質を作り出します。

ちなみに東京水道局では、

東京都の水道水中に含まれるすべてのトリハロメタンの量は、水質基準値以下であり安全性に問題はありません。
なお、水質基準は、生涯にわたり連続して摂取しても健康に影響が生じない水準をもって、基準値が設定されています。

※出典:東京水道局

以上のようにコメントしていますが、生涯に渡ってトリハロメタンを摂取し続けた例などありません。

健康に影響が出ないと言っても、それはあくまでもマウス実験の結果。人に対してどれだけの影響が出るかなど誰にもわかりません。

一説には、トリハロメタンはたとえどんなに微量でも、長期間摂取し続けると人体に徐々に蓄積し、様々な病気・障害をもたらすことが指摘されています。

その影響は、先に書いた強力な発ガン性に加え、脳などの中枢神経機能の低下、肝臓の障害、さらには催奇形性(奇形児の出生率UP)など多岐に渡ります。

しかもトリハロメタンは、水の温度が上がるにつれて生成されやすくなるという性質もあり、
沸騰させた水道水中のトリハロメタンの量は、常温の2倍にもなります。

死の危険に直結するトリハロメタンの危険性は見逃せません。

水道水の汚染原因4:老朽化した水道管

水道管の状態も大きな懸念材料です。

日本の水道管の多くは、長年の利用によってサビや不純物が付着し、老朽化しています。
中には上の写真のような状態になっている物もあります。

2015年の12月の発表では、日本全国の水道管のうち1割がすでに期限切れで、法定耐用年数の40年を過ぎていること、

さらに悪い事に、水道管がこんな状態なのに、更新はまったく追い付いていないこともわかっています。

現在でもこのような状態なのですから、これから老朽化した水道管はますます増えてくることは簡単に予想がつきます。

この老朽化した水道管があなたの家の水道管である可能性もゼロではありません。

仮に現在の浄水技術がしっかりしていたとしても、こんな状態の水道管を通ってきた水を、料理やお風呂のお湯として使って私たちの体に何の影響も出ないわけがありません。

土壌汚染や塩素だけではありません。

蛇口をひねる直前、つまり私たちに最も近いところにも危険な要素が潜んでいるのです。

水道水の汚染原因5:家庭からの生活排水

洗剤 界面活性剤

最後は、家庭から出される生活排水です。

※正確に言えば一番最初に書いた『土壌そのものの汚染』に含まれるのですが、実はこの生活排水こそが最も深刻な原因なので、敢えて『土壌そのものの汚染』からは独立させ、分けて書かせていただきました。

日本人1人が、1日に使う水の量は約250リットルとされていますが、このうち、飲み水は2リットル程度、料理に使われる水は10リットル程度。

つまり、体内に取り込む水の量はわずかで、250リットルのほとんどが食器洗いやお風呂、トイレや洗濯などに使われる、いわゆる”生活排水”なのです。

この生活排水は下水処理施設に大きな負担をかけ、そこで処理しきれなかった排水が土壌や川、湖を汚染します。

水質汚濁の指標として用いられる数値に『BOD』というものがあります。

BODとは、 Biochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)の略。簡単にいうと、水が有機物でどれだけ汚れているかを表す値です。

この割合を比べてみると、生活排水の占める割合は、1970年には39.4%だったのが、最新の調査ではなんと71.9%にまで上昇しています。

一方、工場などから出される産業系排水は17.6%で、生活排水のわずか4分の1。生活排水がいかに水を汚しているのかがよく分かる数値です。

私たち人間になくてはならない水を最も汚しているのが、私たち自身というのはなんとも皮肉な話です。

水道水を汚染する原因には、『浄水器』で対策を!

日本の水道水が汚染されていて、いかに危険なものかはご理解いただけたかと思います。

水は人間の体の60%を占める重要なもの。

飲料水はもちろん料理をするのにも、体の中に入れる水に水道水を利用するのは避けたいものです。

では、こうした汚染原因を取り除き、安心・安全な水を確保するにはどうすればいいのでしょうか?

家庭用の浄水器がおすすめ!

安心・安全な水を手に入れるため、私がおすすめなのは浄水器です。

飲料水なら、ミネラルウォーターやウォーターサーバー、水素水、スーパーの水等の選択肢もありますが、どれもコストがかかる上に安全性の面で不安・疑問があるものばかりです。

その点、浄水器なら蛇口をひねってすぐに水が出るため空気に触れる時間が少なく安全性が確保でき、かつ維持費も安価です。

私も以前はペットボトルやスーパーの水を買っていましたが、味も価格面でも、だんぜん浄水器の方が優れていることを実感しています。

浄水器を選ぶ基準は『NSF』認証

では、どんな浄水器がいいのでしょうか?

もちろん”浄水器”と名のつくものなら何でもいいわけではなく、浄水器の世界基準『NSF』をクリアしたものを選びましょう。

NSFとは、簡単に言うと水の品質(安全性)を定めている国際機関。国連からもその品質・実力が認められています。

※出典:NSF Internatinal

※出典:NSF Internatinal

日本にも独自の浄水器基準があるのですが、『塩素がある程度取れて、濁ってなければOK』という、あまりに緩すぎる基準。

正直なところ、国産の浄水器に安全・安心な水は期待できません。必ず『NSF』をクリアしたものにしましょう。

当サイトが厳選した、国内でも手に入りやすいNSF認証の浄水器は下記の記事にまとめています。ぜひチェックしてみてください。

『NSF』をクリアした、amazonで買える浄水器まとめはこちら。

最新・NSF認証の浄水器まとめ。安心・安全でローコストの水を飲もう。

最新・NSF認証の浄水器まとめ。安心・安全でローコストの水を飲もう。
最新・NSF認証の浄水器まとめ。安心・安全でローコストの水を飲もう。
安全で美味しい水を飲んでいますか? ・水道水は不安だ

日本の水道水の汚染原因と、浄水器について:まとめ

水道は一日に一度、家族全員が利用します。

そのため、水道水は、最も身近で最も気を遣うべきもの。

浄水器は水道に直接取り付けるだけで、自分ひとりだけでなくその家のその蛇口を使う全ての人の健康を守ることができます。

守るべき家族や大切な人がいるなら、水の質にはこだわりましょう。

SNSでいいね&シェア!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

あなたにおすすめの記事
あなたにおすすめの記事
この記事のライター