「子どもにとって、より良い親でありたい」
お子さんをお持ちの方であれば、誰でもこう思うのではないでしょうか。もちろん僕もその一人です。
今回はそんな願いをお持ちの方に読んで欲しい内容です。
The Good Country Indexが発表した2016年現在『世界一優しい国』である、アイルランド。
そのアイルランドのある学校の校長先生が、実際に子ども達と接している中で学んだ『子育てについての提案』が、とても勉強になります。
この記事では、その校長先生が教える、より良い親になるための心得を6個ご紹介したいと思います。
30秒でわかる記事の概要
より良い親になるための6つの心得
では、僕個人の解釈が混じった意訳ですが、順に6個ご紹介していきます。
心得1:子どもはあなたを愛し、あなたを見て育つ
子どもに「こんな人間になって欲しい」という理想があるなら、まずはあなた自身がそのような人間になってください。
特別な時だけでなく、思いついた時だけでなく、普段から積極的に行動しましょう。
教師が学校で子ども達にマナー等を教えたとしても、子どもはほとんど言うことを聞きません。
子どもの最大の教師は親です。子どもは、普段最も接する相手であり、一番大好きな人である、あなた達親を見て真似して覚えます。
心得2:「愛してる」は口ではなく、態度で示す
子どもは、その日いちにちの出来事を、他の誰でもないあなたに聞いて欲しいと思っています。
嬉しいことがあれば一緒に喜んで欲しいし、悲しいことがあれば、勇気づけて欲しいのです。
スマホを見る時間なんていつでも取れます。
ただ電源を切り、愛する我が子の顔を見て、ほんの少しの時間を割くだけで、子どもはあなたに愛されているという自信がつき、学校に通うことがより楽しくなるのです。
心得3:寝る子は育つ
就寝時刻と睡眠時間は必ず確保しましょう。
子どもは寝て育ちます。
寝る時間になったら、スマホやゲーム機を持たせてはいけません。
子どもの集中力を侮ってはいけません。
面白いことがあれば、熱中して、徹夜さえ厭わないでしょう。
心得4:食事には気を使う
あなたの子どもは、余計な間食をしていませんか?
普通に朝・昼・晩食べているだけなら、子どもは家に帰ってくれば「お腹が空いた」と言うものです。
学校と家との間で何か食べていないか、目を凝らしましょう。お菓子は食事ではありません。
また、余計な何かを買ってしまわないよう、お金を渡さないでください。
子どもの頃の食生活は一生物です。
心得5:心配な時・怒った時こそ、理性的に
私たち学校側は、いつでもあなたの味方です。
もし心配事があれば、いつでも私たちに言ってください。
どうか腹の虫が収まらないくらい怒ってしまう前に、私たちに話してください。
もちろん私たちにも仕事がありますので、すぐに対処することはできないかもしれません。
あなたの要望に、すべて応えることはできないかもしれません。
それでも忘れないでください。私たちはあなたの味方です。
ですから、もしあなたの思うようにいかなくても、すぐに電話を切ってしまったり、大声で怒鳴りつけたりしないでください。
私たちもあなたと同じくらい、子どものことを思っています。
私たちを頼ってください。
心得6:どんな時でも優しく
大なり小なり、いじめはあります。
子どもは残酷なもの。学校は決して安全な場所ではないのです。
しかし、たとえいじめが起きたとしても、あなた達親が子どもの代わりに出て行くことはしないでください。
そんなことをすれば、子ども同士の問題が、親をも巻き込んだお互いの家庭同士の問題になってしまいます。
また、たとえ相手が100%悪いと判っていたとしても、いじめた相手に仕返しをするように、子どもをけしかけたりしてはいけません。
どんな時でも、常に相手に優しくしてやれるよう、子どもに教えてあげましょう。
そして、あなた自身もそうありましょう。
まとめ:「より良い親とは?」は永遠のテーマ
“世界一優しい国”ならではの、子どもを第一に考えた心温まる心得でした。
より良い親とはどんな親か?
これは生きている限り永遠のテーマですが、これを語った校長先生のように、子どものことを第一に考え、可能性を最大限引き出してあげられる存在でありたいものですね。
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