水素水はニセ科学?「水素水は効果なし」と考えられる4つの理由

水素水 ニセ科学
水素水はニセ科学だ!

最近話題の『水素水』。度々メディアやSNSで取り上げられ、今その効果について色々な審議されています。

その中でも、上のような意見も数多く見られます。

水は人間の体の最も多く・60%を占める大事な要素。

それだけに、飲料水に気を遣う人は近年とても増えていて、水素水もその流れで近年注目を浴びていますね。

そこで、今回の記事では水素水について、

・水素水が体に良いと言われている理由とは?
・水素水は、なぜニセ科学と言われているのか?
・水素水は本当に効果があるのか?

主にこの3つのテーマで、水素水の効果について僕なりの見解をお話します。



水素水が体に良いと言われている理由

水素水 ニセ科学 活性酸素 ではまず、水素水が体に良いと言われている理由について。

ひとことで言うと、活性酸素を除去できるからだと言われています。

活性酸素とは、簡単に言うとあらゆる病気の原因となる物質のこと。
細胞を攻撃して傷つけ、酸化させます。
「酸化=劣化」とも言えますので、活性酸素は万病の元とも言われているんです。

水素水はこの活性酸素を除去できるというのですが、これは以下のようなメカニズムによるもの。

水素(H2)酸素(O)が結びついて、水(H2O)という物質に変わるように、
水素水には高濃度の水素が入っていて、これが活性酸素と結びつくと無害な水になり、体外へ出される。

この結果、病気の予防や治療に効果があるというのが、水素水の効果のようです。

水素水がニセ科学と言われる理由

と、上の内容を読む限り、水素水は体に良さそうに思えます。
しかし、「水素水はニセ科学だ」などと、その効果を疑う意見があることも事実です。

では、なぜ「水素水はニセ科学」と言われてしまうのでしょうか?
僕は、理由は大きく3つあると考えています。

水素水がニセ科学と言われる理由1:水素分子は酸素と結びつかない

水素水 水 まず第1の理由は、水素分子そのものの性質です。
Wikipediaによれば、水素分子には以下のような性質があるとのこと。

水素分子は常温で安定であり、フッ素以外とは反応を起こさない。しかし何かしらの外部要因があればその限りではなく、例えば光がある状態では塩素と激しい反応を起こす。また水素と酸素を混合したものに火を付けると起こす激しい爆発~中略~はアセチレンに次ぐ広い爆発限界の範囲を持つ。

※出典:Wikipedia

つまり、僕たち人間が生きている状況下では、水素分子は酸素と結合することはないということが言えます。

活性酸素と水素分子が結びつくことで無害化するという水素水の効果は、
この水素分子の性質を見る限り矛盾していることが分かります。

さらに、中部大学の近藤教授らの研究チームは、水素水に含まれる水素のうち約6割は体内で消費・吸収されず、呼気した時に体外へ排出されてしまうと発表しています。

ほとんど体に吸収されず、酸素原子とも結びつかない水素分子。

この2つの事実を聞く限り、確かに「水素水がニセ科学」という意見にも頷けます。

水素水がニセ科学と言われる理由2:研究がまだまだ不十分

水素水 効果なし 2番目の理由は、水素水についての研究がまだ十分にされていないからです。

マウスによる実験は頻繁に行われていて、パーキンソン病に効果がある等の研究結果は出ていますが、
人体の臨床試験はまだまだ例が少なく、現段階では、はっきりとした効果が認められていません。

活性酸素を除去する効果のあるものと言えば、ビタミンやポリフェノールなどのファイトケミカルが有名ですが、
水素水は最近登場したばかりなので、まだまだ歴史が浅いもの。

今後の研究・発表に注目です。

水素水がニセ科学と言われる理由3:国が「効果なし」と発表している

水素水 効果なし 国民生活センター
3番目の理由は、国の機関である国民生活センターが「水素水を飲んでも効果がない」と発表しているからです。

これは2016年の3月11日に発表されたもので、
「飲用による効果を表したものではありません」と明記されています。

上記で述べたように、水素水は活性酸素を除去する効果があるとされていますが、
これはあくまで水の中にある活性酸素を除去するのであって、
肝心の人体の中で発生した活性酸素を除去する効果がないことがわかったのだとか。

詳細は下記のPDFリンクをご覧ください。

活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置 飲用による効果を表したものではありません (PDF形式)

水素水がニセ科学と言われる理由4:胃酸を中和し、抵抗力が失われる

胃がん 最後の理由が最も重要です。
水素水は健康になるどころか、逆効果になり得る可能性もあるからです。

関係者外秘のデータにつき詳細は省かせていただきますが、一部抜粋してご紹介します。

1996年に『O-157』が原因で集団食中毒事件が起こったことを覚えているでしょうか?

この際に、某国立大の研究チームがO-157の感染者を調査したところ、
なんと、O-157の感染者の大多数がアルカリイオン水を飲んでいる人だったとのデータがあります。

胃酸は強酸性の消化液で、食べ物や飲み物を消化するとともに、殺菌する役割もあります。

ところが、アルカリイオンによって胃酸が中和されれば、殺菌効果はなくなってしまい、
O-157の感染が拡大し集団食中毒が起こってしまったと考えられているのです。

アルカリイオン水は、水素水と別物のように思えます。
しかしアルカリイオン水に含まれるアルカリイオンとは、基本的に水素のことを指します。

現在『水素水』と呼ばれるものに比べて水素分子の濃度には差があるものの、
アルカリイオン水と水素水は根本的には同質のもの。

以上のことから、水素水を飲むことで胃酸が中和され、ウイルス性の病気に弱くなることも予想できるのです。

結論:水素水に効果があるとは考えづらい

というわけで、以上3つを踏まえての結論はこうです。

水素水は効果があるとは考えにくい。

飲料水に関しては過去にも色々な製品が出てきましたが、
結局生き残っているのは浄水器やペットボトル(ミネラルウォーター)くらいです。

両者に共通するのは、自然の状態の水であるということ。

浄水器は水道水に含まれる不純物をフィルターで取り除くという方法を取っていますが、
これは地層によって水がろ過される過程と同じ。
ミネラルウオーターは湧き水や雪解け水を直接くみ上げたものなので、言わずもがなです。

しかし、水素水という水は自然界には存在しません。

僕は、体に入れるものは自然のままのものであることが最も大事だと思っています。
そういう意味でも、水素水には効果があるとはどうも考えづらいのです。

まとめ

いかがでしょうか?

ニセ科学とまではいきませんが、やはり水素水の効果には疑問があります。

体に入れるものは自然のままに。
僕たち大人はもちろん、子どもに対してはより気を遣いたいものですね。

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キニナル編集部
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