『精子カルシニューリン』とは何かご存知でしょうか?
日本では現在6組に1組、つまり約17%の夫婦は不妊症で悩んでいて、大変な問題になっています。
不妊というと一般的には女性側の問題のように思われがちですが、実際のところ男性側に問題があることが50%程度。今や男性も不妊治療を行う時代なのです。
そこで冒頭の、精子カルシニューリンです。
今回、大阪大・筑波大の研究チームにより、精子カルシニューリンを増やせば男性の不妊を解消できる可能性があると発表されたのです。
精子カルシニューリンとは何か?
どうすれば増やせるのか?
この記事では、男性の不妊を解決する鍵『精子カルシニューリン』を増やす方法を、大阪大・筑波大の研究結果を元に、自分の経験・見解を含めて提案させていただきます。
精子カルシニューリンとは?
まず精子カルシニューリンとは何かを簡単にご説明します。
精子カルシニューリンとは精子が卵子と受精するために必要なタンパク質の一種。
精子の動きを活発化する、より端的に言うと、“精子の尾”を活発に動かす作用のある物質です。
大阪大・筑波大の研究チームは、後述するマウス実験において精子カルシニューリンの存在を特定しましたが、この物質はヒトにも存在することから「不妊症のメカニズム解明に役立つ」としています。
精子カルシニューリンに関する研究結果
では次に、大阪大・筑波大の研究チームが行った実験について見ていきましょう。
同チームは、精子カルシニューリンが正常に作られるマウスと、作られないようしたマウスの精子の量を比較しました。
その結果、後者の精子カルシニューリンが作られないマウスから得られた精子は、尾を十分に曲げることができず、卵子を囲む膜を通過することができなかったとか。
つまり、精子カルシニューリンが正常に作られないと受精ができないという結果が得られたのです。
同研究チームは、不妊症のメカニズムの解明に役立つ結果だとしており、マウスだけではなく人間にも同様のことが言える可能性を指摘しています。
■参考元:47NEWS
精子カルシニューリン対策に、植物性プロテインのすすめ
ここまでの情報を整理すると、以下のようになります。
- 男性の不妊の原因は、精子カルシニューリンの不足にある
- 精子カルシニューリンを増やせば、男性の不妊解消に効果が見込める
- 精子カルシニューリンはタンパク質の一種である
- 精子カルシニューリンは、タンパク質を補充することで増やせると考えられる
また、以下2つの記事でも、不妊や赤ちゃんの発育とタンパク質(特に、植物性タンパク質)の関連性を指摘しています。

こちらの記事では、『コヒーシン』という物質と女性の不妊症の関係について触れていますが、
コヒーシンもタンパク質でできていて、卵子の質を高めるのに大変重要な役割を担っています。

一方、上記の記事では、オランダの研究チームの研究結果を取り上げています。
この研究では、妊娠初期に植物性タンパク質を摂取することが子どもの腎臓の機能に多大な影響を与えると結論づけられ、植物性タンパク質の重要性を説いています。
この2つの事実を踏まえると、植物性タンパク質が妊娠や赤ちゃんの体の発育に大きな関わりを持つことは明白であり、植物性タンパク質が精子カルシニューリンを増やすことに作用しても不思議ではありません。
タンパク質は人間の体を作る、正に『命の材料』とも呼べる重要な栄養素。
良質な植物性タンパク質は効率よく摂るには、良質なオーガニック植物性プロテインがおすすめです。
下記の記事にまとめてありますので、ぜひチェックしてみてください。

精子カルシニューリンについて:まとめ
以上、自分なりの見解も踏まえて、精子カルシニューリンを増やす方法をご紹介させていただきました。
僕も植物性プロテインを愛用している一人で、妊娠前に妻と2人で1年間以上をかけて体作りをし、結果、とっても健康な長男が生まれてきました。
周囲の子にありがちな病気もせず(乳児湿疹など)、万が一風邪をひいてもすぐに良くなり、気性もとっても大人しい子に育っています。
もちろん植物性プロテインだけの効果ではないと思いますが、こうしたニュースを見るたびに「プロテインを飲んでて本当に良かったね」と妻と2人で言っています。
今や現代の重要な問題である不妊症。
女性だけでなく男性も『体作り』への意識を高めていきましょう。
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