正に『悪ドナルド』。マック700円食べ放題から10代の健康を守れ。

マック 700円食べ放題

マックの『700円食べ放題メニュー』が話題になっています。

なんと、高校生までなら700円で下記のメニューが何度でもおかわり自由なのだそうです。
(ただし、東京都内の5店舗限定)

・フライドポテト
・チキンナゲット
・ソフトクリーム
・ドリンク(コーラ、ファンタなど12種類)

あなたはこれを見てどう思いますか?

ネットやSNSでは、これを好意的に受け止めて話題になっているようですが、私はこれを見てゾッとしました。
「マックは10代の将来ある子どもたちを、病気にして殺そうとしているのか!?」とすら思いました。

そして同時に、

食品の安全性について何度も何度も問題になっているマクドナルドを、未だに食べようとしている人がいること
自分の子どもにマクドナルドがいかに危険かを教えられない親が居るということに対して疑問を覚えました。

どれ1つを取っても、確実に身体をむしばむメニューばかりなのに、それを食べ放題にするなんて…

しかも対象となるのが高校生以下。
これが大問題です。

10代は、身体ができあがる人生において最も重要な時期です。

食べたもの・飲んだものが身体を作るのは言うまでもありません。

つまり、10代のうちに何を食べたか・何を飲んだかで、
その後の人生の健康状態を左右する
と言っても過言ではないのです。

マック700円食べ放題メニューの恐ろしさについて見ていきましょう。



10代の食事はこんなにも大事!

マック700円食べ放題について書いていく前に、まずは10代の食事がいかに大切かをかんたんにご説明します。

これは、人間の身体と脳が発達・成長する時期を知れば理解できます。
発症リスクのある病気・症状と合わせて、それぞれ見ていきましょう。

身体の発達・成長

子ども 体 成長

人間の身体が最も発達するのは、2~3歳までと中学~高校生頃です。

中学~高校で身長がぐんと伸びるのは、誰しも経験したことがあると思います。
子どもはこの時期に、身長以外にも内蔵・骨・筋肉もこの時期に大きく成長し、20歳前後に完成されます。

しかし現代は、食生活の乱れによって、10代の糖尿病増加、肥満率の増加、16歳以下の3人に1人が花粉症などという恐ろしい状況になっています。

脳の発達・成長

脳 成長 栄養

脳が最も発達するのは3歳・7歳・10歳ごろ。
10代後半までには脳の機能がほぼ完成するとされています。

そのため、この時期に有害な物質を食べ物や飲み物から摂取し続けることで、子どもの脳には様々な障害が起こることが解っています。

学習障害は健常児の最大8.2倍も低く、感情の起伏が激しく、不安、不眠、アトピーなどの症状が出るリスクも増大するのです。

マック700円食べ放題・メニュー別の危険な理由

マック700円食べ放題が危険な理由は、メニューに含まれる4つのもの
トランス脂肪酸、砂糖、遺伝子組み換え作物(GMO作物)、食品添加物です。

細かく言えば他にもっとありますが、この記事ではこの4つに絞って説明します。
では、次から食べ放題のメニュー順に見ていきましょう。

その1:フライドポテト

マック700円食べ放題メニューの中では、恐らくフライドポテトが最も危険です。
砂糖以外の4つ全てが含まれています。

まず主原料のじゃがいもはアメリカ産。

遺伝子組み換え作物の元凶『モンサント社』のお膝元であるアメリカで安価に生産された時点で農薬・化学肥料などは満載。

過去に多くの食品偽装問題を起こしたマクドナルドが
「遺伝子組み換えのじゃがいもは使用しておりません。」と言っても、正直信用できません。

※出典:ALTERNET

このじゃがいもを、着色料(食品添加物)に浸し、
さらに遺伝子組み換え作物で作られた油(キャノーラ油やコーン油)で揚げて日本に運ばれます。

そして最後に、日本のマクドナルドの店頭でトランス脂肪酸たっぷりの油で揚げた状態の、
もはや食べ物とは呼べない状態のフライドポテトが完成します。

マックのフライドポテトは、トランス脂肪酸、遺伝子組み換え作物、食品添加物の濃縮物と言ってもいいものなのです。

②チキンナゲット

続いてはチキンマックナゲット。

こちらも油で揚げて調理している以上、トランス脂肪酸が含まれるのは言うまでもありません。

また、チキンマックナゲットといえば、中国産の期限切れ鶏肉を使用していた恐れがあるというニュースが記憶に新しいと思います。
現在はタイ産に変えたとのことですが、だからと言って安心・安全ではありません。

どの国であろうと、大規模農場で飼育される鶏の肉は安心とは言えません。
これは、ドキュメンタリー映画『フード・インク』を観れば一目瞭然。

【フード・インク】

まだご覧になったことがない方は、ぜひ一度ご覧ください。
マクドナルドをはじめ、ファーストフードを選ぶことの危険性がリアルすぎるほどに伝わってきます。

③ソフトクリーム

続いてはソフトクリーム。

マクドナルドでは『ソフトツイスト』と名前がついていますが、これは砂糖の塊です。
角砂糖4~5個分に相当する量の糖分が含まれていると考えられます。

WHOが発表した1日の砂糖摂取量の上限は20g。
マック700円食べ放題で、仮にソフトクリームを2つ食べたとすると、それだけで1日の上限量をオーバーしてしまいます。

また、ソフトクリームが危険なもう一つの要素は、主原料である牛乳です。

カルシウムが豊富とか、身体に良いイメージのある牛乳ですが、実際はその逆。
身体に良いものとは決して言えません。

※牛乳が危険な理由はこちら
なぜ牛乳は体に悪いのか?毒なのか?牛乳が原因で起こりうる害・病気
なぜ牛乳は体に悪いのか?毒なのか?牛乳が原因で起こりうる害・病気
「牛乳は体に悪いから、子どもには飲ませない」 しばらく前に、松嶋尚美さ

また、マクドナルドでは同商品を「濃厚でコクのある」と説明していますが、
これが本当なら輪をかけて身体に悪いことになります。

自然のままに放牧されて育った牛から絞った本来の牛乳は、濃厚どころかサラッして舌に残らない味です。

私は普段は牛乳を飲みませんが、どうしても飲みたくなった時はなかほら牧場の牛乳を飲むようにしています。

ここの牛乳がまさに『サラッとして舌に残らない』スッキリした味。
都内に何店舗か直営店もありますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

濃厚である=人工的に調整された不自然なものということ。

見分けるひとつの基準として覚えておくといいでしょう。

④ドリンク(コーラ、ファンタ等)

最後はコーラやファンタ、スプライトなどのドリンク。

こちらも今更言うまでもありませんが、砂糖が山のように入っています。
どれくらい入っているかは、文字で書くよりも以下の写真をご覧いただいた方が早いはず。

※出典:academic box

700円食べ放題で一番注文が多いものは恐らくドリンク類。

コーラやファンタは2杯飲めばアウトです。

「カロリーゼロのやつとかなら大丈夫じゃないの?」という声もありそうですが、その認識は大きな間違い。
なぜなら、カロリーゼロということは、人工甘味料が入っているということだからです。

砂糖の何百倍もの甘さを持つ人工甘味料は、糖尿病を誘発する危険性が非常に高いことがわかっていて、むしろ砂糖よりも危険なものです。

まとめ

このように、マックの700円食べ放題は10代の子どもの健康を確実に蝕むものばかり。

メニュー最後の『何回でもおかわり自由!たくさん食べてね!』が、
『病気になって死んでください』と言っているようにしか思えません。

「700円で食べ放題!安い!」と価格の安さという点だけを見るのではなく、
「なぜ安いのか? そんなものが果たして本当に身体に良いのか?」を考えなければなりません。

家の外の食生活を100%コントロールするのは難しいものですが、
こうした知識を親が持っていて、それを子どもにきちんと教える・教えないでは雲泥の差があります。

もしあなたや、あなたの周囲の大切な人が未だにマクドナルドを食べているようなら、
この記事を読んでいただいた今日この瞬間から、マクドナルドにさよならしましょう。

子どもに手本を示すにはまず自分から。

マクドナルドから10代の健康を守るのは、私たち大人の使命です。

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