今日あなたは水を何リットル飲みましたか?
- 「水は健康に良い!」って聞くけど、自分はそれほど効果を感じられない。
- それ以前に、水にどんな効果があるのか分からない。
そんな人、実は多いのではないでしょうか?
水はあまりにも身近すぎるため、その健康上の効果を軽視しがちですが、実際は『健康の源』とも言っても過言ではない非常に重要な飲み物です。
この記事では、水が私たちの健康にもたらす効果をご紹介します。
最強の健康飲料『水』の効果を学びましょう。
30秒でわかる記事の概要
「水は体に良い」と断言できる最大の理由
すでにご存じの方は多いと思いますが、まずは、なぜ水が大事なのかをご説明します。
ひとことで言うなら、人間はほぼ水でできているからです。
大人は体の約60%、赤ちゃんはなんと80%以上が水でできています。
胎児 | 約90% |
---|---|
新生児 | 約75% |
子ども | 約70% |
成人 | 約60~65% |
老人 | 約50~55% |
それだけに、
「どんな水をどんな風にどれだけ飲むのか?」
…と、水にこだわることは、そのまま健康状態に影響します。つまり、水にこだわるということは健康にこだわることと言えるのです。
効果があるのはジュースではなく、水
では、水分補給にはどんな飲み物がいいのでしょうか?
私の経験上、「水をちゃんと飲んでいますか?」と聞いて、はっきり「Yes」と答えられた人はほぼゼロです。
多くの人はこの問いに対して「No」と答えるか、水ではなく下記にあげたような飲み物を飲んでいる人ばかり。
- スポーツドリンク
- お茶
- 清涼飲料水
- 野菜ジュース
これらの飲み物は、水ではありません。
砂糖や人工甘味料、食品添加物(香料・保存料)など様々なものが交じっている『水分』であり、スポーツドリンクやジュースを飲み、水を飲んだ”つもり”になっているだけです。
繰り返しますが、人間の60%は水です。スポーツドリンクやジュースでできてはいません。
コーラでできているのは、唯一、ワンピースのフランキーだけです。笑
普段の飲み物を水に変えるだけでも健康に!
それだけ人間にとって必要不可欠な水。
逆に言えば、普段、上記の飲み物(スポーツドリンク、お茶、清涼飲料水、野菜ジュース)をよく飲むという方は、それらを水に置き換えるだけでも健康になる可能性が高いと言えます。
体に悪い様々なものを避けられることに加え、以下からご紹介するような水の健康効果を得られるからです。
では、実際に水は健康にいいのか?どのような効果(効用)があるのか、以下から順にご紹介していきたいと思います。
水を飲むと得られる健康効果まとめ
ここからは、水が私たちの体にもたらす健康効果を簡単にご紹介します。
水の効果1:生命維持
まずは何と言っても生命の維持。
人間は、水を飲まなければ1週間でほぼ100%死に至るとされ、健康効果というよりは、水を飲むこと=生きることと言えます。
水の効果2:ダイエット
水を飲むことは代謝UPにもなるため、ダイエット効果も期待できます。
汗をかきやすくなることはもちろんですが、体の基礎代謝も高まり、自然と糖質や脂質を燃焼しやすい体になっていきます。
国内外問わず、一流のモデルさんや女優さんの多くは水を飲むことを決して欠かさないそうです。
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水を飲むことを習慣化している有名人の方は、以下のように数多くいらっしゃいます。いずれも、名だたる方々ばかりです。水を飲む習慣をはじめ、その他の食生活や習慣をぜひ参考になさってください。
水の効果3:デトックス
汗や尿も、水がなければ作られません。
この2つに共通するのは、老廃物を排出するという役割。水を飲むことで汗や尿を出すサイクルが速くなり、デトックス効果が望めます。
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デトックスのためには、水を飲む時間を工夫したり、デトックス効果の期待できる食品と組み合わせることが重要です。以下の記事も合わせてご覧ください。
水の効果4:栄養・酸素を運ぶ
水は、鉄分やタンパク質とともに血液を作る材料のひとつ。
血液は酸素や栄養を体中に運ぶという重要な役割を担います。
つまり、水を飲むことは(間接的にではありますが)栄養・酸素を運び健康的な体を作る効果があると言えます。
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水の他に、血液の健康維持に寄与する成分も合わせて知っておきましょう。これらの食品・成分を意識的に摂ることで、血管や血液の健康維持がより効率的に行えます。
水の効果5:便通が良くなる
水には、便通を良くする効果もあります。
排便の役割を担う大腸は、水がないと正常に機能しません。
一般的に便通に必要なものとしては食物繊維というイメージですが、便を柔らかく出やすくするには水が必要です。
「食物繊維は足りているのに便秘だ」という方は、水が足りているか確認しましょう。
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便通は『腸』の状態に大きく関わります。腸内環境を整えるためには、消化に関する知識や腸に良いとされる食べ物を用いた『腸活』も重要になります。
腸に関する知識は以下の記事をご覧ください。
水の効果6:免疫力UP
水を飲むと代謝が上がるということは先に書きましたが、代謝が上がるということは、体温もUPするということ。
一説には『体温が1度上がると免疫力が5倍になる』とも言われています。
つまり、水には免疫細胞を活性化し、病気を予防してくれる効果があると言えます。
ちなみに、水を飲む習慣のある人は、膀胱ガンの発病リスクが50%、大腸ガンの発病リスクが45%低くなるという調査結果もあります。
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低体温の人ほど、免疫力が低下し様々な病気・症状を引き起こします。低体温にまつわる知識や、水以外の免疫力UPに効果的な食品は以下の記事をご覧ください。
水の効果7:解毒効果
水には、解毒効果もあります。
お酒を飲みすぎてアルコールが回って水が欲しくなった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?
水を飲み体内の水分量を増やすと、アルコールや毒物の濃度を下げ、症状を緩和することができます。
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アルコールの分解には肝臓の機能維持が必須。そのためには『シリマリン』という成分が非常に有用。『脂肪肝』などの症状の予防にも効果的です。
水の効果8:美肌キープ
美肌をキープする効果もあります。
代謝がUPすると、肌のターンオーバーも活発になるため、美肌のキープに効果的です。
また、肌の保湿とハリの維持にも水は欠かせない要素。
赤ちゃんの肌があれだけハリがあって潤っているのは、水の効果によるものなのです。(先ほど書いたように、赤ちゃんの体内の水分量は80%以上)
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美肌効果の証明されている食品は、水以外にも数多くあります。その中でも特に効果の高い食品は『シーバックソーン(サジー)』と『アップルサイダービネガー(リンゴ酢)』です。
また、ミス・ユニバースの栄養コンサルタントとしても有名なエリカ・アンギャル氏の推薦する食べ物もおすすめです。
水の効果9:リラックス効果
水には、緊張を緩和し、心身ともにリラックスさせる効果もあります。
緊張した人間の体は、発熱・発汗し軽い脱水状態になります。
発熱・発汗で失われた水分を補うことで、体も脳もリラックスし緊張を緩和することができるのです。
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水以外にも、リラックス作用の認められている食品やハーブはいくつも存在します。
香りによって精神安定を促すもの、セロトニン等の脳内ホルモンの分泌を促すことで不安を和らげるもの等、多岐に渡ります。
ストレスや不眠・不安などの症状でお悩みの方は、水と合わせて以下の食品・ハーブもお試しください。
水の効果に関するまとめ
このように、水が私たち人間にもたらす効果は、健康面でも美容面でも非常に優れたもの。
水は健康の源。
水の効果を知らずして、健康を語ってはいけません。
- 「○○が体に良い」
- 「○○を食べると病気が予防できる」
テレビやインターネット、雑誌などで、日々ブームが生まれては消えていきます。
そのような一過性の話題に飛び付く前に、まずは最も身近な水の健康効果について、きちんと学ぶべきではないでしょうか?
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