あなたの好きな夏野菜は何ですか?
ちなみに、筆者は断然なすが好きです。
夏は旬の野菜・果物が非常に多く、夏バテした体を元気にしてくれる栄養が満載です。
この記事では、そんな夏野菜の中でもなすに注目。
なすに含まれるファイトケミカル、「ナスニン」についてご紹介したいと思います。
30秒でわかる記事の概要
ナスニンとは?
ナスニンとはアントシアニンという赤い色素の一種。
その名前の通り、なすに含まれる(特に皮に多く含まれる)ファイトケミカルの一種です。
発見したのは日本人の女性学者・黒田チカさん。そのためか、『ナスニン』というそのまんまのネーミングになっています。
ちなみになすにはナスニン以外に『クロロゲン酸』というファイトケミカルも含まれていて、これの成分がよりナスニンの効果を高めてくれると言われています。
補足:ファイトケミカルについて
上記のように、ナスニンはファイトケミカルと呼ばれる栄養素の一種です。
ファイトケミカルは、非常に強力な抗酸化成分として近年注目を浴びている『第7の栄養素』。すべての病気の原因とされる『活性酸素』を除去する作用に優れた栄養素です。
他にどのような種類があるのか?どのような健康効果があるのか?等、より詳しくは下記の記事をご覧ください。
ナスニンの効果1:ガンの予防
ファイトケミカル全般に共通する効果として、ガンや心臓病、脳卒中などのいわゆる生活習慣病を予防する効果があります。
ナスニンもファイトケミカルの一種であるため、これらの病気の原因と言われる活性酸素を効果的に退治してくれます。
一般的にファイトケミカルなどの栄養素全般は加熱すると失われやすいのですが、このナスニンは別。
加熱しても加熱しなくても効果はほぼ失われず、80%以上もガンの予防効果が残るのだそうです。
ナスニンの効果2:眼の疲れを癒す
眼の疲れを癒す効果があります。
人間の目にはロドプシンという色素があり眼が光を感じるための役割を果たす重要なものなのですが、ナスニンはこのロドプシンが効果的にはたらくように助けてくれます。
普段パソコンに向かったり、スマホでゲームをすることが多い現代人には嬉しい効果です。
ナスニンの効果3:血液サラサラ効果
悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血管をキレイにします。
血液がサラサラになるので、高血圧や動脈硬化などの血管系のトラブルを防いでくれます。
また、ナスニン以外にも水分量と食物繊維が多いのもなすの特長。水分・食物繊維との相乗効果で血液サラサラ効果はさらに高まります。
ナスニンを効果的に摂るには?
では、ナスニンを効果的に摂るにはどうすればいいのでしょうか?
これには2つのポイントがあり、ひとつは皮ごと食べること。もうひとつは汁物として調理することです。
前者は先述の通りナスニンは皮の色素の成分だから。後者は水に溶けやすいからです。
以上を踏まえると、皮ごと切ってみそ汁、スープに入れ、汁まですべて飲むのがベストです。
夏バテで食欲がなくても、汁物であれば食べられますし、冷たいものを食べて冷えがちな体を温める上でも最適です。
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ナスニンについて:まとめ
いかがでしょうか?
ナスはまさに今が美味しい時期。『旬』は最も栄養価が高まる時期ということでもあります。
さらに、有機・無農薬栽培のなすならナスニンの効果は倍増。
野菜は食事の基本。
ケチらず、品質の良い物にこだわりましょう。
今晩のごはんに、ナスはいかがでしょうか?
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