生命の果実・シーバックソーン(サジー)。果実とオイルの効果 総まとめ!

シーバックソーン

『シーバックソーン』

日本では『サジー』として知られるこの果物は、非常に優れた健康上・美容上のメリットを秘めたスーパーフード。特に女性には非常に嬉しい効果が満載です。

その優れた効果は、中国・モンゴル・チベット、ロシア、ヨーロッパ(イギリス、ドイツ等)、世界中で古くから利用されてきたことからも見て取れます。

この記事では、シーバックソーン(サジー)の栄養素や健康・美容上の効果、おすすめの摂り方(シーバックソーンオイルやサジージュースなど)をまとめて、詳しくご紹介します。



シーバックソーンとは?

まずは、シーバックソーンという果物について詳しく解説します。

シーバックソーンの特徴、歴史

シーバックソーンとは、モンゴルや中国、チベットやロシアなどの地域に生息するオレンジ色の果物で、グミ科に属します。

上記の地域では何千年にも渡って万能薬として使用されてきたスーパーフードで、別名『生命の果実』とも呼ばれています。

これは後述するように様々な栄養素を豊富に含んでいることに起因しており、上記の国に加え、ヨーロッパ各国でもジャムにしたり果実酒にしたりとそれぞれ独自の様々な使い方をされてきました。

『サジー』等、国によって呼び方が異なる

冒頭でも書いたように、シーバックソーンは日本では『サジー(沙棘)』という名前でよく知られています。

シーバックソーンは国によりその名前が異なり、英語圏では『シーベリー(海のベリー)』、モンゴルでは『チャチャルガン』、ドイツでは『サンドーン』等の呼び名が一般的のようです。

共通しているのは“棘”に由来した名前であること。

日本名の『サジー(沙棘)』の棘はとげと読み、『シーバックソーン(seabuckthorn)』のthornはを意味する言葉です。

これの示すように、シーバックソーンには大きく長い針のような棘があり、これが名前の由来になっているようです。

生命力に溢れた植物

先程も書いた『生命の果実』の名前の示すとおり、シーバックソーンは非常に生命力に溢れた植物です。

水のない砂丘にすら根を張って生息することができ、やせた塩分の多い土地にも育つので、砂漠の緑化にのために植えられる他、土壌の侵食を防ぎ、植物の成長に欠かせない窒素を維持する目的でも重宝されています。

また、鳥には食物として果実を与え、葉や枝を住処として提供しており、私たち人間の健康や暮らしだけではなく、自然環境においても非常に貴重な役割を果たしているのです。

シーバックソーンの栄養素

では、シーバックソーンにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?代表的な栄養素をご紹介します。

分類 成分名 備考・詳細
ビタミン類
(全14種類の必須ビタミン)
ビタミンC ビタミンCの詳細はこちら
ビタミンB群 ビタミンB群の詳細はこちら
ビタミンE ビタミンEの詳細はこちら
プロビタミンA ビタミンAの詳細はこちら
ミネラル類
(全12種類の必須ミネラル)
鉄分
カルシウム
亜鉛
セレン
脂質 オメガ3 オメガ3の詳細はこちら
オメガ6
オメガ9
オメガ7 全脂質の30~35%程度
タンパク質 アミノ酸類
食物繊維 食物繊維
ファイトケミカル
(190種類を含む)
※詳しくはこちら
フラボノイド類
βカロチン
リコピン リコピンの詳細はこちら
ルチン ルチンの詳細はこちら

ビタミンは全14種類、そしてミネラルにいたってはほぼ全ての必須ミネラルを含みます。

ファイトケミカルなどの抗酸化栄養素は190種類以上を含むとされ、特にフラボノイド類とβカロテンが多く、ルチンやケルセチン、カテキン等も含みます。

そして最も特徴的なのが脂質です。

オメガ3、オメガ6、オメガ7、オメガ9の4つのオメガ脂肪酸を含んでおり、この4種類全てを含む植物は世界でも唯一、シーバックソーンのみではないかと言われています。(果物に脂肪が含まれること自体が稀です)

特にオメガ7は非常に希少な脂肪酸で、マカダミアナッツに含まれることで知られますが、シーバックソーンはそれに比較にならない程多く含み、シーバックソーン中の脂肪酸のうち約30~35%がオメガ7です。

このように、シーバックソーンはありとあらゆる栄養素を含むスーパーフードです。

シーバックソーンの効果まとめ

では、上記のような豊富な栄養素をシーバックソーン(サジー)には、どのような健康効果があるのでしょうか? 順にご紹介します。

1:肥満予防・ダイエット効果

オメガ7は、脂肪が蓄積しないように脳に指令を送るはたらきを持つと言われています。

このはたらきが、体に脂肪が蓄積するのを抑え、肥満予防とダイエットの効果をもたらすようです。

シーバックソーンの権威であるオズ博士によるマウスを使った実験では、非常に明確な違いが出ています。

高脂肪食を与えられたマウスのうち、一方にはシーバックソーンのサプリメントを与え、もう一方には与えず、両者にどのような違いが出るか試験しました。

その結果は以下の写真のとおり。

※出典:Sea Buckthorn Insider

シーバックソーンのサプリメントを与えられたマウスに比べ、与えられなかったマウスは2倍ほどの大きさになるほどに脂肪が蓄積しているのがわかります。

2:美髪効果

脱毛を防ぎ、髪や頭皮の状態を健康に保つ美髪効果にも優れています。

これはシーバックソーンに含まれる4種類の脂肪酸のはたらきによるもので、頭皮や髪にもたらす作用としては、以下のようなものがあります。

  • 頭皮の細胞を健康に保つ
  • ダニを防ぐ
  • 毛嚢を清潔に保つ
  • 髪に弾力を与える
  • 毛幹の湿度を最適な状態に保つ
  • キューティクルの保護

こうした様々な効果を有し、健康的で光沢のある髪を実現します。

3:アンチエイジング効果

シーバックソーンに豊富に含まれるオメガ7は健康的な肌に欠かせない成分です。

加齢とともに減少するコラーゲンの生成を助け、美肌を維持します。

また、ビタミンEとビタミンA(プロビタミンA)の含有量も高いため、皮膚を柔らかくする作用もあります。

事実、ある臨床試験では、平均61歳の健康な女性30人を対象にシーバックソーンのサプリメントを一日2カプセルを服用してもらったところ、肌の保湿率が有意に上昇しました。

その効果は服用後1ヵ月で33.6%増加し、3ヵ月後には48.6%も増加しました。

4:心臓病の予防効果

心臓病を予防し、心臓の健康を維持する効果が高いこともわかっています。

2011年、Journal of Functional Foodsに掲載されたカナダのマニトバ大学による発表によれば、シーバックソーンに含まれる抗酸化物質が心臓細胞が酸化するのを防ぎ、悪玉コレステロールや血圧上昇を防ぎ、心疾患の予防に効果的であると指摘しています。

一日に5~28g程度のシーバックソーンを摂取するといいようです。

5:ガン予防効果

シーバックソーンは様々な種類の抗酸化栄養素を含んでいます。

ビタミンCやビタミンEの他に、フラボノイド類、リコピン、カテキン、タンニン、ケルセチンなど様々な種類のファイトケミカルなどが豊富。

これらの複数の栄養素が活性酸素の発生を抑制します。

活性酸素はガンの最も大きな原因のひとつとして知られていますので、ガン予防に効果があるとされています。

6:関節痛を和らげる効果

関節の炎症を抑え、関節痛を和らげる効果があります。

オメガ3は、体内でプロスタグランジンやロイコトリエンなどの天然の抗炎症物質に変化します。

これらの2つの物質が関節に起こる炎症を抑えることで、リウマチや関節の痛みを和らげるのです。

2005年のInternational Immunopharmacologyによる研究では、シーバックソーンを摂ってからわすが5日後に抗炎症作用が確認されたと報告されており、その効果の高さがわかります。

7:感染症の予防効果

前述の豊富な抗酸化栄養素は、細菌やウイルス、寄生虫などの感染源から守る効果にも優れています。

2004年、カウナス医科大学の研究によれば、シーバックソーンオイルにはカロテノイド類も豊富に含まれており、これが免疫力を高め、細菌やウイルスの感染から身を守るようです。

8:糖尿病の予防・改善効果

糖尿病の予防・改善効果も確認されています。

2010年にフィンランドのツルク大学によって行われた研究内容によると、シーバックソーンを摂取すると食後の血糖値の上昇を抑えることができると発表がなされています。

インスリン、グルコース応答の両方において有意に改善が見られ、血糖値を正常な値に保つため、糖尿病の予防・改善に効果があります。

9:皮膚の傷を治療する効果

火傷、切り傷、擦り傷など、あらゆる種類の皮膚の傷の治療薬として優れたはたらきを示します。

オメガ7は、皮膚組織や粘膜を健康に保つ成分として知られ、これを多く含むシーバックソーンならではの効果といえます。

10:脳機能の改善効果

脳機能を改善する効果もあります。

これは、ポリフェノールやオメガ3脂肪酸、セロトニンが認知機能を改善するためです。

シーバックソーンにはこの栄養素が全て含まれています。

ある研究では、認知症の高齢者にシーバックソーンのジュース(サジージュース)を半年間に渡って飲んでもらったところ、ほぼ全員の認知機能が改善したとの結果が出ています。

シーバックソーン(サジー)の利用方法

シーバックソーン(サジー)の健康効果を得るには、必要に応じて以下3つの方法を使い分けましょう。

1:果実を摂取する

まずはシーバックソーン(サジー)の果実を摂取するという方法です。主に、ジュースなどを飲むのがいいでしょう。

果実には、ビタミンや抗酸化栄養素が特に多く含まれているので、美肌効果やアンチエイジング効果を得たい方、特に女性におすすめです。

ジュースは、オーガニック栽培のシーバックソーン(サジー)のみを使用し、食品添加物を使用していないものを選ぶようにしましょう。

農薬や食品添加物を含むものでは、上記の健康効果は得られず本末転倒です。

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2:シーバックソーンオイルを使う

『シーバックソーンオイル』は、シーバックソーン(サジー)の種から抽出した油のこと。

4種類の脂肪酸が豊富なので、免疫力の強化や、心臓病の予防、脳機能の改善におすすめです。

また、オメガ7を豊富に含むことから、アンチエイジング作用にも優れているため、化粧品や美容オイルに用いられることも多いのが特徴です。

3:シーバックソーンベリーオイルを使う

『シーバックソーンベリーオイル』は、果実から抽出した油です。

シーバックソーンベリーオイルは伝統的に、火傷やにきびなどの皮膚の状態を治療するために使用されてきました。

また、優れた保湿効果ももたらすため、種から抽出したオイルと同様に美容オイルや基礎化粧品にも多く使用されています。

シーバックソーンオイルの選び方

では、シーバックソーンオイルはどのようなものが良いのでしょうか? ここでは、シーバックソーンオイルの選び方をご紹介します。

まずは原料が重要で、先程も書いたように、必ずオーガニック認証を受け栽培されたシーバックソーンを使用したものを選んでください。

もうひとつ重要なのが油の抽出方法です。抽出方法にはいくつかありますが、熱を加えて搾ったものはNG。必ず、コールドプレス(熱を加えず、圧力をかけて低温でゆっくり絞り出す製法)で搾り取ったものを選びましょう。

おすすめの美容オイル:ITAL『ブースターオイルセラム』

上記を踏まえ、美容オイルとしておすすめなのが『ITAL ブースターオイルセラム』です。

シーバックソーンを中心に、オメガ7が豊富なマカデミアナッツ油、肌の乾燥を防ぐアプリコットカーネル油、ホホバオイル等、7種類のオイルを配合した美容オイル。

その全てが無農薬・無化学肥料のUSDAオーガニック認証を受けた原料を、コールドプレスで搾り出したエクストラヴァージン(一番搾りのオイル)のもの。さらに、鉱物やシリコン、香料・着色料、界面活性剤すべて不使用です。

原料・製法すべてに徹底したこだわりを持って作られているのが見て取れる、非常に安全性・信頼性が高い美容オイルです。

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シーバックソーンを使用する上での注意点

このように様々な健康上・美容上のメリットを備えるシーバックソーン(サジー)ですが、使用する上で注意すべき点もあります。最後に、その注意点について解説します。

1:摂取量・使用量を守る

数多くの栄養素を含むため、取りすぎればかえって体に不調をきたす可能性もあります。

必ず、それぞれの製品に記載のある要領・推奨量を守って使用するようにしましょう。

また、短期間では効果が現れづらいため、サジージュースを飲む・美容オイルを使用するに関わらず、最低30日間は継続して使用されることをおすすめします。

2:使用を控えるべき場合を把握する

妊娠中の方、妊娠を考えている方、授乳中の方は事前に医師などの専門家に相談し、使用の判断を仰ぐようにしてください。

また、シーバックソーン(サジー)は、血液が凝固するのを妨げる可能性も指摘されていますので、手術を予定している方と、下記の薬(成分)を常用している方は摂取を控えるようにしてください。

  • アスピリン
  • クロピドグレル
  • ジクロフェナク
  • イブプロフェン
  • ナプロキセン
  • ナプロキセン

シーバックソーン(サジー)について:まとめ

他の果物にはない特徴を数多く備えるシーバックソーン(サジー)。

特に、オメガ3、オメガ6、オメガ9だけでなくオメガ7まで全4種類の脂肪酸を備えていることは、他の植物にはない極めて珍しいものです。

それだけに、ガンや心臓病、糖尿病などの生活習慣病の予防・改善だけでなく、美髪・アンチエイジングまで幅広い効果があることもうなずけますね。

全体的に、女性に嬉しい効果が中心ですが、もちろん男性にもおすすめです。

ご自身の症状や希望に合わせ、オイル、ジュース、サプリメントなどを使い分けてみましょう。

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この記事のライター
キニナル編集部

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