お店など実店舗を経営している方に質問です。
あなたのお店の売上を、8%アップさせるチラシの作り方、知りたくないですか?
先日ある番組で、脳科学の権威である中野信子さんが地方スーパーのチラシを監修したところ、売上が108%にUPしたのです。
そんな効果抜群のチラシ作りのコツを6つご紹介します。
30秒でわかる記事の概要
はじめに:中野信子氏とは?
早速ご紹介!といきたいところですが、
まずは中野信子さんが何者なのかをご説明しておきます。
中野信子さんは東日本国際大学の教授で、
世界の人口のうち上位2%の高いIQの人だけが入れる
『MENSA(メンサ)』という国際グループの元会員だったとか!
中野信子さんといえば、私はホンマでっかTVの印象が強いです。
脳科学の中でも「認知科学」という分野の専門家とのことで、
番組内でも「なるほど~」と納得してしまう説得力のある発言が多くて、私個人はこの先生が好きです。
この「あなたの脳のしつけ方」や、
こちらの「努力不要論」なんかはけっこう有名ですね。
この先生は人間の脳がどう機能するのかという観点から物事を見るので、
「お客さんにいかに魅力的に商品を見せるか」がポイントになるチラシなんかはお手の物というわけです。
売れるチラシの作り方・6つのポイント
お待たせしました!
それでは、中野信子さんが挙げていた『売れるチラシ』の作り方のポイントを6つご紹介します。
ポイント1:数字(値段)は奇数にする
人間は偶数(2,4,6,8)よりも、奇数(1,3,5,7,9)の方が少なく見える傾向にあるのだそうです。
この心理を利用し、商品の値段を改定!
たとえば200円の品物は199円にするなど工夫をしていました。
これは必ずしも値段を下げるばかりではなく、
もともと198円のものを199円にしてバランスを取るなどしてもOKのようです。
ポイント2:チラシに掲載する品数は5~9個程度に絞る
このスーパーではもともとチラシに掲載のある品数が30個以上ありましたが、
これを5~9個程度に大幅に削減しました。
人間は何かを選ぶ際、20個あるうちから1つ選ぶのと、5個あるうちから1つ選ぶのとでは、前者の方が選びづらいのだとか。
20個から1つ選ぶということは、裏を返せば、19個を捨てるという選択をしているということ。
捨てる数=罪悪感の数と認識され、選ぶのが困難になってしまうのだそうです。
また、人間の脳が短期的に覚えていられるのは、多くてもせいぜい5つ程度。
それ以上数があっても覚えていられないので、必ずしも品数が多ければいいという問題でもないようです。
ポイント3:アンダードッグ効果で同情を誘う
相手の同情を誘うことでも、売上はアップするそうです。
例を挙げると、「赤字覚悟」や「200個頼むところが間違えて2000個頼んでしまったので買ってください」など
敢えて自分の弱みを出すことは、相手の同情心や任侠心をくすぐって、購買意欲を高める効果があるのだそうです。
これをアンダードッグ(=負け犬)効果と呼びます。
番組内では、「今日中に全部売れなきゃ妻に殴られます」と記述し、主婦層の同情をうまく獲得していました。
ポイント4:店員さんの顔写真を入れる
これは言わずもがな、親近感を高めるためです。
チラシの中に顔が載っていた人に実際に会うと、なんだか親しみを感じたりするもの。
しかも少し話したりするだけで、「この人からなら買ってもいいかも」と思ってしまいますよね。
ポイント5:色は少なく
チラシに使う色の数を少なくするのもポイントです。
たくさんの種類の色を使うと見た目はにぎやかになりますが、
目移りしてしまい結局何がお得なのか伝わりづらいという欠点があります。
色の種類は多くても3~4種類程度にするのが良いでしょう。
ポイント6:値段に「大特価」とは書かない
よくチラシの中で具体的に値段を書かずに「大特価」とだけ書いてある商品がありますが、
これは具体的にいくらかわからないため、敬遠されてしまい、たとえ本当に安くてお得な商品であっても逆効果になるのだとか。
そこで中野信子先生が挙げていたのが「大特価」ではなく、「店長に相談」と書くこと。
こうすることで、お客さんと直接話す機会が増えるため、
お店側とお客さんとの間に親近感や信頼感が生まれやすくなり、
特価品以外の商品の売上UPにも繋がるのだそうです。
まとめ
知ってるようで、こうして言われるとハッとすることがたくさん。
たまたまテレビをつけたらやっていたのですが、これは本当に面白い番組に出会いました!
改めて中野信子先生の凄さに驚いたアントニーでした。
お店の宣伝にチラシを活用している皆さん、ぜひ参考になさってください。
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