肥満の方、肥満のお子さんをお持ちの方は、今すぐ『砂糖断ち』をやってみましょう!
『砂糖断ち』の劇的な効果がよく解るニュースが入ってきました。
砂糖を抜く『砂糖断ち』の食事法は、なんとわずか10日間で様々な健康上のメリットをもたらすことがアメリカ国立衛生研究所の研究によって明らかになりました。
しかも、カロリーや食べる量を気にする必要はなく、あくまで砂糖を断つだけでOKだというのですから驚きです。
今回はこの驚きの研究結果について簡単にご紹介していきたいと思います。
30秒でわかる記事の概要
砂糖断ちの研究の概要
ではまず、アメリカ国立衛生研究所が行った、砂糖断ちの研究の内容を見ていきましょう。
対象となったのは43名の肥満の子ども。いずれも高血圧やコレステロール値が高いなど、何かしらの慢性的な症状を抱えている子どもばかりです。
研究チームはこの子ども達の食事を大きく以下2つ条件を満たすものに変えました。
- 砂糖の含まれている菓子パンやケーキ、シリアル(グラノーラ)などを食べない。
- その代わり、ベーグルやハンバーガー、ポテトチップス等は食べてもOK。
要は、砂糖の入っている甘いものを、しょっぱいものに置き換えただけです。
その他、カロリーや食べる量は一切制限していませんし、ご覧のとおりハンバーガーなどのジャンクフードは食べてもOKというゆるい条件。
この結果、冒頭に書いたように、様々な健康上のメリットをもたらしたのです。
砂糖断ちがもたらす健康効果とは?
このような非常に緩い条件でも『砂糖断ち』は肥満の子ども達に、以下のように色々な健康効果をもたらしました。
- 血圧の低下
- 血液中の糖や脂肪の値が低下
- 肝臓、すい臓の機能の改善
- 体重が減少
しかも参加した43人中、42人が「砂糖断ちをしても満腹感は十分得られる」と回答したのです。
さらに、これだけの効果がたった10日間で得られたという点も驚きです。
しかし、考えてみれば、砂糖が私たち人間の体に与える害を見れば、こうした劇的な効果が得られたということにも納得できます。
『人類最古の麻薬』とか『白い悪魔』と形容される砂糖。
ふだん当たり前に食べている砂糖を断つのですから、確かにこれだけの効果があっても不思議ではありません。
まとめ
いかがでしたか?
たった10日間、しかもジャンクフードはOKという条件で、これだけの健康効果が得られます。
肥満の方もそうでない人も、いかに砂糖が怖いものかご理解いただけたと思います。
繰り返しますが、砂糖は『人類最古の麻薬』であり『白い悪魔』。可能な限り避けるべき食品です。
心当たりのある方、まずはこの研究にあったような緩い基準でも構いませんので、この機会に食生活を少し変えてみましょう。
ただ、トランス脂肪酸や食品添加物を多く含むジャンクフード等も体に悪いことは明白。
砂糖に加え、これらも少しずつ減らしていけば、さらに多くの健康効果が得られることでしょう。
健康になるコツは、良いものを食べることではなく悪いものを食べないようにすること。
あなたやあなたの子どもが肥満もしくは太っていたとすれば、今すぐ実行してみましょう。
砂糖断ちは健康への近道です。
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