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イギリス、2年後に『砂糖税』導入を決定!高すぎる肥満率の対策に。

砂糖税 イギリス
※出典:INDEPENDENT


イギリスが飲料に『砂糖税』を導入することが決定しました。

2年後の2018年を目処に導入する見通しで、イギリスのジョージ・オズボーン財務相が発表しました。

概要は以下のとおりです。

 

【砂糖税・導入の概要】

100mlあたり5グラム以上の砂糖を含んでいる飲料に対して課税を行う。
2年後(2018年)を目処に導入。
フルーツジュース、牛乳を含むカフェラテ等の飲料は免除
・目的は小児肥満症の対策

 

イギリスでは肥満率の高さが問題となっていて、
小児肥満症の対策として砂糖税の導入を決定したようです。

※調査の結果、なんと成人で61.9%、2~15歳の子どもで28%が、標準体重より重いか、もしくは肥満だったそうです。

それ自体は確かに素晴らしい取り組みだと思いますが、
概要を見るといくつか問題点も見えてきます。
詳しく見ていきましょう。

肥満だけではない砂糖の害とは?

今回、イギリスが砂糖税を課した名目は成人で60%を超えるほどの肥満率を下げるためですが、
砂糖がもたらす害は肥満だけには留まりません。

砂糖は『白い悪魔』とか『人類最古の麻薬』とまで言われるほど依存性が高く、
数えきれないほどの病気を人間にもたらす物質です。

砂糖 害
糖尿病はもちろん、腸内の免疫細胞を殺してしまうため、
ガンや心臓病、脳卒中などの生活習慣病すべての発症リスクを高めます。

体だけでなく、精神面にも悪影響を与え、
情緒不安定やうつ病の原因にもなり得ます。

このように、砂糖はありとあらゆる現代の病の元凶になる物質なのです。

より詳しく知りたい方は、下記の記事を参照してください。
関連記事:砂糖がもたらす恐ろしい害とは?

正に『万病の元』…砂糖が脳と体に与える・恐すぎる9つの害とは?



 

砂糖税の対象となる『100mlあたり5グラム以上』の飲料とは?

では次に、今回イギリスの打ち出した砂糖税の対象となる
『100mlあたり5グラム以上』の飲料とはどんなものがあるのでしょうか?
飲料の名前 内容量 砂糖の量 100mlあたりの量
コカコーラ 350ml 39g 約11g
三ツ矢サイダー 350ml 34g 約10g
レッドブル 250ml 28g 約11g
カルピスウォーター 350ml 66g 約19g
ポカリスエット 500ml 33.5g 約7g
このように、日本でよく販売されているほとんどの清涼飲料水は課税対象になります。

他にも、以下の写真のように多くのものに砂糖税が課されることになります。

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出典:livedoor.4.blogimg.jp

これはつまり、100mlあたり5g以上の飲料を飲み続ければ、
イギリス並の肥満率になる可能性がある
とも言い換えられます。

こんな飲み物を普通に販売し、ましてやマックで食べ放題メニューに導入している日本という国が恐ろしくなります。

 

砂糖税を免除される飲み物にも疑問が残る

ここまで見てくると、砂糖税の導入で肥満や生活習慣病の改善が期待できますので、それ自体は確かに素晴らしい取組みだと思います。

しかし疑問点も残ります。
それが砂糖税が免除となる飲料です。

それぞれ見ていきましょう。

 

牛乳を使用した飲料

牛乳 体に悪い
まずはカフェラテなどの牛乳を使用した飲料について。

イギリスが牛乳を使用した飲料の砂糖税を免除した理由は
「健康に寄与する飲み物だから」というものですが、これが大きな間違いです。

イギリス人は体内に牛乳を分解できる酵素を持っているため、
牛乳を飲んでもお腹を下す心配はないかもしれません。

しかし牛乳は、生活習慣病やアトピーなどのアレルギー症状を起こす可能性があります。

せっかく砂糖を制限してこうした病気を抑えることになっても、
牛乳を制限しなくては全く意味がありません。

また、スターバックスのフラペチーノは角砂糖12個分(100ml中10g以上)もの大量の砂糖が含まれています。

スタバ フラペチーノ カロリー
※出典:Starbucks Coffee Japan


牛乳を使用していれば砂糖を入れても非課税になるわけですので、こうした抜け道が生まれ、
各社が清涼飲料水→牛乳を使用している飲料へシフトするという状況が生まれてしまっても不思議ではありません。

 

フルーツジュース

オーガニック ジュース 100%
次にフルーツジュースです。

果汁100%と聞くと体に良さそうなイメージがあるかもしれませんが、実はそうでもありません。

フルーツジュースに使用するようなフルーツは、
たいていが品種改良されて糖度を高くされたもの。

フルーツに含まれる果糖は砂糖を超えるほどの糖度である場合も多く、
フルーツの食べ過ぎで糖尿病になったというケースも珍しくありません。
また、フルーツジュースには甘さの調整のために、
アスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料を添加することも。

この人工甘味料は砂糖の数百倍という甘みを持ち、
砂糖と同じくらい糖尿病の発症を高めるという研究データもあります。

砂糖税が課される以上、イギリスの各飲料メーカーが砂糖の代わりに人工甘味料を使用し始めることも想定されます。

砂糖だけでなく、人工甘味料も課税対象とするべきではないでしょうか。

 

世界の『砂糖税』を導入している国

僕たち日本人にとっては『砂糖税』とは耳慣れない言葉ですが、
実はイギリス以外にすでに多くの国が導入しています。

代表的なのは北欧の国々です。
ノルウェー、アイスランド、フィンランドではすでに導入されていてます。

ちなみにデンマークでも砂糖税や脂肪税といった税金が過去に課されていましたが、
『効果が得られなかった』として廃止されています。

他にも、フランスやメキシコで導入されていて、
来年には南アフリカもこれに続く予定となっているそうです。

これらの国々に共通しているのは、お菓子やソフトドリンクの消費量が高いこと。

上記のように砂糖の消費量が高まるにつれて、様々な病気にかかりやすくなります。

そのため、砂糖に対して課税するというのは、こうした国々にとっては常套手段のようです。

 

まとめ

以上のようにいくつか疑問に残る点はあるものの、
砂糖の危険性に気付き、規制を行う取組み自体はとても素晴らしいことだと思います。

子どもの健康が気になるというのは万国共通。

日本でもこうした取組みが1日でも早く訪れることを願います。

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